徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

たかが小説でも、正しいことは正しい。

2022-06-09 21:02:13 | その他

先日、今年初めてのトウモロコシを食べました。昔はトウモロコシを一粒一粒取って食べることに幸せを感じたのですが、年をとった最近は、まだるっこしくて耐えられなくなりました。

 

隠蔽捜査シリーズの第7編、棲月を読み終わりました。

これで隠蔽シリーズの最新刊以外を2回ずつ読んだことになります。

因みに最新刊の探花は今、予約数139件なのでいつになったら読めるのか?

 

さて、所詮小説ですから作者の思うがままに書かれている訳ですが、

印象に残る台詞があります。

主人公は警察官であり、

「どんな役職に就こうが関係ない。」と言うと、

相手は、「上にいけばそれだけ偉くなる」と返します。

すると主人公が言います。

(ここからが本題です)

「偉いのではありません。やれることの権限が増えるだけです。

我々は国民のために働いている。偉いのは国民です。」

と言います。

我々企業に勤めるサラリーマンで考えれば、

国民をお客様に言い換えればそのまま当てはまるでしょう。

世間一般に言う地位の高い方で、

「自分は偉い訳ではない」と、

本気で思っていらっしゃる方が何人いるのか?

それが謙虚さであり、人間の器の大きさなのですが。

 

私は偉くもなれなかったし、ほぼ負け犬状態ですから、

モチロン自分が偉いと思ったことはありませんが、

ただ、前にもブログで書きましたが、

私の会社での立ち位置を与えてくれたり、

仕事を助けてくれたのはパートさんをはじめとする部下であり、

その恩を忘れてはいけないと常に思ってきました。

独断と偏見 - 徒然雑感 by おとぼけの父上

最後のお勤め - 徒然雑感 by おとぼけの父上

がんばっている部下に報いるためには? - 徒然雑感 by おとぼけの父上

フェミニズムの神髄 - 徒然雑感 by おとぼけの父上

 

ただ、残念なのが、ほとんどの方、偉い方が、

そう言う大切なはずの人材を、

使い捨てと言うか、消耗品と思っている現実。

残念です。

 

さて、今年の目標である年間読書150冊。

146冊目です(今年159日目)。

「建白書 本丸目付部屋5」藤木桂

勝手に評価10点満点中7点


八代将軍・吉宗が設置した目安箱に前代未聞の建白書が入っていた。幕府の農政に関するもので、見方によれば吉宗公を批判するものともとれ、幕閣は即刻処罰を訴えるが、上様から目付方に諮問があった。十人の目付も侃々諤々、意見の一致を見ず、居並ぶ老中・若年寄を前に十人それぞれが意見を述べることに…。己が信ずるところを語る、目付の真骨頂がここに

 

さて、今年の目標である年間読書150冊。

147冊目です(今年159日目)。

「隠蔽捜査7 棲月」今野敏 

勝手に評価10点満点中8点

鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 部活動の地域移行の動きについて | トップ | 通勤バスでの出会いのお話 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿