第266代ローマ教皇フランシスコの生涯と思想を明らかにする。
フランシスコは、アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれた。
大学で化学を学んだ後、
科学の教師として、
教壇にたつ。
そののち、
神学校に入学、
卒業後、神父となる。
イエズス会の修道士としても有名である。
イエズス会の修道士がローマ教皇になったのは
彼が初めてである。
アルゼンチン教区司教などを経て、
ローマで枢機卿に。
2013年、選挙によって、
第226代ローマ教皇となった。
謙遜、柔和であり、
教会の改革を進めた。
やわらかい信条で、
イスラム教、ユダヤ教徒と好関係を結んだことも
特筆される。
「解放の神学」に共鳴し、
貧者、弱者、アジアのひとびとに深い関心を寄せた。
12億の信者のトップでありながら、
質素、倹約、博愛を貫いた。
また、他の宗教との融和を進め、
多くの新しい信者を獲得した。
2019年末には日本を訪れ、
広島、長崎にも滞在する予定である。
82歳。