時々雑録

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いちおう、音声学のことが中心のはず。

祭りの準備 Lotus Festival 1

2010年09月18日 | Bloomingtonにて
昨日の金曜日から、Bloomingtonの(クラシックではない)音楽フェスティバルとしてはたぶん最大の、Lotus Festivalが始まりました。今まで5年間は忙しい学期中で、見に行こうという余裕は持てなかったのですが、今年は最後のチャンスなので、思い切って楽しんでしまおうと思います。今日からしばらく、このフェスティバルについての記事を載せます。

昨日、午前中に心理学科のKruschke先生とやっている仕事の関係でミーティング、夕方から嫁さんと娘と待ち合わせる予定にしていたので、学生会館のロビーでデータ分析を続けていたのですが、たまたま開いていたから座った席のすぐ横にあったピアノ(学生会館はホテルになっているのでそういうものもある)にやってきて、おもむろに楽譜を開き、引き出した学生がいました。

弾いていたのはジャズのスタンダードで、メロディをひいてアドリブを数コーラス弾いて、メロディに戻って、次の曲。おそらく、練習してたんだと思います。25曲くらい弾いたでしょうか。知ってる曲もたくさんあったので「あ、まちがえた」と気づくこともあったのですが、まあ上手。うるさくて邪魔どころか、とてもいい雰囲気で作業が進みました。

ところで、演奏してたうち、はじめて聴く曲の一部のフレーズが、「これはどこかで聴いた」と、耳に引っかかる。曲名を教えてもらいました。Polka Dots and Moonbeamsという曲で、調べてみるとシナトラ(もちろんFrank)で有名なのだそう。You Tubeで聴けます。

http://www.youtube.com/watch?v=M7BZPHY2n-4

知ってる人ならすぐピンと来ると思います。Bメロディの途中「♪Suddenly I saw - polka dots and moonbeams all around a (pug-nosed dream)」の部分。似てるほうも思い出しました。大瀧詠一「FUN×4」の「♪コテージをさまよい出て星の降る...」 の部分がそのまんま。インターネット検索をしてみると、やはり指摘している方がいました。

これは、大瀧さんの事だから、もちろん偶然の一致ではなく、もらってきたんでしょう。そもそもこの曲の入っている「A Long Vacation」はあちこちからアイデアを借りてきて翻案をしてるし、この曲もBeach Boysの「Fun Fun Fun」のパロディ(Funをもう一つ増やした)だし。前後のメロディは全然違うので、上手につなげたものだと思います。「ちょっと拝借」を発見したことより、元ネタのほうを新たに知ることができてラッキー。こんなロマンティックなメロディの曲がまだまだたくさんあるんだなと。これも松本隆さんが作詞ですが、曲を書いて、「こういうコンセプトだからFun Fun Fun Funみたいな歌詞を書いてくれ」と注文したのかな? まさか詞が先ってことはなさそう。

待ち合わせのためにダウンタウンに移動すると、フェスティバルの準備が進行中。画材屋さんの前では写真のようにチョークで歩道に絵を描く中学生(?)の集団。上手なものも多い。祭りの雰囲気が出来上がってきました。

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