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日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

なぜ人はあいさつをするのか?

2006-06-27 13:15:46 | 日本語教育
 「こんにちは」「おはよう」といったあいさつは一体、何のために行うのでしょうか?

 「自分が敵ではないことを示すため」という定義をしている人がいます(鈴木孝夫)。


 実は私は滋賀県の都会から田舎町に最近移り住んできました。一応某都市の郊外なんですが、郊外とは言え、ペットショップボーイズの「suburbyard」が似合うようなオシャレな町はずれではなくて、吉幾三の「オラ東京さ行くだ」が似合う田舎です。

 は~テレビもね~、ラジオもね~、車もそれほど走ってね~

 じいさんと、ばあさんが、数珠をあわせて空拝む!!
 

それはおいておいて、最近の物騒な事件を受けて、田舎の人々は不審者に超敏感になっております。児童を守ろうをスローガンにパトロールのおじいちゃんがウロウロしております。

 そんなところに現れた私。

 平日の昼間っからウロウロとし、(土日働いてるのよ)

 午前中に必ず集落を徘徊し、(朝の散歩やっちゅうねん)

 子供を見てはニタニタし、(微笑んでるだけ)

 ひげずらでジャージ(言い訳不可能)。 


 おもいっきり不審者ですよね。

 
 だから私は、大きな声であいさつしています。「おまえはガソリンスタンドのバイトか!!」ってくらいにハキハキとあいさつするのです。そう考えると、冒頭で紹介したあいさつの意義ってのはよくわかりますね~

 「僕はね、敵じゃないんだよ不審者でもないのです、たまたま土日働いて平日ぶらぶらするタイプのライフスタイルで、たまたま30すぎてても学生で、たまたまヒゲ面でジャージなのだ。・・・」

 な~んていう言い訳を一心に込めて、

 「おはようございます」

 って言うのだ。


 まあ、ヒゲくらいは剃ってから散歩しよっかな。

おいしそうですね

2006-06-25 17:27:57 | 日本語教育
「~そうです」という文型を勉強しました。たまたま教師控え室に写真教材があったので、ちょろっと使ってみようと取り出したのは・・・納豆の写真。


 「まずそうです」
 「まずそうです」
 「まずそうです」

おいおいおいおい、恐ろしいくらいみんなの意見が一致してるやんけ!!いつもまとまらないクラスなのに~~

 続いて取り出したのは・・・洋食の朝食の写真

 「おいしそうです」
 「おいしそうです」
 「おいしそうです」

こらこらこらこら、またまた一致してるやんけーー。どーでもいいところでは団結力のあるメンバーたち。

 次に取り出したのは、すきやきの写真。

 ・・・ボソリと・・・「安そうです」

え~~~!!!そりゃないでしょ~。結構いい肉使っているよ、この写真。写真用とはいえ結構見栄張ったはずなのに。実は、発話をした子は韓国の大金持ちの子で、真剣に言ってたみたいです。


 僕と仲良くしようね。


 あ~~~あ~~あ~~、小市民



クラス運営

2006-06-22 12:30:20 | 日本語教育
 前回、学級崩壊などというタイトルをつけたら、アクセスがぐぐぐーんと伸びました。もう一回同じタイトルをつけよっかと思ったけど、なんとなくやめてみました。

 僕が思うに・・・

 学級崩壊したクラスの担当は楽なんです。適当にグダグダしていれば時間が終わって授業は終了します。相手は大人なんです。やってることの無意味さはよーくわかっているはず。

 私には給料が入る。

 勉強しないで損するのは学生。

割り切ってしまえば、こんな楽なことはない。もちろん、みんなの気をひくための努力は一生懸命続けて行かねばならないんですけどね。それはちょっとだけしんどく、かつ、めんどい。

 逆に教師が本当にしんどいのは、・・・超ドまじめクラス。去年のいまごろ、私は中国の長春にいて、ものすごいまじめなクラスを担当していました。授業で一度教えたことは、ほぼ全員が暗記してくるのです。

 「先生、その単語はまだ習っていません。」

なんて発話を堂々と言ってくるのです。これはプレッシャーですよ。何よりも、みんなの努力に見合った授業準備をこっちもしなければならないという、ものすごい圧力がかかってきます。去年の今頃は、本当に四六時中授業準備のことを考えていました。

 それはそれで、しんどかったのです。

 ということで、崩壊クラスも優秀クラスも、一長一短ですね。やっぱみんなちがってみんないいんです。

 学級崩壊などとおおげさな言い方をしてますが、授業中歌を歌ったり、先生の指示を聞かなかったりするだけで、根はいい奴らなんですよ。

 みんなのよどばすぃかーめーら♪
 ↑
 ちょっと選曲は考えろよな~

学級崩壊

2006-06-20 19:55:10 | 日本語教育
 授業が成り立たないのです。今担当しているクラスは・・・。

 学生の質が悪い。

な~んて、言ってしまうのは簡単なこと。そりゃそうでしょう。今まで8年もやってきて、学級崩壊したことはさほどない(ちょっとはあるんかよ!)んだから、学生のあたりが悪いのです。現在、どの教師が入っても成立しないのですよ、いや、まじですって、マジマジ。言い訳がましいけど。

 だけどね~、こういう機会に自分のやり方や、システムを見直さねばなりませんね。今問題のクラスは欧米人のみのクラス。授業システムは、典型的な積み上げ式日本語学校的構造シラバス。簡単に言うと、昨日勉強したことを学生はしっかり覚えてきているという前提で、どんどん進んでいくという階段式授業。

 このやり方だと、今日新出の文型を勉強したら、その内容がどどどどーっと宿題に出ます。ヨーロッパの子って、日本語を教養としてとっているわけで、こんな形でがががががーって詰め込まれたら嫌がるのは当然ですねえ。

 例えるなら・・・

 B子さんは、韓流ブームに乗って、カルチャーセンターの朝鮮語講座を受けに行きました。行ってみたら、

 「毎日3時間授業に加えて、家で2時間分の宿題が出されて、前日の復習をしないと次の日はついていけない。」


 そんなん嫌やわ


 チャンドンゴンもペヨンジュンもどーでもよくなるっちゅう話ですわ。


 でもでもでもでも、それでも教師はなんとか授業を立て直さねばならないんですよね~。


 のらりくらりと・・・ここから私の真価が問われるのだ。


 やや後ろ向きにね、さりげなく。 

妻と奴隷 2

2006-06-13 10:10:34 | 日本語教育
 日本語の「主人」という言葉は、「夫」という意味と「あるじ」という意味の二つがある、そして女子学生がそれに切れた。なんて話を2回前のブログに書きました。

 日本語を批判されて、ちょっとくやしいから、英語を調べてみた。

husband:夫、(古英語)管理人

おうおうおうおう、英語も日本語と同じく、夫=管理人、つまり妻=奴隷なわけですよ!!人間社会なんて多かれ少なかれ男が威張ってて、何語であろうとたいした違いはないのです。

 でもでもでもでも、それをエレガントに授業中言えたらなあ・・・

 「なんで日本語ではhusband=ownerになるんですか、女は奴隷なの?!!」
 「まあまあ、確かに意味はそうですけどね・・・」

 「私はこんなbloody languageを学びたくないわ!!(まじでこういってた)」
 「英語だって昔はhusband=caretaker(管理人)だったのですよ。」「女性はマンションか別荘みたいに管理されているのですか?」


 な~んてね、サラリとかわせたらかっこいいのになあ。いつもぐだぐだやわ。

 男が管理するという発想は、女性を奴隷的に扱うというネガティブな捉え方もできるけど、家庭を守る義務を男性に与えるという捉え方もできます。そういう意味で、洋の東西を問わず、男は大黒柱という発想があったのですね。現在はどうであれ・・・
 
 そういうところで言語の普遍的な性質に興味を持ってくれたりしたらうれしいなあ。


 いかんせん、男はつらいよ。


 おい、さくら、タコ社長よんどくれ。←とらさんより
 

サッカーだぜ。

2006-06-12 09:16:11 | 日本語教育
とうとう今日は日本の試合ですねえ。どうなるのでしょうか。

私が現在担当しているクラスの一つに、一クラス3人という小クラスがあります。その三人は、アンゴラ人、ポーランド人、韓国人。なんと、ワールドカップの参加国ばかりなんですよねえ。

 ポーランドの子は、試合前日はソワソワして授業にならず、ポーランドがエクアドルに負けてしまうと、そのショックで学校を休みました。

 お前はハメハメハ大王か!!

 まあ、それだけワールドカップに熱中しているのです。昨日、アンゴラはポルトガルに負けてしまいました。きっと今日はアンゴラの子が荒れているのでしょう。ポルトガルは強いからねえ。  

 よきにつけわるきにつけ、ワールドカップは留学生たちのメンタルに影響を与えているのですよ。思わずポーランドやアンゴラ、韓国を応援してしまいます。

 お願いだから、僕の授業の前日に試合をしないでね。



 さ~て、いよいよ今日は日本戦。


 日本が負けたら、僕も学校を休むよん。

妻と奴隷

2006-06-08 17:49:11 | 日本語教育
 いつものように私のつまらないタラタラ授業をいつものようにグダグダ受けていた学生たちの1人が、あるフレーズに引っかかって、ムクムクっと手を上げたのです。そのフレーズとは・・・

 便利屋の主人

これだけじゃ、なんの話かわからないので、もっと詳しく話しますと、‘主人’という単語は「夫」という意味でみんなは覚えています。だけど、このフレーズでは「夫」ではなく、「あるじ」の意味ですよねえ。テキストにあるここの英語訳がまずかった。

 主人:owner

そりゃあ、気にいらないでしょうねえ。

 husband=owner

だなんて言われたら、wife(妻)はslave(奴隷)なのかよ!!って怒ってしまうのも無理はない。

とにかく、ヨーロッパのちょいとその手の問題にうるさい子たちは、えれー反応をしめします。

う~ん、日本語にもまだまだ封建主義の名残はあるねえ。


っていうか俺にきれるなよ!!


英語だって同じような例があるじゃないか!!とおたけびを上げてみたモノの・・・


いい例がみつからなかった。


うふふん。また今日もニガ笑い。


江戸時代の日本語教科書

2006-05-11 12:35:19 | 日本語教育
 ブラウンという人が書いた日本語の教科書が、今再販されており、それをみると江戸時代の言葉が見えてきておもしろいのです。

pencil      →  ふで
 
 a little rain  →  おしめり

 Thank you    →  かたじけない

う~ん、たしかにそうだ。そもそも当時の時点での日本語を体系的に記述しようなんていう試みは、外国人主導で行われていたんですねえ。以下のような指摘があがっています。


 日本語では数字の読みを日本式と中国式で行う。それらは状況によって使い分ける。

 日本式 ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ・・・
 
 中国式 いち に さん し ご ・・・


 日本語に触れた欧米人は、けったいな言語やなあと思ったんでしょうね。また、修得するのはきっと大変だったことでしょう。ブラウンの教科書を見ていると、日本語教育に関わっていた先達の苦労が思われます。

先達の開いた道があって、それが細々とつながり、今に至っているのです(しみじみ)。

 
 おつかれっす。

右脳派?

2006-05-08 14:14:39 | 日本語教育
 人間には2タイプあって、理論的にチマチマ考えるのが好きなタイプと、直感的に生きていくタイプ、な~んてのはよくよく言われる話です。右脳派と左脳派なんて言い方もあるみたいですが、言語の習得にはどっちが向いているのかなあ~と常々考えてしまいます。

 格助詞‘に’

 ふねに乗る。    対象
 学校に行く。    到達点
 ハイキングに行く。 目的
 彼にあげる。    →彼
 彼にもらう。    ←彼
 二時に会おう。   時間指定
 レストランにいる。 場所指定

こんなもん、いちいち理屈とか考えて暗記していたらやってられませんよ。一貫性がなさすぎる!だからといって、理論派はだめかというとそうでもなく、動詞の活用なんかは、理論的にカチカチ覚えないとどうしようもありません。

 つべこべ考えてみると、日本語の中には、助詞のように理屈じゃなくて、とにかく暗記しろ!!みたいな部分と、動詞の活用みたいに、なんとなくルールがあって、その理屈をマスターすれば使える部分とがある気がします。前者は直感的な人向け、後者は理論は向け。

 大切なのはバランスかと・・・


 言語学習は計画的に。

  

桶屋と箱屋

2006-04-29 10:37:50 | 日本語教育
 今使っている日本語の教材に、

 「風が吹けば桶屋がもうかる」

ということわざが出てきます。因果関係はめぐりめぐってひょんな結果をもたらすっちゅうような意味でしょうが、この因果関係はかなりあやしい。

 風が吹く→失明する人が出る→(そういった人の定番職業として)三味線を弾くようになる→その皮に使う猫が減る→ねずみが増える→桶をかじる

 風が吹くくらいで失明するか!!

な~んていうつまらんつっこみはおいておいて、あくまでこれはことわざです。江戸時代の読み物「東海道中膝栗毛」では、やじさんときたさんがある男に会います。その男は、

 「風が吹けば箱屋がもうかる」

というのを信じて、大風の季節に箱屋をはじめたが、まったく売れずに倒産するという話が出てきます。つまり、この時代は「桶屋」が「箱屋」だったんですねえ。どこでどう変わったか、桶になってしまったみたいです。

 確かに桶屋のほうが味わいがあるような気がしますねえ。お湯をいれてじゃーじゃーじゃーってもれるのは非常に不便だ。


 ちなみに私なら、三味線屋をやるなあ。またはゴーグル屋。

 ちっとはもうかりそうだもの。


コリャコリャ

2006-04-23 13:55:53 | 日本語教育
 今、教えているクラスに韓国出身のイギリス人がおります。ホームステイしており、家族とえらく意気投合して楽しくやっているようです。ホストファミリーのお父さんの口癖は、

 「コリャコリャ」

だそうです。なんでもかんでも「コリャコリャ」ってつけるんですって。

 「コリャコリャ、ちょっとは遊びいや。」

 「コリャコリャ、今日はええ天気やなあ。」

 「ああおいしかった、コリャコリャ」←これはちょっとありえへんかなあ。

とにかく、いろんな場面で「コリャコリャ」が出てくるんだとか・・・でもでも、学生さんにはそれが、

 「コリアコリア(韓国、韓国)」

って聞こえるそうなんです。日本人の口癖としてはちょっとめずらしいものですが、別に韓国人だから言ってるわけではないでしょうねえ。きっと何人が来ても言うのでしょう。

 「メリケンメリケン」

 「ジャーマンジャーマン」

 「パプアンパプアン」

  ・・・・・・ありえへん。

 ちなみに、韓国語では「ジャージ」がシモネタを表すそうで、お父さんが「ジャージ」と言うたびに笑えるとか・・・

 
 「コリャコリャお母さん、ジャージはどこだ、ジャージ。」

 「もう!ジャージ、ジャージって、私はあなたのジャージ係じゃあないのよ!」


 わはははは。

あっごめん

2006-04-21 10:17:30 | 日本語教育
 アメリカ人の学生さんがクラスにいます。彼の口ぐせは

 あっごめん。

アメリカ人はあんまり「アイアムソーリー」と言わないって、文化論の本にはよく出てくるのですが、当然のごとく、個人によるんですねえ。

 授業中、「食品を加工していないものは未開なもの…」みたいなセンテンスがありました。

 学生さん「しょしょしょ、しょうひんを」

 私    「しょくひん」

 学生さん「あっごめん。しょくひんをかっかか、かえして、」

 私    「かこうね」

 学生さん「あっごめん。しょくひんをかこうしていないものは、・・・」

 私    「みかい」

 学生さん「あっごめん。・・・」


 
 ごめんごめんってお前は江戸時代の武士か!!
  ↑
 まあ、そんな大げさにつっこむほどのことではないんだけど。

な~んかひっかかるんですよねえ。これにはやはり日本語の問題がからんでて、「ごめんなさい」を「ごめん」に省略すると、丁寧レベルが下がります。「ありがとうございます」を「ありがとう」に省略しても同様に、丁寧レベルが下がりますねえ。

この辺の感覚がなかなか外国人の学生さんにはわからないみたいです。「I am sorry」を「sorry」に省略しても、さほど丁寧レベルには影響しないのでしょう。

 授業が終わると、みんな、

 「ありがとう」

といって帰ります。これもな~んか気になるなあ。昨日、ある欧米の学生さんは、

 「サンキュウ」

と言って帰りました。先生と学生の関係も、日本とはちょっと違うんでしょうねえ。


 まあ、不快感をあたえなけりゃいいのかな。

新学期

2006-04-14 12:38:53 | 日本語教育
 『青いパパイヤの香り』という映画を見ました。パールバックの『大地』を読んだときも思ったのですが、共通しているテーマは、

 お金持ち家族と使用人。

この、人を使ったり使われたりという感覚が日本人にはわかりにくいのではないかと思うのです。うちなんか両親共働きの公務員家族だったから、自分のコトは自分でするのが原則でしたねえ。友達の家に家政婦さんなる人がいましたが、なんだかえらそうで、しかも太くて(余計なお世話か)とてもとても使用人という感じではなかったなあ。

 新学期になり、新しいクラスになんとアフリカからの留学生がいるのです。国の名前を出してしまうと個人が特定されうるので出しませんが、某産油国から来ました。と言っても、アフリカの普通のサラリーマンの家庭の子が日本に来るわけもなく、もんのすごいお金持ちの子供さんです。

 おやじさんは石油を掘り当てたとか。

全身ブランドに身を包んだその学生さんは、なんだかハナっからだるそうなんです。僕との接し方もなんだかおかしい。なんていうのか、こっちにまったく興味が無いし、細かいクレームがやたら多い。

 「このやろー日本のサムライをなめるなよ!!!」

とイキガッってもしゃあないから、とりあえずニコニコ対応しています。よくよく考えると、この子は冒頭で紹介したような、使用人がメチャクチャいる家庭で育っているわけで、僕との接し方も、明らかに命令っぽいのですねえ。

 日本語への興味はあるみたい。

まあ、のんびり対応策を考えますわ。あんまりガンガン怒っても疲れるしねえ~。言い古されたことですが、

 途上国(と言われる国)は、貧しい人の集合ではなく、ただ激しい貧富の差があるだけだ
 
  ↑
 すげーなっとく。

 だって、その子のくつはまっさらのルイビトン、僕のくつなんてもう6年目の運動靴やで~。

                                ↑
                        布が透けてきてるっちゅうねん

変なおじさん

2006-03-24 13:10:16 | 日本語教育
 さきほど電車の中で、すんげー大声で電話しているおじさんがいました。その声のボリュームたるや、車両内に響きわたるわたる。よくよく聞いてみると、話し相手は外国人のようなんです。

 おじさん「それでねー、今週の土曜日にごはんをねー」

 相手  「・・・・・(当然相手の発話は聞き取れない)」

 おじさん「いやいやいやいや、お金はいいからいいから」

 相手  「・・・・・(聞き取れない)」

 おじさん「僕は君のラオシ(中国語で「先生」の意味)なんだから、日本ではこっちが払うの!!」


 なんや、なんや!おっちゃん日本語教師なんかよ!しかも、中国帰りやんかいな! 

 この短い会話で、相手のセリフまでほぼ完璧に予測できてしまう。


 中国から帰ると、声が大きくなってしまうとよく言われます。きっとこのおじさんも、中国から帰ったばかりなんでしょうね(違うかもしれんけど)。しっかし、声でかかったなあ~~。

 某ブログで、日本語を教える仕事をしている人なんているのかしら、ウフン。みたいなことを書いていましたが、けっこう僕の周りにはいます。
   ↑
 自分がそうなんだから、あたりまえか。


 何がおもしろいって、外国人から日本語で外国の話が聞けること。


 あと、日本語教師の男性って変な人が多い(冒頭のおじさんも含めて)。


 僕は普通のつもりなんだけどなあ。
 

さよなら、ベンくん

2006-02-05 14:36:49 | 日本語教育
 うんちの話を書いた次のブログですが、ベンくんとは単に人の名前ですからね~。シモネタではございません。

 オーストラリアの留学生ベンくんが、交換留学期間を終えて帰国しました。彼からは本当にいろいろなことを学びました。ベンくんは来日時、しゃべれば日本語が上手なのにテストは全然ダメだという典型的な現場派でした。

 耳から言葉を覚える人

だったんですねえ。そもそもテストは言語能力を何を測っているのかと、えらく考えさせられました。

 Q 次の動詞を受身の形に直しなさい。
 Q 「せっかく」を使って文を作りなさい。
 Q 梅雨に入ったので、明日は(あめ・あめの・あめな)はずです。

なんていうのがテストの常套パターンですが、それらには答えられなくても、会話なんてできるんだなあというのがよくわかりました。もちろん彼はまじめなので、帰国するころにはテストにもばっちり対応できる人になっておりましたが・・・

 日本人(特に私)は、耳言語じゃなくて、文字言語だとよく言われます。とにかく、書いたものしか覚えられないし、理解できないっちゅう感じですね。大学受験の英語なんてその典型でしょうね。すんげー長文読むのに、会話はからっきしです。

 これは漢字の影響もあるんでしょうねえ。

漢字は文字のくせに、意味をもっているという世界で唯一常用されている表意文字です。見ればわかるというのが習慣になっているのでしょう。漢字の情報伝達スピードっちゅのはすごいんですよ。斜め読みなんていうアクロバットもできるし。

 百聞は一見にしかず

なんていうし・・・

それは意味が違うちがう。ちょっと論点がずれた。


 まあ、耳言語も文字言語も一長一短。みんな違ってみんないいっちゅうことです。