時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

受賞おめでとうございます

2012年09月22日 | 
最近のNPRのScience Fridayで、イグ・ノーベル賞の創始者のMarc Abrahamsという方がインタビューを受けています(面白いです)。Marcさんによると、受賞者を決める秘密の会議は毎回白熱して、殴り合いの喧嘩にならんばかりの論争になることもあるとか。

以前、Speech Jammerという面白い(でも、とてもマジメな動機の)技術開発を記事にしたのですが、「音響学賞」を受賞したそうです。たしかに(揶揄ではなく)受賞にふさわしい優れた研究だと思います。記事でも紹介したように海外のメディアでも、You Tubeなどでも紹介があったようで、このニュースを見つけた嫁さんが知らせてくれたときも、驚きませんでした。これをはずみに、ぜひ早期に実用化を...

賞を運営している協会(?)のサイトで、授賞式のビデオが見られるので、様子を見てみました。ステージ上でデモをして、受賞者ご本人には効果があったけれど、ゲストスピーカには効果がなくて開発(受賞者)が当惑するという一幕で、もっとも会場がウケてました。なぜなのかは分かりませんが、お年を召した方で、けっこうにぎやかなステージ上だったこともあるし、装置から出している遅延フィードバックが十分耳に入らなかったのかもしれません。だとすると、私の使いたい目的にも障害があるかも。。。

追記:音響学賞・受賞のもようは、ビデオの1:24:30ごろからです。

小切手送ります

2012年09月21日 | Indiana大学
今年の4月、インディアナ大学の出納課(Office of Bursar)から電子メールで連絡。忙しくて放置していたら、今月、全く同じ内容の手紙。「あなたが大学に納めたお金が余っています。返金のため小切手をお送りしたはずですが、それ以降6ヶ月経っても換金されていない、ということが判明しています。どうなさいますか?」

インディアナ大は、学費等の経費もオンライン振込みになっていて、学費補助等が発生したりすると払い戻しが生じて、請求額がマイナス、つまり大学側が過超徴収になっている状況がしばしば発生します。去年、プログラムの終了時点でもやはりその状態で、「どうなるのかな~」と思っているうちに帰国。出納課は、小切手をもう一度送るから、送り先を教えろと。額は$24.97。2000円くらいでしょうか。


アメリカで発行された小切手、たしか換金できないことはないのだと思いますが、この額では、手数料を払うと足が出るのは確実。寄付するつもりで、出納課に連絡をとってみました。

「自分が所属した言語学科に寄付したいのですが」
「寄付できるとしたらIU財団だけです。小切手をお送りしますか?」
「..... 寄付します。書類郵送するので確認お願いします」

ということに。最後に住んでいたアパートも、米国を離れる2日前に引き払ったときに、使用状況のチェックが入り、正確な計算が後に行われて... 日本に小切手が送られてきました。これも換金しようとしても面倒なうえ、足が出るだけ。Deposit、日本でいう敷金のようなものは、全額そのままとられてしまいました。こっちは$167.00、1万2~3000円くらいにはなるだろうから、ちょっと残念。

日本よりは対応が柔軟な面も多い米国社会ですが、こういうことに関しては(他もあるでしょうが)、まったく融通が利かない(あくまで米ドル、あくまで小切手)ような。まあ、国家間を超えるとは、こういうことなのでしょう。

お誕生日ありがとう

2012年09月19日 | 日本のくらし
火曜日18日、娘が4歳に。2学期(というのでしょうか)が始まった幼稚園では、まず8月生まれの子のお誕生日会をするので、9月生まれの彼女やおともだちは月末。「夏休みが終わったらお誕生日会だよ」と言われ、夏休みが終わったとたんに誕生日を祝ってもらえると思っていた娘は、ずっと「いつ? 明日?」と「となりのトトロ」のメイちゃんのよう。そのメイちゃん(の映画のとき)と同じ年齢になりました。

自分で作りたいと言ったので、おかあさんとケーキを作ってお祝い。何かあるとすぐパーティ、の米国ではどのスーパーにもお誕生日用のろうそくがあったのですが、なぜか日本では見つからなかったそうで、仏壇用のろうそくを4本。近所のおねえちゃん、イトコのママ、おばあちゃんから、とたくさんのプレゼントももらって、幸せな子です。

生まれたのは午後6時過ぎで、13時間の時差があったので、日本時間に直すと、9月18日ではまだ生まれていません(19日の朝7時過ぎということになる)。米国の日本領事館に提出した出生届は、出生証明書の日付どおり、だから日本の国籍でも、18日生まれ。

思い出せば、予定日が嫁さんの誕生日の9月20日と近かったので、「同じ日だといいね」と言ってたところ、出てきたのは2日前。でも、上のリクツで細かいことを言うと、実質1日違い? ともあれ、この二人と一緒に、また一年を過ごせたことになります。

そんなわけか、おめでとうというより、自分たちの子として生まれ、ここまで4年間、一緒に生きてくれたことに感謝したい気持ち。それを伝えたあと、「あとどれだけ一緒に生きられるかな」とうっかり言ってしまったら、もうそういうことばの意味もある程度分かる + 感受性の強い彼女がメソメソっとなったので、慌てて「ずっと一緒にいようね」とフォロー(反省)。

夏に家族で早稲田の天麩羅「いもや」に行ったのですが、話してみるとおばさんは娘と同じ誕生日。こちらは75回目とのこと。おめでとうございます。