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日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

日本で考える中国

2005-09-16 16:26:51 | 中国
 いやいや、やはり日本はすばらしい。すべてのスケジュールがカチカチっと決まっていて、それにあわせて社会が動いていますね~。タクシー乗っても

 「ぼられたらどうしよ~」

なんて心配も要らないし、空港のリムジンバスに乗っても、

 「荷物を投げたら嫌よ~」

なんてイチイチ言わなくても、荷物は投げない。

 中国にいたら常にファイティングポーズをとっていないと、どこからアッパーが飛んでくるかわからないんですよねえ。知らぬうちに・・・

 「おやっさん~あんなパンチ聞いてなかったよ。」

なんていうハメになるんですよねえ。でもでもそれゆえに、

 日本で仕事をするのは大変だ

って思ってしまう。タクシーでボッタくろうものなら首になって新聞沙汰だし、荷物投げたら、お客さんに賠償の裁判起こされたりして・・・単純に自分が仕事するならやっぱり中国を選ぶだろうなー。そしていっしょうけんめいボッタくる術を練る。荷物も投げまくる。楽だもん。

 それにしても日本は、サービス業の人の笑顔がみょーにひっかかるなあ。そもそも笑顔とは嬉しい時にするものだ。仕事のためにヘラヘラ笑顔を安売りしてはいけないよ。スマイルはゼロ円だと~!!!

 な~んてね、まだまだリハビリ中です。

 
 日本も中国もどちらもどっち、いいところは好き。

北京の風2

2005-09-08 00:40:13 | 中国
 帰国直前ブログです。今回北京をブラブラして感じたこと。それは圧倒的な社会階層の分離です。金持ちとそうじゃない人の差がすごすぎる。

 ホテルで一食150元(2000円くらい)もする朝飯を食らう中国人がいれば、そのすぐそばで庶民は1元のお粥を食っているのです。貧富の差というだけでは片付けられない格差が出来ている気がします。

 求人情報を見ても、月給900元なんつう仕事がたくさんあります。しかし、一泊1300元もするホテルに泊まれる中国人もいっぱいいるのです。

「平べったい国を作ろう」

っていうのが共産主義のはずだったのになあ~。

 帰国直前、荷物がまだ散らかっております。貧富の差がどうなるのかなんてのも心配なんですが、今の心配は明日の飛行機に乗れるかってこと。

荷物の総重量が60キロもあるのだ~。


 ♪荷物が重い 俺の肩に 今夜だけは へいへいへい~ゆっくり眠りたい!


考えるのが面倒になってきたのでもう寝ます。さよなら中国。
  

懲りないなあ~4度目の食中毒

2005-09-05 06:59:33 | 中国
 私は人生で4回食中毒にかかっています。これは自慢でもなんでもなく私の不注意のなせる技。

 一度目はイギリスで、犬の食いさしのフィッシュアンドチップスを食べて大当たり。それ以来5年間、犬嫌いになりました。

 二度目は中国で、たぶんサンドイッチに入っていたハムで大当たり。これは不可抗力だ~。

 三度目も中国で、学生たちと一緒に食べたシューマイに大当たり。学生も全員学校を休んでしまった。

 今回も、フフホト市で、かつて三度目に食中毒にかかった同じ店で、同じシューマイを食べて大当たりです。あ~なんて懲りない私なんだ。

 一日中、 &%$#?*&%@&%$# でした。

 ♪ ぴーぴーぴー ぴーぴーぴー ぴーぴーぴー ぴーぴーぴー 


 ・・・・・ろくなもんじゃねえ!!!!


 でも、食中毒にかかるたびにちょっとづつ症状が軽くなっているんです。自分がどんどん進化しているみたいでうれしい、うふふふふ。


 めざせ、スーパーサイヤ人。

一休さん

2005-09-04 22:36:52 | 中国
 協力隊員時代を過ごしたフフホト市にて、もう一人会いたかったのは同僚だった先生の子供さんなんです。コロコロと太っていて、クリクリの頭をしていたので、当時小学校で‘一休’と呼ばれていました。

 当時一休さんは12歳、なぜか僕によくなついてくれていたのです。かなり人間を見る目があったのでしょうね、ふふふ。なおかつ一休さんは僕の中国語を聞き取れる数少ない中国人(一休さんはモンゴル族)の一人でした。

 5年経った今、一休さんは17歳、この5年はでかいですねえ。めちゃめちゃ背が伸びていて、一休どころか‘進衛門さん’クラスですよ(別にあごが割れているという意味ではないよ)。全く別人みたいになっていてビックリ。いきなり写真とってしもたがな。

 進衛門さんはすっかり日本のゲームマニア、日本の戦国時代マニアになっていました。みなさん、ひかないでね~。ちゃんと勉強もやっていて、超エリート高校で上位にいるようです。

 「日本のアニメでは、ガンダムが好き」

って言うんです。こりゃあ先行き楽しみですね~、僕と趣味が同じ。少なくとも、クレヨンしんちゃんが好きっていうよりはいいです。

 戦国時代では‘真田幸村’ファンって言うのだ。これもゲームの影響みたい。プレステ2でなにやらいろいろ戦国時代モノのゲームをやって見せてくれました。

 「こらこら、浅井長政を殺すなよ~滋賀県の英雄なんだぞ!!」

って中国人(モンゴル族)の高校生に説教する私(31歳、日本人)。

 彼のすごいところは、日本語の字幕をなんとなく理解しながらゲームしているところです。

 「何回もしてれば、だいたいわかるよ。」

なんて言っていましたが、言葉の習得なんてそんなもんですねえ。


 進衛門さん、ガンプラ送るから待っててね~。

北京の風

2005-09-01 12:14:22 | 中国
 最後とか言いながら、いきなりブログ復活です。こういうのを‘都はるみ方式’と呼んでおり、芸能界では常套手段となっております。私がそれをまねしたところでなんのメリットもないんですが、とりあえず今北京におり、ネットがつながったので書いたまでさ、ふふふふふ。

長春発北京行きの飛行機は満席。やたら日本人が目につきました。なんでだろう?ふと座席に目を向けると、各座席に中国語で大きくなにやら標語のようなものが書いてあるのです。訳してみます。

「エコノミーの10列目から、幅跳びのメダリストが飛んだら、コックピットまで届きます。」

なんじゃそりゃ?

となりの座席には・・・

「オリンピックのバドミントン選手のスマッシュは、みなさんの安全ベルトにかかる圧力の百倍です。」

知るか!知るか!知るか!知るか!(これは中田ボタン師匠のつっこみです)


まあ、要はオリンピックムードを高めようということで、いろいろ策を練っているわけですねえ。

北京はすんげー建設ラッシュです。

「地球を掘り起こせ~」

って言わんばかりにそっこら中がひっくりかえされています。オリンピックに向けてハード面の充実を図ろうってのはよくわかるんですが、もう街は十分立派になっている気がします。一外国人として言わせてもらうと、ソフト面ですね、課題は。

例えば、空港職員の態度。

 私「シャトルバスの切符はどこで買うんですか。」

 職員「(すげーだるそうに目も見ないで、指差すだけ)」

文化相対論などというものがあり、中国には中国式のやり方があるんだっていうのはよくよくわかっています。

でもね~やっぱり気分悪いんじゃないかなあ、こういう態度。

あと空港にタンはくのもやめたほうがいいよ~。



サラバ長春&お知らせ

2005-08-30 15:59:43 | 中国
 とうとう長春在住中最後のブログになります。やはり半年も住んだ町を離れるというのは寂しいもの。よく冷やかした服屋とかおみやげやなんかをブラブラしておりました。

 「あ~いろいろあったけど、やっぱ中国好きかも。」

な~んてセンチな気分に浸りつつ、とある通りを歩いていた時、

 ばちゃっ

となにかが頭にかかってメガネが真っ白になりました。

 ひゃひゃひゃっこい~

臭いですぐにアイスクリームだとわかりました。上を向いたらアパートのどこかの部屋で窓が閉まるのが見えました。まあ誰かが食いきれなくて窓から捨てたんでしょうね。

 この時、正直、まず思ったのは

 「あ~う○こじゃなくてよかった。」

ってことなんです。驚くほど冷静に、「さ~て帰ってシャワー浴びヨ」っと思っている自分がいました。怒りや驚きといった感情がまったくないのです。

 「何が起こってもおかしくない。」

そんなことを思わせる国です、中国は。

 「んも~う好きになりかけていたのに!!」


 あ~それにしてもう○こじゃなくてよかった。


 長春最後のブログなのにシモネタ落ちだ~~~。ちょこちょこ読んでくださっていた皆様方ありがとうございました。 中国にいなくなってしまう以上、このブログの存続自体危ういものなんですが、まああまりかたく考えずにヒマなときにチョコチョコ更新できたら・・・

 たま~にまた寄ってくださいね。再見

帰国ムード

2005-08-28 09:13:02 | 中国
 任務も終了し、あと数日で帰国になります。中国に滞在した方ならわかるとおもうんですが、帰国を前にすると、

 「物価が安いんだから、今のうちに何かものを買おう。」

みたいな、わけのわからない購買意欲がムクムクムクと沸いてきます。これね~いけませんねえ。今までろくなものを買ったためしがありません。だいたい、中国滞在中にずっと買わなかったものを帰国前にだだだだ~って買ったって結局

 ‘要らないもの’

なんですよ、きっと。前回の中国滞在で私が買ったものは・・・

  革のコート

何を血迷ったのか、超高い(2万円くらい)のを買ったはいいが、めちゃくちゃ重い。重さが3キロもあるんです。外出するたびに軍隊の山岳訓練みたいなんですよ。家に帰る頃にはグッタリですよ。

 前回の失敗を糧にして、学習せねばとは思いつつも、学習できない私が・・・

 じゃじゃじゃーん。(本当はここで写真を貼り付けたいんだけどできない!)

 阪神タイガースシャツ

店員のおばちゃんがねー言うんですよ、「これは限定品で、井川と今岡しかないんだ」って。(よくよくかんがえると井川と今岡限定ってなんやねん!!掛布はどうした!!!)でも限定って言われたら日本人として買うしかないでしょ~。ちなみにこれは井川で、今岡は卓球仲間の‘I’に無理無理買わせました(やつは巨人ファン)。

 
 ちなみに私は楽天ファンなの。

 
 阪神はどうでもいいけど、阪神ファンは大好き。

 

ドタバタ引越し

2005-08-24 22:56:02 | 中国
 同僚の日本語教師‘I’が長春を去りました。彼は同僚でもあり、卓球仲間でもありました。相手がおじいちゃんだろうがおねえさんだろうが、ガンガンスマッシュを打ちまくる野郎でした。

 「もう長春飽きた。」

って言い出してから数週間後にはハルピンの就職を決めておりました。

 長春からハルピンに移ってそんな変わるんかいな~

と思っていたのですが、本人は機嫌よくハルピン行きを決めていたので黙って見送りました。今日は授業ないし、ハルピンまで送ってやるよ~ってなことになり、ハルピン引越しツアーとなりました。

 朝から荷物をバンに詰め込んでいたら、見送りの人々がどんどん集まってきました。中国語が堪能な‘I’は現地の人に人望も厚く、たくさんの人だかりが・・・

 それにしても‘I’の荷物は多い。

えんえんと積み込み作業をしても終わらない。なんでくつが10足もあるねん!と毒づいていたら、だんだんお見送りの人だかりからも中国語でヤジが・・・

 「ひとりのくせに荷物が多すぎるのよ」

 「なんで箱の上をガムテでとめないのよ」

 「昨日お前は何してたんだよ~」

  ↑よけーなお世話だよ。

お見送りなんだか、けんか売りに来たんだかわかりゃあしない。まわりからやーやーやーやー言われて、最初は言い返していた‘I’もだんだんへこんでくるし最悪。しかもえれーお見送りが来ているのに、

 誰も手伝おうとしない。

結局私と‘I’が二人だけで、やじの嵐の中を積み込みました。ヤジの中でかなりうざかったのは仕事をしない副責任者(保安トリオ参照)。

 「おうおうおうおう~、向こうに着いたらよ~張○○を探せよ~」
 「やつは俺のつれだから何でもしてくれるよ~(意訳)」

こういうおっさん関西にもぎょうさんいてますねえ。

 「おうわしはやしきたかじんのつれやねん。」

みたいなおやじ。中国にもたくさんいるんです、煮込んで佃煮にできるほど。

 うざいのはこの副責任者、一生懸命荷物を運んでいる我々を手伝いもせずに同じ話を5・6回も・・・あきれるわ。

 「張なんたらに助けてなんかいらん!今お前が手伝え!!」


 なんて正論は、今回も胸の奥へしまっておきます。

ちびまるこ

2005-08-22 14:28:29 | 中国
へへへ~私のお気に入り、友蔵人形です。

 昔学生に、「先生は友蔵に似ていますね」って言われて以来、彼にはただならぬ親近感を抱いておりました。先日近くの雑貨屋で見つけて即買い、秒殺ですよ。

 ちび丸子ファミリー全部が起きあがりこぼしになっていて、セットでしか買えませんでした。

 私 「あの~友蔵だけがほしいんだけど」

 店員「だめだよ、5人家族になったら困るやん。(意訳)」

 そんなこんなで私の部屋にはずらりと全員が並んでおります。私が1セット買った後も、お店にはもう1セット残っていました。知り合いが買いたいと言うからまたまたそのお店に行って参りました。

 私 「あったあった、これですよ~あれ~1,2,3,4,5・・・」

なんと6人家族のちびまるこファミリーが、5人なんです。しかも欠けているのがー

   友蔵だ。


 私 「店員さん、これなんで5人なのよ。」

 店員「あれ、こりゃ盗まれたかも!」


でも店員さんは‘まるこ’が盗まれなかったからよかった的な安堵感を漂わせていました。事の重大さに気づいていないのでしょう。


  ちゃんと友蔵を管理しろよな~まったく


う~ん、しかし友蔵を盗むなんて、泥棒はかなりセンスがいいなあ。

ちびまるは中国でも大人気です。

漂流ふりかけ

2005-08-20 08:53:43 | 中国
 日本在住の方、‘ふりかけ’ってよく食べます?

 海外に出ると、よく援助物資なるものを送ってくださり、その箱に必ず潜んでいるのが‘ふりかけ’なんです。好意で送ってもらってて文句言うのはいけないんですが、あまり食べないもんだから日本人宅には必ず部屋のすみに残っています。

 出番待ちをずーっとしているんだけど、出番が来ない俳優さんみたい。

この‘ふりかけ’、在中国の日本人が日本へ帰国するとき、中国に残っている日本人に伝授されるわけです。

 「あのーこれ残っちゃったから、よかったら食べて。」

関東弁に深い意味は無いですよ。

‘よかったら’なんて言ってるけど、こっちに拒否権はありません。日本人が帰るたびに伝授される‘ふりかけ’がどんどん増えていきます。これらを私は親しみを込めて、‘漂流ふりかけ’と呼んでいます。

 私の部屋も例外ではなく、先達から代々伝授されている‘ふりかけ’が机の上に並んでおります(別に並べる必要は無いんだけど)。中国全土でこの漂流している‘ふりかけ’は一体どのくらいになるのか?それは今後の有志の研究に委ねるしかありません。

 「これはいかん、このままでは私の‘ふりかけ’も中国全土を漂流してしまうではないか!!」

な~んて大げさなことでもないんですが、今は毎日‘ふりかけ’を食べております。


でももう飽きた。



このまま、また誰かに伝授して帰ろうっと。

マンホール回転事件

2005-08-19 16:43:05 | 中国
 先日夕方ごはんを食べに行こうと出かけました。前を歩いていた知らないおっちゃんがマンホールのフタを踏んだ瞬間、

 くりん!

何と、マンホールのフタがひっくり返っておっちゃん沈没。

 「コントやー、これはコントやー」

思わずつぶやいてしまう。穴が浅かったようで、幸いなことにおっちゃんは無傷。しかし、幸い中の不幸(むむ、こんな言い方しないよなあ)か、両手に持っていたスーパーの袋がグジャグジャになっています。両手は地上にあって胴体はマンホールの中なんだから当然です。←こんな感じ。

このうっぷんをどこに当たっていいのかわからず、おっちゃん大空に向かって叫ぶ。

 「うおー、俺は高木ブーだ!」

実際、絶叫してるから何言ってんだかさっぱり聞き取れませんでした。

 叫ぶ前に、マンホールから出てこいよな~などと思いながらも、関西人の血がムクムクムクと騒ぎ出すのです。

 なんか、おいしい。

俺も無傷でやれるんならはまりたい、しかも友達がみ~んないるときに。とりあえず、はまったときどんなリアクションしようかなあ。

 1、「あ~昔落ちた肥だめがなつかすいずら」

 2、「おっと、今日はこの日だったか」

 3、「しまった今日は右回りか~」


あ~どれもイマイチだなあ。やっぱり絶叫しとこっと。


 「俺も高木ブーだよ」(筋肉少女帯より盗用)

アサヒの逆襲

2005-08-18 10:02:29 | 中国
 急成長する中国のビール市場、各地には地ビールが2,3種類あり、それと重なるように全国区の青島ビール、燕京ビール、藍帯ビールなんかが店に並んでおります。

 「まだまだ中国マーケットはいけるでえ!」

とばかりに日本のメーカーもがんばっています。しかし、春先は近くのスーパーにしっかり並んでいたアサヒビールも、4月のデモ騒ぎから不買運動という連鎖により、あっという間に売り場から消えておりました。

 日本企業ってホントかわいそう。

たぶん、接待接待、ペコペコ頭下げ、営業営業でやっと勝ち取ったスーパーの売り場も、不買運動が起これば一発で消えるんですもんねえ。

 アサヒのしぶといところは、不買運動後も、北京の会社と合弁で作った「北京ビール」なるものをひっそりと売り場に忍ばせていたことです。カンをよーく見ると、ちいさい字で、「朝日」って書いてあるんです。まるでお刺身についている、緑のギザギザ(名前なんだっけ?)くらい控えめなんです。こんなに控えめなんで、不買運動からも見逃されていたようです(僕の勝手な推測)。

 時は変わり、


 あっ

 
 っという間にデモ終了。不買運動は何処へ~?遅ればせながらスーパーにもアサヒビールが帰ってきました。今は控えめな「朝日」じゃなくて、どどどーんと

 「えっへん、朝日だぜ。」

って書いてあります。これからがんばってよ~と応援しているのですが・・・もう長春は秋だ、っていうかちょっと寒いよ。


企業マンはほんとかわいそう。


みんな日本語教師すればいいのに。








本物のわかる男

2005-08-17 16:05:18 | 中国
 今はいているくつです。ナイキですよ、ナイキ。僕はくつに詳しくもないので、これが本物かどうかなんて知るよしもありませんでした(まあ値段からだいたい想像はつくんだけど)。詳しい方はクリックしてみてみて。

 昔うちのばあちゃんがルイヴィトンのカバンを持っていて、「お~おばあちゃんのくせにやるじゃないの」と思った矢先、LVっていうあのマークがすべてUVなんです。

 ・・・これじゃ紫外線ヤン!

おばあちゃんのなんとも照れくさそうな顔が忘れられません(今から思うとあのかばんをねだってもらっておけばよかったなあ)。

 話は戻って私のナイキ。機嫌良くはいていたらある日のこと、まったく同じくつをはいている若者を見かけました。うわ~なんかこっぱずかしいなあと思ってよく見たら、

 同じくつなのにアディダスだ・・・

お馴染みの三本線が‘しゅっしゅっしゅっ’って入っておりました。うわ~これはかなり量産型の偽物だなあとショックを受けていたら昨日。


 しらんおっさんがまたまた同じくつを・・・しかもプーマ 


 もうショックもあらへんわ。

 
 どーせなら帰国までに全部揃えてやる!!

君の声

2005-08-16 13:53:18 | 中国
  ぴーぴーぴーぴーぴー

ここ数日暗くなると、変な音が鳴り続けるんです。ちびっ子のブーブーサンダルにも聞こえるし、鳥の雛の声にも聞こえるし、火災報知器のようにも聞こえるんです。不思議なことに、窓の外から聞こえるようでもあるし、風呂の奥から聞こえるようでもあるし、廊下側から聞こえるようでもあります。

 この状況って・・・けっこう怖い。

30過ぎの男が言うのも情けないんですが、原因不明の音がどこからか聞こえてくるんですよー毎晩。「ジョジョの奇妙な冒険」では、やたらこういうシーンがありました。敵がどこから攻めてくるか分からないっていうスリルがドキドキしたもんです。スタープラチナ!ってとりあえず叫んでみる。

 話は戻って、奇妙な音の話。部屋の真ん中にいるとすごく聞こえてくるんだけど、窓に近づいても、フロに行っても、廊下を見ても何もない・・・

ってことは部屋の真ん中だな~と思い、キョロキョロしてると、足下に脱ぎ捨ててあったくつが目につきました。・・・持ちあげて中からコロンコロンと出てきたのは、

 かわいいコオロギ

な~んだ、君だったのか。

音を認識するって結構大変なことなんですね~。そう言えば彼女の声を聞き違えてえれーもめてたつれがいました。

そろそろ長春は秋です。


牛丼ラブソディ

2005-08-15 09:25:35 | 中国
 やっぱり吉野家は牛丼ですね~。豚とか鳥とか食ってる日本の庶民のみなさまが不憫で不憫で・・・

 おっとっと初っぱなから嫌みな出だしですんません。瀋陽という近くの街まで行って吉牛を食べたという自慢がしたかっただけです。もち、牛ですよ牛、うしししし(ダジャレではなく、純粋に大橋巨泉のマネ)。

 さてさてこの吉野家、中国中にえれー展開しておりますが、なぜか長春にはないんです。人口規模的にもあって当然のこの町になんでないのか?

 ・・・そんなことは知りません。

しかし、本物がないと必ず偽物が活躍する中国。この町には「新幹線」という名前の牛丼専門店が展開しております。メニューも完全に吉野屋のパクリ。味はどうかというと

 「う~ん、ちょっちゅね」

って感じ。まあうまくもないしまずくもないのだ。

 たまたま一週間前、「新幹線」に行きました。卓球仲間の日本語教師‘I’と一緒でした。「牛丼二つちょうだい、うふ」ってかわいく注文したのに全然出てこない。

 まだかまだかまだかまだか・・・待つこと30分。

気の短い‘I’が厨房を覗きに行ったら、なんと・・・

 
 従業員がみんなでメシ食ってた。


わははははははーやるなあ、これだけ自己中に生きれるなんて幸せですよ~!向こうにしてみれば言い分があるわけで、「腹が減ったんだから仕方ないだろー」ってなもんですよ。まったく悪びれません。


この後、ぶち切れた‘I’をなだめるのが大変でしたよ。

 「イヤーねえ、日本人は切れやすいわ」なんて言ってるのかも。

こんな日本人観をもたれるのは嫌だけど、牛丼は早さが大事だからなあー、切れる‘I’の気持ちもよくわかる。

 「遅いんならはじめから新幹線じゃなくて在来線にしたらいいのに」

おあとがよろしいようで・・・ぺけぺんぺんぺんぺん