沈黙の春

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国会事故調 報告書

2012-07-05 20:16:40 | 原発関連

[NEW] 国会事故調 報告書が公表されました。ダウンロードはこちらから。

国会事故調の報告書が衆議院・参議院議長に提出されました。
報告書ダウンロードはこちらから

 

報告書は、こちらのスライドシェアからもご覧いただけます。

ダイジェスト版 (pdf 0.8MB)
要約版 (pdf 1.6MB)
本編 (12MB)
参考資料 (5.8MB)
会議録 (38MB)
Executive summary (English Version) (pdf 10MB)

東京電力福島第一原子力発電所の事故原因などの解明に取り組んできた、国会の原発事故調査委員会は、5日午前の委員会で、当時の総理大臣官邸が事故対応に介入を繰り返し、指揮命令系統を混乱させた、などと指摘した報告書を取りまとめました。
委員会は、午後、報告書を衆参両院の議長に提出したあと公表することにしています。

国会の原発事故調査委員会は、福島第一原子力発電所の事故原因などを解明するため、去年12月に設置され、菅前総理大臣や東京電力の清水元社長らを参考人として招致するなどして、半年間にわたって調査を続けてきました。
5日、国会内で開かれた20回目の委員会で、黒川委員長は「短期間だったが徹底した調査、検証を行ってきた。38人の参考人に聴取を行い、作業チームで延べ1167人、900時間を超えるヒアリングを行った」と述べました。
そのうえで、黒川委員長は「報告書の提言を踏まえ、不断の努力を尽くすことが、国会議員、国会、国民の使命であると確信している。報告書が被災された方の役に立つように祈っている」と述べました。
そして、委員全員が報告書の内容を了承し、およそ600ページに及ぶ報告書を取りまとめました。
報告書では、事故当時の総理大臣官邸の対応について、事故対応に介入を繰り返し、指揮命令系統を混乱させたなどと指摘しているほか、確実な情報のみを発信したことが住民避難に混乱を引き起こしたなどとする見解が示されています。
委員会は、午後、報告書を衆参両院の議長に提出したあと公表することにしています。

 
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福島第2原発廃炉の可能性も-東電会長、初めて示唆

2012-07-05 17:18:31 | 原発関連

【楢葉町(福島県)】東京電力は4日、東日本大震災で事故を起こしたを福島第1原子力発電所から10キロ離れた第2原発を廃棄する可能性を初めて示唆した。

http://jp.wsj.com/Japan/node_472464?mod=WSJFeatures

 第1原発を視察した東電の下河辺和彦会長は、第2原発に対する地元の根強い反対意見を「受け止める」と述べた。第2原発は2011年3月11日の大地震と津波で被害を受けたが、第1原発のような原子炉のメルトダウン(炉心溶融)は免れた。

 下河辺会長は視察終了にあたり、同行した記者団と会見し、「複数の地元首長から第二を含め、きっちりした廃炉を要望する申し出を受けた」と述べ、「そのような気持ちで思う人があることは受け止める」と語った。

 同席した東電の広瀬直己社長は、第2原発を廃棄するかどうかは「国民の議論、地元の声、それらを踏まえて考えなければいけない」と述べた。下河辺会長と広瀬社長は、まだ決定は一切していないと強調した。両氏はともに6月に就任した。

 福島第2原発を放棄する場合、資金難の東電にとって難しい選択になる。東電は債務超過状態を回避するため政府から1兆円の資金を受け取る。政府は福島第1原発事故の被害者に対する賠償金支払いを肩代わりしたが、東電は第1原発の安定化と廃炉に伴う費用のほか、失われた発電能力を補うため新たな火力発電所のコストを担わねばならない。

 第2原発の原子炉は比較的新しく、建設してから25~30年にとどまっている。同原発を廃棄する場合、東電には資産償却や廃炉費用で2000億円以上の負担がかかる、と経済産業省は推定している。

 こうした巨額の支出をすれば、2013年度に黒字化するとの東電の計画は頓挫し、日々の操業のため不可欠な銀行融資も危うくなりかねない。下河辺会長は、こうした潜在的な資金負担にどう対応するのか言及しなかった。

 それでも外部の大半の専門家は、福島第1原発事故のあと福島県民の多くが原子力に反感を募らせているだけに、第2原発の再稼働は困難だろうとみている。日本原子力研究開発機構で以前上級研究主席を務めていた田辺文也氏は、日本の電力需要が将来減少すると予想されるため、第2原発を再稼働する正当性はほとんどないとしている。


過去の膨大なツイートをIT業者に売る ツイッター社の「商法」に疑問の声

2012-07-05 15:13:47 | SNS

米ツイッター社が、利用者の過去のツイート(つぶやき内容)を英IT業者に販売している。業者は、ツイートを分析してマーケティングなどに活用したい顧客に向けて、必要な情報を抜き出すサービスを始めた。

現在では、全世界で1日に3億件を超えるツイートが飛び交う。これまでに蓄積された「ビッグデータ」を商売道具とするツイッター社には、批判的な意見も上がっている。

過去のツイートは消滅せず、すべて記録が残っている


1日3億4000万個ものツイートが飛び交う
 

英データシフト社は2012年2月28日、ツイッター社から2010年1月以降2年分のツイート内容の提供を受け、それに基づいた「データセット」の販売を開始した。

ツイッター社の3月21日の公式発表では、頻繁にツイートを投稿する「アクティブユーザー」の数は1億4000万人に達し、1日3億4000万ものツイートが流れる。これまでに膨大な量が蓄積され、今も連日増え続けるツイートの中には、生の声ならではの有益な情報も少なくないだろう。

しかし、この「ビッグデータ」から必要情報だけを掘り起こすのは容易ではない。そこでデータシフト社が、ツイッター社からアクセスを許された過去の大量のツイートをベースに、顧客が欲しがる情報をフィルタリングして絞り込む。ある商品やサービスについて「肯定派」「否定派」のツイートに区分けしたり、「ファッション」「食」「金融」といったテーマごとに分類したりして提供するのだ。

ユーザーの過去のツイートは消滅しているわけではなく、すべて記録が残っている。個人レベルでも「トプシー(Topsy)」のような検索サービスや特定のアプリを使って、過去にさかのぼってツイートを探すのは可能だが、相当の時間と労力を覚悟しなければならない。有益な情報だけを効率よく抽出できるかも不透明だ。

最近は企業も、ビッグデータの活用に注目している。例えば小売業では、顧客にポイントカードを登録してもらう際に年齢や性別、住所を記入してもらい、そこから顧客ごとの購入履歴をためていく。集まった膨大なデータを解析するなかで、ある商品をどんな人が購入しているか特徴を把握する。ツイッターの場合はツイートそのものがビッグデータを形作るが、これはツイッター社自ら収集したというよりも、投稿者がツイートして「集まって来た」もの。ツイートを利用する権利はどうなっているのだろうか。

(続く)


ハッカーに興味13歳

2012-07-05 13:55:37 | 事件

13歳、PC強制終了させるウイルス作成…補導(読売新聞) - goo ニュース

コンピューターウイルスを作成したとして、京都府警は4日、東京都あきる野市の中学2年男子生徒(13)を補導し、不正指令電磁的記録作成(ウイルス作成)の非行事実で児童相談所に通告した。

 発表では、男子生徒は昨年8月5日、パソコンを強制終了させるウイルスを作成したとされる。非行事実を認めているという。

 男子生徒は、ハッカーが情報交換する会員制サイトを主宰していた。「ハッキングに興味があって勉強したいと思い、昨年8月にサイトを作った」と説明しているという。

 府警は、このサイトで技術指南をしていた東京都東大和市の建設作業員柴崎巧盟(こうめい)容疑者(23)も、パソコンのファイルを勝手に削除する別のウイルスを自宅のパソコンに保管した疑いで逮捕した。

これは良い方向に才能伸ばせば、凄いことに。


パレスチナ議長、アラファト氏の遺体解剖認める

2012-07-05 12:00:17 | 政治、法律など

http://jp.wsj.com/World/Europe/node_472520?mod=WSJFeatures

【ラマラ(ヨルダン川西岸)】パレスチナ自治政府のアッバス議長は4日、アラファト前議長の遺体の解剖に道を開いた。故アラファト氏のスーハ夫人は、スイスの研究所が同氏の持ち物から高レベルの放射性物質が検出されたのを受けて、遺体解剖を求めていた。

 アラファト氏は2004年11月11日、パリ郊外の軍病院で75歳で死去した。当時からその死因をめぐってさまざまな憶測が流れていたが、今回の出来事でこれが再燃した形だ。

 死亡した当時には解剖を拒否していたスーハ夫人は、スイスの研究所による所見を受けてこれを求めるようになった。放射性物質検出のニュースは、中東の衛星テレビ局アルジャジーラが最初に報じた。夫人は同局とのインタビューで、歯ブラシや毛皮の帽子などのアラファト氏の持ち物をなぜ8年近くたった今になって検査したのかについては説明しなかった。

 フランスの医師団は当時、アラファト氏はヨルダン川西岸でひどく体調を崩したあと、広範囲な脳出血で死んだと発表した。同国の医療記録によると、同氏は腸炎と黄疸、それに播種性血管内凝固症候群(DIC)を患っていた。しかし、この記録は何がDICをもたらしたかについては結論に至っていない。DICには炎症、大腸炎、肝臓疾患など多くの原因がある。AP通信の依頼でこの記録を見た外部の専門家も基本的な原因を特定することはできなかった。

 この不透明さを背景に、アラブ世界では同氏は和平条約の障害と見なしていたイスラエルによって殺されたとする見方が強まった。イスラエルはこれを強く否定した。

 スイス・ローザンヌ放射線物理研究所のボシュド所長は4日、AP通信に対して、同研究所はスーハ夫人がアラファト氏が死ぬ数日前に使っていたとしている持ち物を検査したと話した。夫人によると、これらの持ち物はアルジャジーラが今年初め、夫人の代理として同研究所にアプローチするまで、パリの弁護士事務所の安全な部屋に保管されていた。

 検査の結果、自然界にも存在する放射性物質ポロニウムが「極めて少量」(同所長)検出された。しかし、例えば、下着の尿のしみや患者衣の血痕から検出された量は、使われないままに同じバッグに入れられていた靴下などからの検出量を上回った。

 ポロニウムは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が06年に亡命先のロンドンで死亡した際に検出されたことで知られる。同氏はポロニウムが混ぜられた紅茶を飲んでいた。

 同所長によれば、アラファト氏が使っていた持ち物から検出されたポロニウムは100ミリベクレル以上で、一部の参考サンプルの約10ミリベクレルに比べて「高水準」だった。ただ、同所長は、これは必ずしもアラファト氏がポロニウムを盛られて死んだことを意味するものではないと述べた。その上で、「言えることは、説明のつかないレベルのポロニウムが検出され、これは明らかに毒殺の仮説につながるが、われわれの検査結果は毒殺を立証するものではないということだ」と語った。

 フランス軍のドニ・ギュティエール軍医は、アラファト氏が入院していた軍病院の医師がポロニウムについて検査したかどうか知らないと述べた。ただ、この病院からはローザンヌの研究所に何の資料も送っていないとし、検査された持ち物の信頼性に疑問を投げかけた。また、英リーズ大学の環境毒物学教授のアラステア・ヘイ氏は毒殺について調べるには骨髄と毛髪のサンプルの検査をすべきだとし、「検査された衣服の出所はよく分からず、あとで毒物が付けられたのかどうかも分からない。遺体の検査が必要だ」と話した。

 ただ、ボシュド所長は、アラファト氏の医療記録では骨髄は良好な状態で、リトビネンコ氏の場合のように脱毛症状もなかったとしている。

 さらに、ポロニウムは比較的短時間で分解するため、8年前のサンプルのポロニウムのほとんどはなくなってしまう。アラファト氏は死の直前の数日に容態が急激に悪化する前には短期間ながら改善しており、これも毒殺説と矛盾するかもしれない。

(AP通信)