沈黙の春

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スカイツリー強風に弱い?

2012-05-23 23:41:34 | 気象

スカイツリーEV 強風で一部停止 (5月22日 19時20分)

スカイツリー 強風への対策は (5月23日 19時11分)

東京スカイツリーの高層部分のエレベーターは、22日、強風による建物の揺れで支障が出ないよう、営業途中で運転が取りやめられました。
運営会社では、「お客様には、できるだけ早く情報を伝えられるようにしたい。景色も楽しんでもらいたいが安全・安心を第一と考えているので理解していただきたい」と話しています。

 

高層エレベーターの安全対策は

建物の揺れに対する高層エレベーターの安全対策については、日本エレベーター協会と日本建築設備・昇降機センターが指針を設けています。
この指針は、高さ120メートルを超える建物について設けられたもので、建物全体がゆっくりと揺れる長周期地震動を検知した場合、エレベーターをつっているロープが何かに引っかかったり、ロープどうしがぶつかったりしないよう、運転を制御するシステムを備えるよう定めています。
この指針は、地震を想定して定められたもので、今回のような風による揺れを想定した指針はなく、それぞれの事業者に安全対策は任されているということです。

スカイツリーのエレベーター

東京スカイツリーには、地上と高さ350メートルの第1展望台「天望デッキ」を結ぶ低層部分のエレベーターが4基、「天望デッキ」と高さ450メートルの第2展望台「天望回廊」を結ぶ高層部分のエレベーターが2基設けられていて、いずれも40人乗りです。
低層部分のエレベーターは、ツリーの中心から南向きに4基並んで設けられ、地上と第1展望台の間の330メートルをおよそ50秒で結んでいます。
速さは最大で分速600メートルと、通常のビルのエレベーターのおよそ10倍です。
一方、高層部分のエレベーターは中心から北向きに設けられ、第1展望台と第2展望台の間の100メートルをおよそ30秒で結んでいます。
スカイツリーを運営する会社によりますと、このほかにも従業員などが使う業務用のエレベーターが2基設けられていて、火災や地震などの際には非常用のエレベーターとして使用するということです。

スカイツリーのエレベーターが止まる場合

スカイツリーの運営会社とエレベーターのメーカーによりますと、ツリーのエレベーターは一定以上の風や風向きによって自動的に停止したり、ゆっくり動いたりするようになっています。
これは、強風でツリーの建物が揺れることで、エレベーターをつっているワイヤーが何かに引っかかったりする危険があるからで、エレベーターの外に設けられた揺れを感知する計器が作動する仕組みです。
運営会社では、自動的に停止しない場合でも、風速30メートルを超えた場合は運転を停止するという基準を定めています。
22日は、この風速を超えていませんでしたが、風速15メートル以上の強い風が続くとみられたため、乗客の安全を考慮して自主的にエレベーターを停止したということです。
一方、運営会社によりますと、風速30メートル以下の場合でも、風の強さや風向きによってはエレベーターの揺れを感知する計器が作動する可能性があるということです。
どの程度の風速やどんな風向きの場合に計器が作動するかは、まだ、はっきりしていないということで、開業前にも高層部分のエレベーターが風によって全部、または一部止まることがあったということです。
運営会社では、今後、経験を積み重ねてエレベーターを止める基準を明確にしていきたいとしています。
また、運営会社では、ツリーの来場者に配るパンフレットに強風や天候などによってはエレベーターが止まることを記載していますが、今後の対応について、「お客様にはできるだけ早く情報を伝えられるようにしたい。景色も楽しんでもらいたいが、安全・安心を第一と考えているので理解していただきたい」と話しています。

ちなみに東京タワーでは

東京タワーの運営会社によりますと、タワーの地上150メートルの「大展望台」と地上250メートルの「特別展望台」を結ぶ高層エレベーターは、風速15メートル以上で速度を落として運転し、風速20メートル以上では運転を見合わせるという安全基準が独自に定められています。
台風の接近などに伴う強風で年に20回程度、運転が見合わせられるということです

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120523/k10015329361000.html


太陽で「スーパーフレア」の可能性

2012-05-17 18:21:42 | 気象

 

2012年5月17日 02時10分

 「太陽型星」でスーパーフレア(中央右下の白い部分)が起こる場合の想像図(京都大付属天文台提供)

写真

 超巨大な爆発現象「スーパーフレア」が、太陽の表面で起こるかもしれないとの解析結果を京都大付属天文台のグループがまとめ、16日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 太陽では、太陽系最大の爆発現象とされる通常のフレアが起きており、その際に生じる磁気嵐で通信障害や停電などが発生している。

 スーパーフレアは、放出されるエネルギーが太陽フレアのうち最大級のものの10~100万倍に達する。太陽でスーパーフレアは起きないという通説に疑義を唱える結果で、グループは「起きれば地球は大きな被害を受けると予想され、研究を進めたい」としている。