子供の頃、かけ算の九九がなかなか覚えられなかった。
二の段まではさすがに簡単です、「にいしいろくやつとお」と偶数です。
二×二=四(ににし)と覚えているけど、
現在では、二×二=四(ににんがし)と読むのが正しいのかな。
三の段で分りにくくなり・四の段あたりで少しあやしくなり始めた。
また覚えやすい五の段で復活、「ごうじゅうじゅうごにじゅう」と覚えやすい。
そして、六の段まではあっぷあっぷしながらなんとか覚えられたのだ。
七の段が最大の難関だった。「七×四(しちし)……にじゅうはち?」と、
語尾が疑問形になった。
あやふやなときは、「四×七(ししち)・・・・・・にじゅうはち」と反対に言って
覚えたものだ。
それは自信のなさのあらわれだが、まだ一応正しく答えが出るうちはいい。
七×七あたりからはいよいよ間違え始めてくる。
「七×七(しちしち)……しじゅうろく?」
もうかなり怪しくなってきた、だいいち「しちしち」と言いにくいのだ。
「七×七(しちしち)……しじゅうしち?」
「七×七(しちしち)……しじゅうはち?」
「七×七(しちしち)……しじゅうく?」
ひとつずつ数字を増やしていくという原始的なやりかたをする。
また、絶対の自信のあるところに、7を足していく方法があった。
これでは「かけ算」とは言えないが、自分なりに感じた無意味な達成感。
今でも七の段を思うとすごく緊張する。
それでも、商売柄電卓がいつも近くにあるので声に出して言うことはない。
今日の五七五「ごうしちごしちしちかけざんたしざんに」さんすうきらいな生徒
かけ算で苦労してるのであれば、
割り算も難しかったと思う。
オイラは、分数が苦手だった。
>オイラは、分数が苦手だった。
分数も共通分母にするのが、なかなか理解できなかった。
たぶん、教える方にも問題があったと思う。