日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

最古の言語について

2009-11-06 11:17:44 | 日本語教育
 ギリシャの歴史家ヘロドトスは『歴史』という書物で、古代エジプトのことをいろいろ記述しています。今だに岩波新書で読めますから、歴史マニアにはたまりません。その中で、最古の言語を調べるためにエジプト王プサンメティコスが行った実験を記述しています。

 生まれたての赤ん坊を2人、羊飼いにあずけて最初に発した言葉を記録せよというもの。その言葉が最古の言葉であるという仮説をもとに・・・。まあ、今から見ればアホみたいな実験ですが、なんとなく気持ちはわかるなあ。

 その赤ん坊たちは同時に「ベコス」としゃべったそうな。ヘロドトスはどうもお調子者だったようで、記述に尾ひれがついていることはよく指摘されています。いわゆる関西人的なサービス精神で、話を面白おかしくしてしまうんでしょう。そこは大変共感できるワタクシ。

 話がそれた!

「ベコス」というのはフリュギア語で「パン」の意味であり、最古の言語はフリュギア語であるという結論を出し、めでたしめでたし~ちゅうことですわ。

 話が変わって私の子供。最古の言語を話すなんて思っていなくても、最初に発話することばは何かな~ってずっと楽しみでした。そして先週末、待ちに待った最初の言葉を発したわけです!!!!!!!!

 「にゃーーーー」

ははははは、我々の先祖は猫だったのか~っていうことは、


 吾輩も猫である。

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