先週はAI(Associate Instructor)のオリエンテーションやトレーニングがありました。私は東アジア言語学科が担当する日本語の授業のAIに採用してもらいました。スタッフで会議をやって、模擬授業をして、教室で起こるさまざまな問題(カンニングとか、親が文句を言ってくるとか、学生が倒れたとか)の対処に関する数種類のセッションに出て、それぞれディスカッションをやって。最後にレセプションをやって終わり。
講義を主担任の先生(教授)が担当してわれわれAIはドリル・セクション担当。そちらでは日本語だけで授業をすることになっています。学生は予習復習をちっともしてこず、理解できない状況を解決しようと英語で話しかけてくるのだそうですが「分からないふりをして、絶対応対するな」とのこと。おかげで、まだまだ心もとない英語スピーキングの能力は障害になりません。
そこで聞かされた日本語事情をちょっと紹介すると、現在、アメリカでは、東アジアの言語の中で、日本語の地位は下降中。以前は日本語は「金儲けのための言語」として人気だったけれど、今は中国語がそれに取って代わり、他を圧倒しているとのこと。日本はサブカルチャーを代表とした日本文化が好きな学生によって趣味的に学習されているのでモチベーションは高くない。でも、幸いなぜだかIUはまだ日本語人気がそれほど落ちていないそうで、今回もキャンセル待ちが多数出ている状況。でも、あまりの厳しさに数週間でぼろぼろやめていくそうです。
今週分の授業の準備も終えて、今日は明日の授業のリハーサルもやってみました。いきなり「ひらがな(あ~そ)・挨拶・数字・時間・年齢」とぶっ飛ばすので、人によっては青くなったり、怒り出したりするのだとか。私の教室ではどうなるのか、楽しみです。そんなわけでとりあえず体制が整いました。時間は取られるのですが、履歴書に書ける職歴だし、学費免除の特典はあるし、さまざまな施設を利用できる権利ももらえるし、やはり大変ありがたいことなのだ、と再認識しました。
更にもう一つありがたいのが、雇用されるおかげで、ついについに、社会保障番号(Social Security Number)がもらえることです。数年前に留学した人には信じられないでしょう。SSNを持たない人はいわば住所不定の不法滞在者みたいに思えるでしょうから。でも、9.11はすべてを変えたようです。雇用者である学科から雇用の証明を出してもらって、さらに留学生センターにも証明をもらい、Bloomingtonの南西にある国の出先機関(Social Security Administration)へ出かけました。
パスポート、ビザ、在学許可証(I-20)、入国証明書(I-94)を見せて、手続き。でも「入国管理局のデータ処理が未済なためだと思うが、あなたが入国した、というデータが入力されていない。だから、あなたのI-20やI-94にある日付が正しいかどうか確認が取れない。したがって、この届出は保留して、まず入国管理局に照会します。確認が取れ次第、SSN発行の手続きをとって、あなたにお知らせします。そこから2週間で番号が発行されます。」と言われました。これは留学生が次々やってくる8月にはよく起こることで、私は例外ではないのだそうです。
おそらく2ヶ月くらいはかかるんだと思いますが、これでさまざまな不利な契約を結ばずに済むし、電話の自動案内で「Social Security Numberの下4桁を入力してください(入れないと先に進めない)」と言われて、電話の向こうで「ないんだよ!!!」と怒ることもなくなります。うれしいです。
あすからいよいよ2年目がスタート。急に人が増えてきたキャンパスをジョギングしているとワクワクしてきました。AIの仕事の拘束時間が週18時間と、なかなかきついのですが、まためいっぱいがんばろうと思っています。
先日コメントをいただきました。ありがとうございました。読んでくださっている方もけっこういるようで、ありがたく存じます。またどうぞよろしくお願いします。
講義を主担任の先生(教授)が担当してわれわれAIはドリル・セクション担当。そちらでは日本語だけで授業をすることになっています。学生は予習復習をちっともしてこず、理解できない状況を解決しようと英語で話しかけてくるのだそうですが「分からないふりをして、絶対応対するな」とのこと。おかげで、まだまだ心もとない英語スピーキングの能力は障害になりません。
そこで聞かされた日本語事情をちょっと紹介すると、現在、アメリカでは、東アジアの言語の中で、日本語の地位は下降中。以前は日本語は「金儲けのための言語」として人気だったけれど、今は中国語がそれに取って代わり、他を圧倒しているとのこと。日本はサブカルチャーを代表とした日本文化が好きな学生によって趣味的に学習されているのでモチベーションは高くない。でも、幸いなぜだかIUはまだ日本語人気がそれほど落ちていないそうで、今回もキャンセル待ちが多数出ている状況。でも、あまりの厳しさに数週間でぼろぼろやめていくそうです。
今週分の授業の準備も終えて、今日は明日の授業のリハーサルもやってみました。いきなり「ひらがな(あ~そ)・挨拶・数字・時間・年齢」とぶっ飛ばすので、人によっては青くなったり、怒り出したりするのだとか。私の教室ではどうなるのか、楽しみです。そんなわけでとりあえず体制が整いました。時間は取られるのですが、履歴書に書ける職歴だし、学費免除の特典はあるし、さまざまな施設を利用できる権利ももらえるし、やはり大変ありがたいことなのだ、と再認識しました。
更にもう一つありがたいのが、雇用されるおかげで、ついについに、社会保障番号(Social Security Number)がもらえることです。数年前に留学した人には信じられないでしょう。SSNを持たない人はいわば住所不定の不法滞在者みたいに思えるでしょうから。でも、9.11はすべてを変えたようです。雇用者である学科から雇用の証明を出してもらって、さらに留学生センターにも証明をもらい、Bloomingtonの南西にある国の出先機関(Social Security Administration)へ出かけました。
パスポート、ビザ、在学許可証(I-20)、入国証明書(I-94)を見せて、手続き。でも「入国管理局のデータ処理が未済なためだと思うが、あなたが入国した、というデータが入力されていない。だから、あなたのI-20やI-94にある日付が正しいかどうか確認が取れない。したがって、この届出は保留して、まず入国管理局に照会します。確認が取れ次第、SSN発行の手続きをとって、あなたにお知らせします。そこから2週間で番号が発行されます。」と言われました。これは留学生が次々やってくる8月にはよく起こることで、私は例外ではないのだそうです。
おそらく2ヶ月くらいはかかるんだと思いますが、これでさまざまな不利な契約を結ばずに済むし、電話の自動案内で「Social Security Numberの下4桁を入力してください(入れないと先に進めない)」と言われて、電話の向こうで「ないんだよ!!!」と怒ることもなくなります。うれしいです。
あすからいよいよ2年目がスタート。急に人が増えてきたキャンパスをジョギングしているとワクワクしてきました。AIの仕事の拘束時間が週18時間と、なかなかきついのですが、まためいっぱいがんばろうと思っています。
先日コメントをいただきました。ありがとうございました。読んでくださっている方もけっこういるようで、ありがたく存じます。またどうぞよろしくお願いします。