私は、コーチという名前を騙る詐欺師のような存在ですが、それでも、中学生を指導する以上、選手やその父兄に対し、明確には存在しませんが、コーチとしてのガイドラインは守らなければなりません。R中のコーチをとして20年以上過ごしてきました。随分前から選手に対し一切触れないようにしていますし、部活や大会での様子を基本的に写真を撮る時は、近接した写真や、正面からの写真は特別な場合を除き撮りませんし、多くは後ろから遠目に撮って、誰が誰だか判らないにようにしています。盗撮を疑われないようにするのも大切です。「君子危うきに近寄らず」(私は君子ではなく凡人ですが)、「瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず、李下(りか)に冠を正さず」が大切です。「体育の指導で児童の体を支えるのも“疑われるかも”と不安に…」 相次ぐ学校での性暴力事件の影で苦しむ、男性教員たちの葛藤(AERA with Kids+) - Yahoo!ニュース
部活の本題の前に、関連したちょっとした話題です。
昔に比べて平均気温も上がっていますし、
部活にも熱中症対策がだいぶ浸透してきている昨今。
休憩時間は昔に比べれば格段に多く取られますし、
なにより、時々、基準気温を超えていないかを計測していました。
多分、基準気温を超えたときは部活が中断?中止?となるようです。
この日は、私の体感でもそこまで暑くなく、
何より風が熱風ではなく涼風だったので、
環境的には良い?悪くない?中で部活が出来ました。
この日は県大会が行われている日で、
R中の顧問の先生は、
今年静岡市のソフトテニスの大会運営を行う担当者に選ばれているため、
県大会に本部役員として参加し不在でした。
なので、選手たちを副顧問の先生と私とOコーチが指導しました。
まあ、私の場合は殆ど、指導というよりは練習を見守るお爺さん役ですが。
現在2年生が11人、1年生が4人ですが、
この日は夏休み中でもあり、諸事情で休んだメンバーもいて、
2年生9人と1年生1人の合計10人での部活となりました。
実は、私にとって久しぶりの部活でしたが、
いつも思うのですが
2週間以上間が空いて練習に参加すると、
みんな本当に上手くなっていることに驚きます。
小学生、中学生年代の日々の成長は本当に目覚ましく、
(目が覚めるほどすばらしい。驚くほどすばらしい。)
この調子でどんどん成長していって欲しいですね。
今年の3年生(既に引退していますが)の多くの選手は、
コーチの私から見て、
個人戦団体戦ともに十分県大会に行けるだけの実力があるメンバーでした。
しかし、結果はどちらも、1ペアも県大会を掴むことが出来ませんでした。
県大会に一番近くまで辿り着いたのが2年生ペアというところに、
中体連(中学総体)の難しさ、プレッシャーの大きさが判るでしょう。
今回私が一番感じたのは、日々の真面目に練習することで、
勝ち進むことが出来る実力を身につけることは最低限必要なことですが、
それより大事なことは、
「その実力を大事な試合、大事な場面で、プレッシャーに負けずに発揮できるかどうか?」
です。
例えば、大事な試合でミスをしたあと、
それに引き摺られて消極的になってしまうのか?
ミスを挽回するために更に頑張ることが出来るのか?
ラリーが続く中、相手のポジショニングが乱れ、穴が(スキ)が生じた時、
そこを狙って力まずにしっかり打って、ポイントを取るのか?
力んでミスしてしまったり、
強く打てずに追いつかれたり、
そもそもその穴を狙えずに相手のいるところに返球してしまったり・・・
得点を争うスポーツですから、相手からより多くポイントを奪うかが大切で、
モチロンポイントの取り方は千差万別です。
相手が取れないような威力あるボールを打つか?(こちらの失敗のリスクも高いです)
相手が取れないところに打つか?
相手の苦手なところ、嫌なところに打ってミスをさせるのか?
なるべく相手の打ち難いところに打ったり、相手が動きながら打つように配球するのか?
それをしっかり実現できるかが大切です。
こう言う時に必要なのは、練習で身につける自分に対する自信です。
ただ、今は部活のガイドラインがあり、
豊富な練習量で自信を勝ち取るのは難しく、
多くのトップ選手は部活にプラスしてクラブチームの練習に参加したり、
自分たちでテニスコートを予約して自主練したり。
でも、こういうものは部活の指導者からすれば、
要求すべきものではないので、難しいお話になってしまいます。
と言ってもこういう悩みもあとほんの1・2年のお話。
何故かと言えば、
これまでに何度も触れてきている「部活のガイドライン」。
スポーツ庁・文化庁が出している、
「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する 総合的なガイドライン」では、
少子化が進む中、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことが出来る機会を確保するため、速やかに部活動改革に取り組 む必要。
という事で静岡市は、
市立中学校の部活動を2027年9月から地域クラブに全面移行することになりました。
静岡市 中学校の部活動 2027年 地域クラブに全面移行へ|NHK 静岡県のニュース
市では、市立中学校の休日の部活動を来年夏から地域クラブに移行し、2030年から平日も含めて全面的に移行する計画を示し、昨年度から実証を進めていました。
しかし、平日と休日で指導者が異なると指導方針の違いで生徒が戸惑うことや、トラブルが起きた際に責任の所在がわからないなどの課題が明らかになったため、平日と休日の部活動のいずれも2027年9月から地域クラブに移行することになったということです。
具体的にどう変わるか?がまだ見えていませんが、
子どもたちに解りやすく、楽しく、有意義になる変革を望みたいです。
だから、私がR中の部活の指導で悩むのもあと少しです。
まあ、選手からすれば、
私のようないい加減なコーチと縁を切れることは喜びでしかないでしょうが。
そういう事情もあり、今の1・2年生には本当に頑張って欲しいのです。
ガンバレR中です。
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