数時間で“メルトダウン” 最悪の事態試算(2012/07/13 11:00) |
東通村の東北電力東通原発1号機について、フル稼働中に東京電力福島第1原発事故のような最悪の事態に陥った場合、数時間で炉心溶融(メルトダウン)が始まる可能性があることが12日、東北電への取材で分かった。 600体の使用済み核燃料が保管されている使用済み核燃料貯蔵プールは、全ての電源と冷却機能を失うと約10日でプールが沸騰、約50日で燃料が露出する恐れがあるという。東北電がこうした試算を明らかにしたのは初めて。 http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/07/13/new1207131101.htm
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東北電・東通原発の3断層 きょうから追加調査
東北電力東通原発(青森県東通村)の敷地内にある断層の活動性をめぐり、経済産業省原子力安全・保安院が再調査の必要性を指摘したことを受け、東北電は9日、追加調査を10日に始めると発表した。調査は11月までかかる予定。
対象は、原子炉建屋の南2~2.5キロ地点にある断層と小断層に加え、同社が独自に調べる別の小断層の計3断層。
地質を調べるために溝を掘るトレンチ調査を3断層全てで実施するほか、
二つの小断層では、ボーリング調査とレーダーなどによる地中探査を行う。
地下10メートルの地表付近から地下1000メートル地点までを調査範囲とする。
東北電は地質データの再解析やボーリング調査に基づき
、3月に「活断層ではない」との結論をまとめたが、
5月にあった国の有識者会議で調査不足を指摘する意見が相次いでいた。