沈黙の春

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大飯原発の敷地を横切る断層をなぜ再調査しないのか?

2012-07-18 21:42:56 | 原発関連

活断層を正しく評価しなければ原発の安全性は担保できない 大飯原発の敷地を横切る断層をなぜ再調査しないのか? 変動地形学専門家・渡辺満久さん

By actio_edit On 2012年7月18日· Leave a Comment · In インタビュー

野田首相は大飯原発再稼働にあたって「安全性を確認した」と語ったが、その直下に活断層があると指摘されている。この断層の再調査を訴える変動地形学の専門家・渡辺満久さんに話を聞いた。(聞き手=温井立央)

プロフィール▼渡辺満久(わたなべ・みつひさ)
新潟県生まれ。東洋大学社会学部教授。東京大学 理学系研究科地理学専攻博士課程修了。理学博士。 専門は地形学(変動地形学)。共著に『新編 日本の活断層』(東大出版会)、『都市圏活断層図』(国土地理院)、「活断層地形判読−空中写真による活断層の認定」(古今書院)など

<原子力施設で横行する活断層の値切り>

 どのくらいの規模の活断層がどこにあるかを見極める専門家は、地震学者ではなくて地形学者です。その中でまともに現在の原子力行政に異論を唱えているのは、中田高さんと鈴木康弘さんと私の3人ぐらいしかいません。

 その上で、私の立場をはっきりさせておきたいのですが、私は何が何でも原発を止めろとは思っていません。安全性がまったく担保されていないことが問題だと考えています。

 日本にある原子力施設の中で、心配すべき活断層が近くにないと考えられるのは、私たちが見る限り玄海原発だけです。川内原発は、少し離れた場所に活断層があります。その他のすべての原発は直近に活断層があり、しかもその断層の長さを実際よりも短く評価しています。その結果、想定すべき震度が小さく見積もられていますので安全性に問題があると考えられます。

 このなかには、なんと敷地内に活断層がある原子力施設もあります。心配しているのは、若狭にある4つの原発(敦賀、美浜、もんじゅ、大飯)と静岡の浜岡原発、下北半島の東通原発、六ヶ所村再処理工場です。敦賀、浜岡、東通、六ヶ所は、活断層が確実に原子炉もしくは施設の下にあると考えられます。これらは早急に確認が必要です。

 敷地内に活断層があると何が問題なのか。第一には、活断層によって非常に大きな地震の揺れが起きますが、その大きさが想定されないことです。活断層の長さは地震の規模に関わってきますが、原子力施設設置に際してはやたらと短く見積もられます。

 これを私たちは「値切り」と言っています。活断層の存在そのものが無視されたり、長さが値切られますので、地震動が正しく評価されず、耐震性が欠如する非常に大きな問題となります。

 こうした指摘に対して、「ストレステストで2倍安全裕度をみているから大丈夫だ」とおっしゃる方がいますが、値切りが甚だしい場合には地震の大きさを100分の1ぐらいに過小評価している場合があるので、2倍の裕度ぐらいでは無意味です。さらに活断層の存在そのものを無視しているケースもあるわけですから。

 第二の問題は、活断層による地盤のずれです。これは耐震性とは関係のない被害です。たとえば台湾では活断層の真上にあったマンションが、揺れ自体で倒れなくとも地盤のずれによって破壊されました。

 同じように原子力施設の建屋も耐えられないと思います。原子炉自体は丈夫に作られていても、中の配管が破壊されれば大変な事態になる。断層の上にある建物がずれた時の被害は甚大です。活断層の上にある原子力施設は、そもそも建ててはいけない場所につくられているわけです。

(続きは本誌1328号でご覧ください)


東京の人口、2100年に半減の713万人 都が初試算

2012-07-18 14:56:29 | 日本

東京の人口、2100年に半減の713万人 都が初試算

2012/7/17 21:06
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 東京都は2100年までの人口予測をまとめた。総人口は20年の約1335万人をピークに減少に転じ、70年に1000万人を割る。2100年には約713万人となり、10年実績(約1316万人)から約46%減少する。都が21世紀末までの人口を推計するのは今回が初めて。

 65歳以上の高齢者人口は現在の27歳が65歳になる50年にピークを迎える。約442万人となり、10年実績(約268万人)の約1.6倍になる。都の猪倉雅生・区市町村制度担当課長は「50年に向けて、受け皿となる介護施設の整備を急ぐ必要がある」と話している。

 ここから高齢者人口も減少に転じ、2100年には約327万人となる。それでも10年実績の高齢者数に比べれば約2割多い水準だ。

 10年実績では65歳以上の人口は総人口の約20%。現役世代は約898万人と約68%を占める。これに対し、2100年の65歳以上の人口は総人口の約46%に達し、15~64歳の生産年齢人口も約47%の約331万人になる見通しだ。

 現在の高齢者1人を現役世代3人で支える「騎馬戦」の構図から、100年後は高齢者1人を現役世代1人が支える「肩車」の時代になるとの通説を裏付けた。

 今回の推計は東京の将来の自治のあるべき姿を探る都と区市町村、有識者による「東京の自治のあり方研究会」がまとめた。

<form id="JSID_formKIJIToolBottom" class="cmn-form_area JSID_optForm_utoken" action="/async/usync.do/?sv=NX" method="post">総人口、過去最大の25万9千人減 1億2779万人に (2012/4/17 20:25)</form>

志賀原発:直下に活断層か、廃炉可能性も 保安院調査

2012-07-18 07:46:46 | 原発関連

北陸電力志賀原発1号機の直下を走る断層が、13万〜12万年前以降に動いた活断層である可能性が高いことが16日、経済産業省原子力安全・保安院の調査で分かった。

国の原発耐震指針では、こうした新しい断層を原発の耐震設計上、考慮するよう定めている。

 国は活断層の真上に原子炉など重要な施設を設置してはならないとしており、活断層と確認されれば志賀原発は「立地不適格」となる可能性もある。

保安院は17日に専門家会議を開き、現地での再調査の必要性について検討する方針。

 活断層の可能性が指摘されたのは敷地内で南東−北西方向に走る「S−1断層」。(共同)

http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120717k0000m040109000c


アサド政権、化学兵器使用の恐れ=亡命の前大使が警告-シリア

2012-07-18 00:43:26 | 政治、法律など

ロンドンAFP=時事】

シリアのアサド政権から離脱して亡命したファレス前駐イラク大使は16日、

英BBC放送に対し、アサド大統領が反体制派勢力に化学兵器を

使用する恐れがあると警告した。


 カタールに逃れているファレス氏は、アサド政権の崩壊は近いとの見方を表明。

その上で、アサド大統領は権力の座にとどまるため

「シリア国民全体を絶滅させる」覚悟があるだろうと述べた。

(2012/07/17-14:26)

シリア クラスター爆弾使用か

7月13日 12時50分

シリア政府軍が、戦闘に加わっていない一般の人々にも大きな被害を与えることから禁止条約が発効しているクラスター爆弾を使っている疑いが浮上し、確認されれば、アサド政権に対する国際的な批判がさらに高まりそうです。

クラスター爆弾は、1つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散るもので、小型爆弾の一部が不発弾として残り、これに一般の人が触れて爆発し、大きな被害が出るケースが後を絶ちません。
このため、おととしには、大量に保有するアメリカやロシアなどは加わらなかったものの、クラスター爆弾をほぼ全廃させる禁止条約が発効しています。


国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、12日、シリア中部のハマ近郊で撮影された爆弾の映像を分析した結果、「クラスター爆弾の小型爆弾だ」と発表しました。


そして、「ハマ周辺では最近、政府軍の戦闘機が旋回し、また、ロケット砲などで頻繁に攻撃しており、クラスター爆弾を使ったのは政府軍とみられる」と指摘しました。


シリア政府軍がクラスター爆弾を使ったとすれば、去年3月に反政府デモが始まってから初めてだということで、確認されれば、アサド政権への国際的な批判がさらに高まりそうです。
これについて反政府勢力の1つは、NHKに対し「政府軍は、ハマ以外の地域でもクラスター爆弾を使い始めたという情報があり、ますます市民の犠牲が増えるだろう」と話しています。