「縦割り」情報迷走 福島原発政府事故調最終報告
◎県の広報、誤解広げる/双葉病院問題
政府の福島第1原発事故調査・検証委員会が23日公表した最終報告は、双葉病院(福島県大熊町)の患者が原発事故直後の救出過程で多数死亡した問題に触れ、県内部のコミュニケーション不足や関係機関との連携のまずさが被害を広げたと指摘した。病院が「患者を置き去りにした」と事実無根の非難を受けたことについても、「県が不適切な広報をして誤解を与えた」と認定した。(河北新報)
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◇「患者置き去り」と批判された双葉病院
・ <政府事故調>双葉病院「患者置き去り」は事実と反する - 毎日新聞(7月23日)
・ [社説]【政府事故調報告】県は真摯に耳を傾けよ - 福島民報(7月24日)
▽当初の報道や検証記事
・ 福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった - 絵文録ことのは(2011年3月20日)
・ 証言/福島・双葉病院の真相/「置き去り」誤解広まる - 情報独り歩き。河北新報(2011年12月22日)
◇政府事故調最終報告書、被災者らの反応
・ <政府事故調>原発誘致「後悔だけ」、福島の怒りと嘆き - 毎日新聞(7月23日)