沈黙の春

本ブログの避難用ブログです。

121211_村田光平氏から「4号機の燃料貯蔵プールへ冷却水を送るポンプが故障」

2012-12-13 02:15:22 | 原発関連
の報に関する岩上安身連投まとめ

村田光平元駐スイス大使から、先ほどメールで驚くべき情報が届けられた。

福島第一原発4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、秘かに復旧作業をしているという。村田氏ご本人に電話で確認の上
、以下、全文を明らかにする。.


続き2。以下、村田元駐スイス大使からのメール全文公開。「岩上安身様 9日に寄せられた下記の情報をお届けいたします。
(9日に寄せられた情報)「4号機だが…、何日か前から、燃料貯蔵プールに冷却水を送るポンプが故障ぎみだったが
、ついに昨日、故障してしまった、と。….



続き3 「 …そのため緊急招集がかけられ、作業員が懸命にポンプの交換作業をしているが、
あと2~3日はかかるそうだ。(臨時の作業員が南の方から[夜間も]ヘリで運ばれてきている、と。)…」.


.続き4 「…上の作業員の話では、4号機の燃料貯蔵プールを補強したコンクリートがボロボロに傷んできていて、
「危険な状態」になっているそうだ」(ここまでが9日に村田光平元駐スイス大使に寄せられたという
情報の引用。以下は村田元大使から私宛のメール)….



続き5 「…『東北エンタープライズ』の名嘉会長に電話したところ故障の事実を認めました

。復旧に2,3日もかからないのではないかとの意見でした。4号機の冷却装置は故障中との情報を
大島賢三原子力規制委員に伝えたところ9日5時すぎより東電が現地に確認したと して…」.



続き6 「…状況は十分コントロールされているとの報告がありました。
本11日午後、名嘉会長及び大島規制委員と連絡を取り4号機冷却装置の故障の復旧 を確認いたしました。
なぜ報道されなかったのか、地元への通報の有無を含め問題が残されました。…」.


.続き7 「…また、大手企業の元幹部の次のような見解は傾聴に値します。『心配していた事態が
起こったようですね。ポンプの故障だけならまだ愁眉を開けるかもしれませんが、
4号機の支持基盤が目に見えない所で毀損していると事態は深刻になりそうです。…」.

.
続き8 「……M≒8の余震が起こる可能性も指摘されているので、この問題は官民ともしっかりフォロー
してもらいたいと思います。
昨今敦賀原発の活断層と絡んで、休炉・廃炉さえすれば問題が解決するかのごとき論調が、
政治家やメディアの間で出回っているので、余計心配になります。…」.


.続き9 「……ご活躍をお祈り致します。村田光平」。このメールを受け取ったあと
、村田元大使に電話してお話をうかがった。以下、村田元大使の話。「この情報は、
各全国紙の編集局長各氏、NHKの編集局長ら、主要なマスコミのキーパーソンにはみんな送ったのですが、
すべて黙殺です。…」.



続き10 「…どこのマスコミも報じない。驚きました。まだ、原子力独裁は続いているのですね
。福島県庁の災害本部の課長にも電話しましたが、4号機プールの冷却水ポンプ故障の件は知らない様子でした。
地元福島への通報はなされていないようです。メールは全文公開してくださって結構です」

いきなり最終処分場候補地に選ばれた高萩市

2012-09-29 12:13:38 | 原発関連


高萩市民、反対相次ぐ 指定廃棄物で意見交換会

意見交換会で説明する高萩市の草間吉夫市長=28日午後、茨城県高萩市


 東京電力福島第1原発事故により茨城県内で発生した「指定廃棄物」の最終処分場候補地に選ばれた同県高萩市で28日夜、草間吉夫市長と市民の意見交換会が開かれ、市民から反対意見が相次いだ。

 意見交換会では、草間市長が候補地に選ばれたことを報告。その上で「指定廃棄物は安全とは言えず、風評被害の恐れもある」と述べ、受け入れ反対の姿勢をあらためて示した。

 会には約150人が参加。市民からは「市が一丸となり反対運動に取り組むべきだ」「同じ候補地の栃木県矢板市や近隣自治体と連携を」などの声が出た。

台湾の島、高い放射線量 原発の廃棄物施設影響か 桜美林大、首都大学東京、琉球大調査

2012-09-29 10:09:39 | 原発関連
こちらのニュースから

原発などから出た低レベル放射性廃棄物の貯蔵施設がある台湾南東部の蘭嶼(らんしょ)島で、放射線量が比較的高い地点があることを確認したと、桜美林大などの調査チームが27日、都内で開いた報告会で発表した。施設はずさんな管理が指摘されており、チームは詳しい調査の必要性を強調した。

 過去に津波に襲われた可能性を示す痕跡も見つかり、中生勝美(なかお・かつみ)・桜美林大教授は「津波で放射性物質が海に流出する恐れもある」と話した。

 調査は8~9月に実施。島の北部の集落で、道路上の1カ所(地上約15センチ)で毎時67マイクロシーベルトを記録した。ずっといると1日で1ミリシーベルトを超える計算になる。ほかにも1~2マイクロシーベルト程度の場所があった。

 貯蔵施設は島の南端にあるが、風の影響で北部まで放射性物質が運ばれたり、過去に人為的に持ち込まれたりした可能性があるという。

 地層調査では、海から運ばれたとみられる細かい砂が複数の層になっているのが見つかった。津波か大型台風の波で運ばれたと考えられる。

 施設は海抜約5メートルに位置し、高さ約5メートルの防波堤がある。だが、門は鉄柵で津波が入るのを防げない構造。防波堤の強度にも問題があるという。

 蘭嶼島には主に先住民が暮らす。施設は、住民に知らされないまま建設され、ドラム缶約10万本が搬入された、住民の反対で1996年からは新規搬入はない。施設では、壊れたドラム缶から別のドラム缶に中身を手作業で移し替えていたなどと指摘されている。

 調査チームには首都大学東京と琉球大も参加した。

 (共同通信)

最終処分場 13カ所から絞り込み 現地確認経て高萩に

2012-09-29 00:10:31 | 原発関連
東京新聞




高萩は本当に適地なのか-。指定廃棄物の最終処分場の候補地選定をめぐり、環境省の担当者は二十七日、県庁で会見し、県内の選考過程を説明した。


 それによると、選定に当たり、地形勾配が10~15%以下、一・一~一・五ヘクタールのまとまった国有地を確保できる北茨城、高萩、常陸太田、日立、笠間の五市から十三カ所を選んだ。現地確認などして北茨城市と高萩市に絞ったが、北茨城については候補地に向かう林道は県立公園の特別地区を通過するうえ、湿地性植物が多数生息する亀谷地湿原に隣接するため見合わせた。


 反発を強める高萩市民に、環境省の担当者は「百年、二百年の耐久性があるコンクリートの二重構造。水も外に出さない」と安全性を強調し、厳格な線量検査も約束した。


 候補地選定を伝えられた橋本昌知事は二十七日取材に応じ、指定廃棄物の保管は必要との立場を示しつつも環境省の手法を「もう少し(地元調整など)丁寧なやり方があったのでは」と指摘。「高萩市長も自分のところに(指定廃棄物が)あまりないので選定に驚いたのではないか。(観光など)他の面で(原発事故の)風評被害も受けている」と気遣った。 (井上靖史)







原子力規制庁にしんぶん赤旗の記者会見参加を断った経緯を聞いてみた

2012-09-28 23:04:37 | 原発関連
9月26日、しんぶん赤旗の「原子力規制委が取材規制( http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-09-26/2012092614_03_1.html )」という記事が2000以上のツイート、200以上のはてなブックマークを集めるなど、ネット上で非常に大きな注目を集めました。

 記事によると「原子力規制委員会が毎週1回開く委員会終了後の記者会見について、同委員会の実務を担当する原子力規制庁の広報担当者は『特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく』などとして、『しんぶん赤旗』を排除する方針を25日、明らかにしました」ということです。

 官公庁の記者会見については多くの場合、日本新聞協会などの団体に加入していることが参加の条件になっていることが多いです。そういう条件とは別に、機関紙だから参加を断られるということが本当にあるならば異例の話。そこでこの背景にどのようなことがあったのか、原子力委員会の事務局である原子力規制庁広報課のサノさんに、9月27日に尋ねてみました。

――9月26日の田中俊一委員長の定例記者会見にしんぶん赤旗の記者の出席が認められなかったという報道がありましたが、これは事実ですか?

:サノ はい、事実です。

――参加を認めなかった経緯を教えてください。

:サノ まず(記者会見参加)登録の連絡をいただきまして、私たちの方で決めている情報提供に関する内部規定をもとに判断したところ、それに当たらないと考えたので、お断りさせていただいたということです。

 その内部規約というのは「報道機関への情報提供」という資料( http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0001_02.pdf#page=17 )になっていて、その2番に「記者会見等に参加を求める報道機関の範囲は次の通りとする」と書いてありまして、それらには当たらないと考えたので、お断りさせていただきました。

――資料の報道機関の範囲というのはどのような経緯から決められたのですか?

:サノ 東京電力と文部科学省、原子力安全・保安院と原子力安全委員会とで行っていた統合会見の実施形態に合わせています。

――しんぶん赤旗はその統合会見には入れていたのでしょうか

:サノ もともと入れていません。

――もともと入れていなくて、今回もう1回お願いしてダメだったという形ですか。

:サノ そうです。

――国会事故調の報告書( http://naiic.go.jp/report/ )では、規制機関が被規制側の勢力に実質的に支配されてしまうような状況であったことが指摘されていました。閉鎖的な仕組みがあったことが一因とも言われており、原子力規制庁には閉鎖的な部分を打破する役割も求められていると思います。そこで、もう少し範囲を広げてもいいのではないかと私は思うのですが、いかがですか。

:サノ そういう意味においては、共同記者会見もそうですが、そのほかの会見も委員会の様子も全部YouTubeで公開しています。一切の情報を流していますので、それは新しい試みですし、情報の透明性ということで工夫しているという現状です。

――でも、質問はできないですよね。

:サノ 新聞では「原子力安全委員会の記者会見でしんぶん赤旗が質問できていたのに、こちらではできなかった」と書いてあったのですが、それは原子力安全委員会が終わった後にぶら下がりというか突撃という形で質問していたものです。

 そうしたものに関しては事務方としても一般の方のご質問は受け付けていますので、そういった意味では質問ができないという状況にはありません。

――そこまでして取材したいというメディアはかなり真摯なメディアのようにも思うのですが、その参加を認めるというのはダメなのでしょうか。

:サノ そういった質問はしんぶん赤旗からは、こちらにはされていないんですよ。
されていない状況なので、そこは判断できません。

――資料で報道機関の範囲が決められていますが、これとは別に「機関紙が記者会見に入れるようになると、政治からの独立が少し怪しくなる」と田中委員長がおっしゃったと報道されています。

その発言と資料の内容には齟齬があると思うんですね。「政治からの独立が少し怪しくなる」という観点から報道機関の範囲を決めるのなら、資料の方にそう書けばいいと思うのですが、そうではないですよね。

:サノ そこは一部混ざっていて、田中委員長は記者会見で「個人的にこの対応についてどう思うか」と質問された時、「個人的には政治からの独立性を担保しなければいけないので、そういうことになるのではないかと思う」という風に感想を述べられまして、これは別に原子力規制委員会としての決定事項ではありません。

「個人的な感想をお願いします」と記者から問われていたので、委員長が個人的な感想を述べているんですね。

 (結果として今回の記者会見に)機関紙をお断りしたというのに関しては、事務方の判断ではあります。

もちろん委員長にも確認をとっていますが、それは今回の会見場はそんなに広いスペースではないので、
どこかで範囲を限定せざるを得ない。その際にどういうプレスを対象としようかと考えた時、
資料に書いてある今回の条件が上がってきたんです。


 機関紙でも機関紙の範囲はいっぱいありますので、例えば資料で挙げた団体のどれかに所属していて機関紙であれば、
(記者会見参加を)認めさせていただくということになると思います。

――ということはしんぶん赤旗でも日本新聞協会に加入したりすれば普通に参加できるということですか。

:サノ もちろんです。

――しんぶん赤旗の記者で日本外国特派員協会の会員の人がいれば、その人も入っていいと。

:サノ はい、もちろん。

――この報道機関の範囲の制限というのは、これでずっといくと考えていいですか。
:サノ そうですね、一度決めているので。委員会の判断次第なので私たちは何とも言えないですが、そんなに定期的に見直しが行われるようなものではありません。
「Business Media 誠」のココだけの話 「原子力規制庁にしんぶん赤旗の記者会見参加を断った経緯を聞いてみた」より


http://news.nicovideo.jp/watch/nw384590