日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

ライブにおける言葉遣い

2007-12-08 11:29:40 | 日本語
 12月は師走などというくらい教師が忙しいのに、おもしろそうなライブも目白押し。ほぼ週一で誰かのライブに行ってます。ライブ中のMCで話す言葉遣いに注目して見ると、大きく2種類があるな~ってことに気づいたのは昨日のこと(気づくの遅すぎ!)。

 タイプ1:です・ます体を多用し、やたら腰が低くあいさつするバンド。

今まで見たバンドは、圧倒的にタイプ1ですね。「お前らいくぞ!!」などと最初はタメ口をきいてみても、最終的には、「ほんまにありがとうございました。」と感謝するガガガSP。結局は好青年やな~と思ってしまいます。

 タイプ2:です・ます体を絶対に使わないバンド。

ぱっと見は、えらそうに見えてしまうのですが、ぶっきらぼうな感じが段々カッコよくなってきてカリスマになっていくのです。昨日見た、ピローズなんてのはまさにこのタイプ。ナガブチさん、エーちゃんなんかもこっちですね(ライブ見たことはないけど)。

 タイプ2は、実は戦略的に非常に難しいのです。昔いっしょにライブしたことがある某ビジュアル系バンドは、お客さんが3人しかいないのに、

 「お前ら、もっとこいよ!!」

などと連呼してて、なんだかかわいそうでした。


 です・ます体を使わないと、親近感が増すと言われますが、大事なのはタイミングとバランスですよね。

 これは本当に難しい。日本人でも、変換のスイッチに失敗してる人いっぱいいますよね~。

 来週の授業のテーマは、敬語なのだ。敬語の使用状況を伝えるのは本当に難しいなあ。

 本当に難しい。

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