小安中学校第10期生 Version 2

自然豊かな栗駒山麓にたたずむ学び舎から巣立った、我等40人の恋と涙と心の交流を綴るサイトである。

「フライト」

2013年03月23日 | 映画・ドラマ

今回は前回に続き飲酒記事です。飲酒を題材に作った映画です。

 

「フライト」は、予告編の印象とは少し異なる内容になっています。

予告編では「パイロットが英雄か、否か」を探るサスペンスを予感させる。

             

実際にテーマとなっているのはアルコール中毒(依存症)です。

アルコールにさらに激薬のコカインで、アルコール中毒症をごまかす。

 

<あらすじ>

「パイロットは英雄か、否か」

素晴らしい操縦技術で多くの乗客の命を救った機長が飲酒していた。

その裁判の行方は? というのがテーマだと思っていたのだけど、

そんな単純な映画ではなかった。

 

飲酒していたのはたまたまではない、アルコール依存症なのだ。

しかも、その酔い覚ましのために危険な薬物も摂取している。

一番危険なのは、おそらく心の奥ではわかっているのに、

他人に対して自分の依存を隠している人達だ。

 

ウィトカー機長は、嘘に嘘を重ねる。

得意とする飛行機の操縦のごとく、自分自身をきちんと操縦していると

思い込もうとしているのだ。でもやはり依存への恐怖はある。

それがまたストレスになって、抜け出せない依存症に苦しみ続ける。

 

そんな彼が、越えられない一線があった。それが良かった。

子どもを守って職務を全うしたトリーナを悪者にせず、自分の罪を自白した

ことは彼が自分自身を守る上で、あの時にできた最上の選択だったと思う。

 

それにしても、102人中6人の死、は重い。

たしかに、ウィトカー機長でなければ、全員が死んでいたのだろうけど

もし飲酒してなかったら、全員助かった可能性もあるのだ。

 

<感想>

プロとして仕事する以上、その仕事はいつも、誰かと比べてではなく、

自分自身の持てる力のすべてを発揮できる状況であるように、

努めなければいけないのだと思う。

さすが、アカデミー賞で「脚本賞」をいただいた映画だと思う。

  

いつだったか、NHKの「クローズアップ現代」で放送したことがある。

総合病院の薬品庫から「モルヒネ」がなくなるというのだ。

医師が、忙しさの中でまたプレッシャーのなかで、ストレスのため

服用していたのだった。

 

大型バスの運転手も飲酒して、高速道路で事故を起こしたことがある。

また長距離便の大型トラックの運転手も、飲酒したことがあった。

どちらも責任の重さと、長時間労働のストレスだった。

 

どうも最近飲酒の記事ばかりとなった。カテゴリーを変えよう。

                                     (タカハシ)


レ・ミゼラブル

2013年03月14日 | 映画・ドラマ

1月20日、レ・ミゼラブルを観ました。遅くなりましたが忘れないうちに記録しておきます。

              

<あらすじ>

19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。彼は宿を借りた司教の家の

銀器を盗むが、司教はバルジャンを許し、バルジャンは実も心も生まれ変わること

を決意する。8年後、彼は市長にまでなっていた。バルジャンはファンテーヌという

娼婦と知りあい、彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。

しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、彼は自分の

正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する…。


 

<感想>

ミュージカル映画には抵抗があった。

セリフ+歌、ならまだいいんだけど。

全編、セリフも歌です。もう一度観ないと感想をかけません。

 

激動の時代です。

一人一人の人間は簡単に飲み込まれ、命をなくしたり、

心を失ったりしてしまうけど、儚く見えても“愛”は永遠です。

と教えてくれる物語。愛する人の恋を成熟させる為に、自らの思いを隠してつくす。

どんなに辛くても、人としてのプライドをなくさず、良き人として生きなければと思う。

わかっている分だけ感情移入ができたのかもしれません。

それぞれがすばらしかったのです。

私は泣けました。隣のカミさんも泣いていました。

 

"夢やぶれて„

過ぎ去りし夢の日

希望に満ちていたあの頃

とわの愛を夢みて

神もお許しになろうと



若さゆえの 怖さ知らず

夢は はかなく破れ

何もない 私はここに

歌も歌い尽くし 酒も飲み干した



でも 虎は今夜やって来る

雷のように低くうなり

希望を八つ裂きにし

夢も恥と変わる



私は夢を見る あの人が・・・

共に人生を歩んでくれると

でも 叶わぬ夢もある

避けきれぬ嵐もある



こんなはずじゃなかった

こんな地獄で暮らすとは

こんな哀れな姿で

夢やぶれし 我が人生



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アン・ハサウェーは、このシーンで「夢やぶれて」 を

歌っているとき、なぜかスーザン・ボイルを思い出しました。

                                                                    (タカハシ)


「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

2010年12月19日 | 映画・ドラマ

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観ました。

 

ハリウッド映画の「スターウォーズ」や「エイリアン」また最近では「アバター」など、

CG映画を完成させるには相当な技術と制作費がかかると思います。

それを日本映画の映像技術と制作費では、安っぽくなるのではと心配しました。

が!

SPACE BATTLESHIP ヤマト」はすばらしい視覚効果で本格SF映画になっていた。

宇宙空間での砲撃戦・高速で飛交う戦闘機のバトルはすばらしかった。

 

ストーリー  ←はここをご覧下さい。

西暦2194年、謎の異星人ガミラスが地球に侵攻し、人類は絶滅寸前に追い込まれた。

5年後、生き残った人間たちは放射能を逃れるため地下で生活していた。

かつてエースパイロットだった古代進は、放射能除去装置を求めイスカンダル星を

目指して旅立つ…

古代は、沖田艦長の血も涙もない戦法が許せず、自らの信念に基づいて命令を無視した

行動を取る。そんな古代に沖田艦長は古代にヤマトの指揮を執らせる。

古代は初めて気づく。

人生の戦いにおいて自分の信念を曲げた決断を下さねばならない局面があることを。

この日を境に古代は優秀な艦長代理として成長して行く。

 

採点は、★★★☆☆(5点満点で3)100点満点なら60点。コメントへつづく。

 


「大奥」

2010年11月03日 | 映画・ドラマ

腰痛で退屈なので映画を観にいった。

 

娘が読んでいる、よしながふみの「大奥」を大2巻まで読んだ。

その後は面倒くさいのでそのままでいたが、今日映画「大奥」を見て来た。

 

 

 

物語の概要は、男子の突然の減少により男女の立場が入れ替わった、男女逆転世界である。

歴史上の概念はそのままで、社会運営の根幹や権力は男から女へと移っていく。

 

若い男の子だけにかかる不思議な病気である。小さい男の子や少年が高熱を出し、

真っ赤な発疹が全身に広がり、爛れ膨れ上がって死んでいった。

この伝染病の感染は若い男ばかりだった。

 

病は『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』という名で国に根付いていた。

凄まじい勢いで減っていった男子の人口は、女子の約4分の1で安定した。

そして男子はその生存率の低さから子種を持つ宝として大切に育てられ、

女子があらゆる労働力の担い手となっていくのであった。

 


 

江戸城でも、3代将軍徳川家光以降、将軍職は女子へと引き継がれていった。

そして、大奥は、ただでさえ男子が少ない中で美男3000人が将軍に仕える女人禁制の

男の城となっていた。男女の逆転した歴史絵巻である。

 

いきなり映画をみると分かりにくいと思う。私は第2巻まで読んでから映画に行ったので

スムースに入っていけたが、これから映画を観るかたにはネットで大体の概要を理解して

から映画館にいければいいと思う。

 

映画「大奥2010101日男女逆転

 

ストーリーをここで述べてしまうと、面白さが半減すると思うのでぜひ映画館に

行くことを薦めます。


「ラストサムライ」

2010年09月05日 | 映画・ドラマ

GyaO!」でラストサムライを観ました。

幕末。南北戦争の英雄、オールグレン(トム・クルーズ)は、近代化を目指す

日本政府に軍隊の教官として招かれる。初めて侍と戦いを交えた日、負傷した

オールグレンは捕えられ、勝元(渡辺謙)の村へ運ばれた。勝元は異国の村で、

侍の生活を目の当たりにしたオールグレンは、やがて、その静かで強い精神に

心を動かされていく。

 

変わりゆく時代に失望し、遠い異国で、信念を貫く武士の精神を吸収していく。

彼が出会った日本の侍たちが真のヒーローとして描かれる。

 

勝元を演じた渡辺謙の迫力は、トムをも凌ぐほど強烈だ。さらに、真田広之、

小雪など素晴しい演技を見せ、日本人による日本の演技がきちんと表現されて

いる。アメリカらしい演出が出すぎた部分もあるけれど、異なる文化をうまく

際立たせ交差させて、充分に納得し且つ楽しめる大作だった。

 

ただ、パソコンの画面では、ユーチューブ動画みたいで迫力に欠けた。

戦闘シーンは、大スクリーンで観るのが最高だ。

今回はタダなので思わず観てしまった、今月14日まで視聴できる。

時間のある方はぜひごらんになっていただきたい。

パソコンで2時間半は長く感じる。いい映画です。

 


「ゴールデンスランバー」

2010年01月31日 | 映画・ドラマ

今日、カミさんと一緒にシネマデートとしゃれてみました。

チケットを買う段階で、意見が分かれました。

私は「ゴールデンスランバー」を観る。

カミさんは「ラブリーボーン」を観ることになった。

 

 

 

いつもみんなが観た後で、良かったと聞いてから観に行くことが多いのですが、

今回は、1月30日公開のエンターテインメント・サスペンスです、

早速観て来ちゃいました。

 

「ゴールデンスランバー」の感想です。

 

国家権力を狙う政治的テロなのか、正体不明の大きな敵に狙われる一般市民が

一瞬にして命を狙われるストーリーです。

 

 

 

「無実の男、首相暗殺犯に断定」

 

登場人物がそれぞれいい味を出していました。

青春時代の友情、その思い出が緊迫感の中に時々登場していた。

でもそれが、いい具合に画面にマッチしていた。

 

丁度父親が、インタビューに答えていたシーンは良かった。

 

「お前達、俺の息子をどこまで知っているんだ、俺は赤ん坊の頃からしっている。

女房はお腹の中から付き合っているんだ。殺っていない、無実だ!」

 

この言葉はよかった、信頼しているから言える、信じているから発言できる。

友情と、昔バイトした花火屋、また偶然に知り合った仲間達が無実を信じて協力する。

今の時代、人を信用するまた信頼すると言うことを忘れたことを思い出させてくれた。

 

最後のツボは「痴漢は死ね」これもうヤバかった~!

母親も父親も大笑いで、息子の存在を確認していた。

 

ただ残念なのは、最後まで真相がわからず消化不良を起こしてしまった。

映画として観れば、おもしろい映画です。みなさん一度御覧になってください。

 


映画を観ました

2010年01月18日 | 映画・ドラマ

昨日、今話題の「アバター」を観ました。

 

映画館で観る作品としては、今年はじめての作品は「アバター」です。

素直な感想は、面白かったです。

でも少し長かったです。ストーリーはシンプルです。

CGがメインなんだけれど、SFとしては少し違和感あった。

いつのまにか、アチラの世界とコチラの世界が逆転している感覚に陥りました。

私の観たのは、3Dではなかったが映像の美しさは楽しめました。

後半の戦闘シーンは、これでもかこれでもかと、アクションの連続でした。

日本のアニメの延長や、また部分的に採用されたと思われるシーンがありました。

カミさん「宮崎アニメのパクリと思う」と言われたのは納得してしまった。

この監督が、1995年に脚本しておいて、5年前に見直し映像に成功した。

想像力のすばらしさ、また映像の美しさに感動しました。

 


映画「富士山頂」

2009年07月05日 | 映画・ドラマ

富士山頂剣ヶ峰に立つ気象レーダー


                   2001
8月に解体された.

 

昨夜テレビで「富士山頂」を放送していた。石原プロの作品です。

この作品は大工の弟子の頃、秋田市土崎の映画館で観た記憶がある。

弟子時代は、金がなくて楽しみは映画くらいのものだった。

観ただけだった、ストーリーは全然覚えていないのだ。

 

「黒部の太陽」もこの映画館で観た。この映画はストーリーを覚えている。

前ブログで、“映画バトン”で記事にした。けっこうコメントが入った。

 

まさに我が人生も始まろうという時代だったが、たぶん18,19歳の頃だった。

石原プロの「黒部の太陽」にしても「富士山頂」にしても、大自然と闘う男達を

スケールの大きなテーマで描こうとするスター石原裕次郎の映画への熱い思いは

伝わってきた。


ストーリーは簡単に説明するとこうだ。

気象庁測器課長・葛城章一(芦田伸介)は台風の被害を減らそうと、

富士山レーダー取り付けに情熱を傾けていた。

三菱電機技術部員・梅原悟郎(石原裕次郎)もまた、富士山レーダーに情熱をかけ、

大成建設の伊石昇(山崎努)と、山頂の気圧や地盤を調査する。

やがて2社合同の工事が開始する。零下30度、風速20メートルの苛酷な条件の中、

難作業は続けられる。加田雄平(渡哲也)がレーダードームをヘリコプターに吊るして

輸送し、直径9メートル、500キロの巨大なドームが完成する。

富士山レーダーは長年気象観測のシンボル的存在であった。

 

NHKプロジェクトXでは、2002年第一回として放送された。

「巨大台風から日本を守れ 富士山頂・男たちは命をかけた」

(富士山レーダー・三菱電機 328日)私は再放送を見ました。

 

「富士山レーダードーム館」

富士山頂で35年間働いてきた富士山レーダーが引退し、こちらにやってきました。

富士山頂の測候所で昭和39年(1964年)から平成13年(2001年)まで働いていました。

現役の頃は静岡県側にあったのに、今は山梨県富士吉田市に引き渡され、

「富士山レーダードーム館」として復元されています。

ここで一句 「レーダーがなくて違反で一ヶ月」 40キロオーバー 

 


「おっぱいバレー」

2009年06月16日 | 映画・ドラマ

先日6月11日、イオン大曲に行って来ました。

「おっぱいバレー」を見ました、バレボールとはまるっきり縁のない

私ですがシネマ館に入って来ました。

 

この作品は、実話を基にしたノンフィクション作品である。

原作者の水野がラジオの構成作家をしていた時代に男子バレーボール部の

顧問をしている女性の先生から聞いた話が元になっている。

 

バレー部員『先生がおっぱい見せてくれたら、オレたち頑張るよ』

女性顧問 『優勝したら見せてあげるよ』と答えちゃったそうです。

 

そしたら、やる気のなかった部員が俄然張り切り出して、練習試合なんかで

勝ちだした。先生は焦ってくる…まぁ、実際はおっぱいは見せなくて、最終的

『本気で見せてくれると思ってないよ』

とキャプテンの子から言われたそうですけど…

この話が基になっています」とのことです。

 

 

ネタばれになれば申し訳ないが、2回戦の第三セットはもう少し工夫がほしかった。

一方的にやられっ放しで、どうせ負けるにしても接戦にもって行きたかった。

先生「おっぱい見たくないの?」このフレーズが生きてくると思う。

それでも男子バレー部のHなことから、負けた悔しさが画面いっぱいに出て感動した。

時代が30年前です、映像の中に時代の流れを感じました。

 

「それでは、また一緒に楽しみましょう」水野晴男調。

 


「レッドクリフPratⅡ -未来への最終決戦-」

2009年04月30日 | 映画・ドラマ

先日「レッドクリフPratⅡ -未来への最終決戦-を観ました。

            

       

    

長い遠征の果てに土地の風土に合わず、曹操軍の陣営では深刻な疫病がはやりました。
曹操は、これにより病死した兵士達を船で向こう岸の連合軍の元へ送りつける。
この冷酷な作戦が功を奏し、連合軍の兵士、民の中に疫病が蔓延していきます。

戦いの中でこの作戦は冷酷そして計算された行動です。



こうした事態を見て、民のことを考える劉備玄徳は、「信義だけでは守れない」

といい、同盟を一方的に解消し、撤退してしまう。

「約束したことは、最後まで違えません」と、残る孔明。

劉備軍の撤退により、孫権軍にとって兵力、武器の欠乏という深刻な事態になる。
孔明は矢10万本の調達、周瑜は2将軍の調略を共に約束し、約束を違えた

時は死をもって償うこととしました。



周瑜の妻の小喬は、戦いの原因が自分にあることを知り、

自らやらねばならないことを決意し単身で敵陣に乗り込みます。

様々な駆け引き、悩みを抱えつつ、決戦の時は迫っていきます。


「この戦いに勝者はいない」まさしく、壮絶な戦いでした。



この作品で心に残った言葉。

「信じる心が、未来を変える」

闘う心  集中力さえあれば、小石で巨人でも倒せる

忠義の心 約束したことは、最後まで違えません

野望の心 全軍突撃!赤壁を奪え!


孤高の心 誇りのためだ、たとえかたなくても戦わねばならぬ

仁愛の心 この戦いは、夫のためでなく民のため

不屈の心 海賊と見下げられても、誇りがあれば十分だ

純真の心 私は逃げない、必ず戻ってくる


 
すごい言葉、すごい映像、すごい音楽、すごい作品です。

建築の現場監督なんかやってられない、映画監督に挑戦する。

詳しくは、「レッドクリフPratⅡ -未来への最終決戦ここを参照。

           ↑ 音がでます。職場で見る場合は注意すること。