時々雑録

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一軒家に住んでみる

2011年06月11日 | Bloomingtonにて
ひょんなことから、Bloomington市内の知り合い宅にふた月ほど住むことになり、今日「引っ越して」来ました。

いきさつを簡単に。このお宅は、4年ほど前から嫁さんが留守番(いわゆるチャイルド・シッター)をやっているお宅で、夫がドイツ人、奥さんがブラジル人なので、夏季休暇中はたいてい長期にわたって家を空けます。そこで、嫁さんが留守番を頼まれました。今までは奥さんの知り合いのブラジル人に頼んできたのだけど、親しい人がここを離れたり、やはり国外へ出たりということで、この夏どこへも行く予定のないわが家に頼みたいということに。やってほしいことは、「家を見に来て、猫のエサやりと、庭の水撒きをお願い。掃除などは別の人に頼んだから不要。防犯になるので、住んでもらえたらもっといい」とのこと。

アメリカで一軒家に住む機会はなかなかないだろうし(いや、一軒家じたい一生に一度か?)、ここは娘が行く予定の水泳教室が行われる市営プールにも近い。一年過ごした今のアパートにもすっかり慣れて快適だけど、もう十分堪能した。ということで、できるだけこのお宅で暮らしてみようということで合意。借りているアパートからは車で10分ちょっとのところ。家具はあるし、あるものは何でも使っていいということなので、ほとんどの家財道具は置いてきて、こっち持ってきたのは旅行に来る程度の軽装備。あっちのアパートの管理もしなきゃいけないし、物資の補給も必要だから、週に一度は戻る予定。

お宅は、たぶん中古で購入したものでけっこう古いし、広いということはないけれど、とても素敵。家具や調度品の選び方がアメリカ人の感覚とは違う、と感じます。写真はダイニングテーブルですが、普段は忙しすぎて手が回らない奥さんやお嬢さん二人が頑張って片付けていったんだけど、なぜだか本が一冊置き去り。見ると....「The Communist Manifesto」。『共産党宣言』? ご主人はインディアナ大ビジネススクールの教授だから、彼でしょうか。

娘は嫁さんといっしょにこのお宅にしょっちゅう来て慣れているので、いつもどおり、黒猫のビビの世話に大張り切り。夕食時、「うちに帰らないの?」と疑問を差し挟んではいましたが、帰りたいと泣くようなこともなく、すんなり熟睡。とりあえず初日の問題は、「外に行きたい」と猛アピール、ついにわれわれ折れさせ出ていったビビが12時近くになっても戻らないことです。ということで、信頼度の高い嫁さんのおかげで、8月初めまで、ちょっと優雅な暮らしが経験できることになりました。

(追記) 記事をアップロードしたすぐ後、ビビがドアをカリカリ。「入れてくれー」。よかった。できれば野宿は避けてくれビビ。

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