時々雑録

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EURO 2012 ここまで

2012年06月21日 | サッカー
グループリーグが終わり、ベスト8が決まりました。全部観てないのでエエカゲンですが、予想とも照らし合わせて、ここまでの印象をまとめると。

1. 印象に残ったチーム

クロアチア:1998仏W杯のチームのようなスターチームではなくても、相変わらず一人ひとりの技術が高い。ビリッチ監督と、彼が1998仏W杯の準決勝で退場に追い込んだ仏のブラン監督(で決勝戦に出られず、ビリッチ選手には三位決定戦中ブーイングの嵐)との対戦を期待したのに、残念。

ポルトガル:攻撃はあんなもんでしょうけど、思ったより守備が堅い。やばいファウルも少ない(とくにペペ)。

イングランド:思ったほどひどくない。若い前線の選手がかなりいい。もう、思い切って今後、ルーニー以外の常連はおしまい、ということでどうでしょう(やっぱり、さすがにジェラードは必要か)。とはいえ、やはりグループリーグ突破が精一杯、というチームに見えます。

2. 優勝候補に挙げたチームのできばえ

スペイン:なんとも危なっかしい。クロアチア戦は、カシジャスだから止めた(?)というシーンが2回もあったし、唯一のゴールだって、ナバスはオフサイドでは? PKだったかもしれないのを見逃してもらってるし。応援するけど、ちょっと今回の内容は優勝に価する気がしません。

フランス:最終戦負けてしまって、ファイナルに予想した組み合わせが準々決勝で行われることに。ここまで見た限り、優勝には何か足りない。何だろう。実は結束かな。

その他、チームの勝ちあがりはまあまあ予想通り。残念なのは共同開催の二国。一方だけでもなんとかならんもんか。オランダは相変わらず、ミドルシュートが炸裂するかどうか、という確率の低い戦い方。実際に観たことはないのですが、クライフのチームのトータルフットボールというのは、今のオランダの個人技頼みの戦い方とは違うのでしょうね。これであの黄金世代も終焉。

3. 印象に残った選手

ケディラ(独):今のところ、彼がわたしの大会最優秀選手。細かい技術や、パスセンスはイマイチでも、ともかく急所に飛び込んでくる。エジルよりチームへの貢献はずっと高く見えます。

カシジャス(西):いつもどおりの聖イケル。今大会、計算の立つFWがいないスペインは、「カシジャスじゃなければやられてた」というレベルの危機を彼がスーパーセーブで救う、というのがさらに何回か必要かも。

コエントラン(葡):どこがいい選手なのか初めて分かりました。走れる。ドリブルもいい。シュートもかなり上手そう。今シーズンのマドリーでのプレーより良いのでは。

おお、全部レアル・マドリーの選手だ。

得点王に予想したレバンドフスキ(ポーランド)は大会初ゴールだけで去ってしまいました。活躍を予想した仏のコシェルニーは、そもそも試合に出てない(泣)。こっちの予想は今のところ全然ダメ。ディフェンシブハーフも、西のブスケツじゃなくて、ケディラや仏のディアラのほうが目立ってるし。あと、目立つのはミゲル・ヴェローゾの男前っぷり。

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さて、決勝トーナメントが始まりますが【という記事を準備してるうちに始まってしまいました】、スペインびいきの私は、守備が堅くて負かしにくいフランスと当たるのは嫌だった。ドイツとの決勝戦ならば、まだ、ちょっとだけスペインが上回れると思うんだけど、むしろその前に、やっぱり守備が堅くて、速攻の精度が高いポルトガルをちゃんと倒せるかが問題。こないだのW杯ではまだ上回れたけど、今回は、それこそ今年バルサがマドリーにやられたのと同じパターンでやられるかも。良くも悪くもペペ次第(そして審判次第)か。

もう一方の山のファイナリストはドイツと予想。バルサみたい、という評判のイタリアは、ホントのバルサではないので、ドイツは止められるだろうと。で、決勝がポルトガルとドイツになったら、こんどはグループリーグと逆の目が出て、ポルトガルが優勝、と予想、って、こんなにあれこれ書くのは予想としては反則か。そうなったら得点王は、逆転でCR7。その場合、たぶん一回くらいPKも蹴る。今度は外すなクリロナ。といえば今回はここまでPKによる得点が少ない(ない?)大会ですが、どこかで必ずPK合戦があるでしょう。優秀なGKのいるチームが残ったけれど、PKは優秀なキッカーがそろうかの方が重要というのが持論。これも今度はがんばれクリロナ。

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