日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

邦楽の方角

2006-08-21 07:15:22 | 日本語
ちょっと誘われて、邦楽の演奏会に行って来ました。

テンテケテンテケ、お琴と尺八ばっかりやったらきっと眠いだろうと思っていたのに、最近は結構進化しているのです。例えば曲目、

 ホワイトフォレスト

 ブルーウインドウ

などというハイカラなタイトルなんですよ。びつくりです。しかも二本の尺八で違うメロディーをハモったりして、なんだか邦楽ではないみたい。これらは平成になってから作られた、邦楽の曲なんですって。もちろん、

 越後獅子

とかいう、いかにも「ザ 昭和!!」って感じの曲もありましたが、どんどん伝統芸能も進化していくのだなあと思ってしまいました。最後に出てきたおじさんなんか、尺八吹きながら、体を揺らしてリズムを取っていました。これは伝統的なスタイルからみると、御法度なんだそうな。

 尺八吹くときはじっとしとれい!!

みたいな規範があるんですって。最後のあいさつに出てきた人間国宝の方は、いろいろチクチク皮肉っていました。

 「ホワイトフォレストなんていわずに、白い森でえーやんか!!(本人は関西弁で言った訳じゃないんだケド)」

やっぱ、保守的なんですね~。

こんなところでも、外来語の問題が出ているのですね。


 僕はホワイトフォレスト好きだけどな~。

 
 ピロピロピピロピロピロってところが。
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 どんなメロディかわからへんのう。