徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

ある小説を読んでの付随的感想

2022-11-11 12:51:02 | 本・映画・音楽

健康のためと言う名目で、カット野菜を買って来て食べる時があるのですが、こう言う野菜ってどれくらい持つのか?少し色が変わってきたりしたとき、ここまでなら大丈夫と言う基準が、今一つわかりません。味音痴ですし、鼻、嗅覚も対したことないので、今日はエイヤアとサンドイッチに挟みましたがどうなんでしょう?

 

今年は年間150冊を目標に、ずっと読書を続けてきていますが、

ちょっと前から嵌っている時代小説の場合、

そもそもの1冊1冊の分量がそれほどなく、

更に時代小説を読む世代は年齢層が高いからか、

文字のサイズも大きい上、行間も広い?

すると1冊を読み終える時間が短くなり、

必然的に読んできた冊数が増える傾向にあります。

前置きはこれくらいにして、

ずっと時代小説ばかり読んでいたので、

久し振りに普通のミステリーを読みたくなり、

何の予備知識もないまま、図書館の書棚を見て歩くと、

好きな作家の一人である中山七里さんの棚で、

「護られなかった者たち」と言う本が目に入り、

中山さんのミステリーなら面白いかも?

程度の期待感で借りてきました。

中山さんの作品では、なんと言っても御子柴礼司シリーズが大好きです。

このシリーズ第1作の「贖罪の奏鳴曲」は突っ込みどころもあり、

読んだ当時、勝手に評価10点満点中6点でしたが、

他の作品は、

追憶の夜想曲は勝手に評価10点満点中9点。

恩讐の鎮魂曲は勝手に評価10点満点中7点。

悪徳の輪舞曲は勝手に評価10点満点中8点。

復讐の協奏曲は勝手に評価10点満点中8点。

とかなり面白かったシリーズです。

さて、私が借りてくると、奥様からどうしてこの本借りたの?

と言う謎の質問があり、「何となく」と答えると、

この本は映画化され、結構評判の高い小説だよと言われ、

調べてみれば、

静岡市には13?(含む移動図書館)の図書館がありますが、

12の図書館に15冊の所蔵があることを初めて知った次第です。

ところで、映画化されていることについてですが、

いつも思うのですが、

何かの小説やら漫画やら、映画化する際に、

映画監督は必ず?原作と何かを変えます。

「アンフェア」の様に個人的に許せない結末と言うか、

重要な役どころを変えたり、

「3丁目の夕日」の様に登場人物の性別を変えたり、

この作品もそういう類の変更が何ヶ所もあります。

恐らく監督さんのプライド?では、原作をただ忠実になぞることは、

許されないと思うのでしょうか?

私にとっては、原作の映像化を見たいと思うのですが、

何らかの変化があると、ある意味違う作品になってしまうのが残念です。

モチロン、映画の場合には上映時間と言う制限が加わるので、

全く同じ内容のまま映画を作ることは難しいのは判ります。

でも、何とかならないのでしょうか?

 

話を戻します。

この小説、そこまで期待せずに読んでいました。

終盤に差し掛かるまで、

取り上げられるテーマは重い内容ではあり、

社会的正義感が満載で、読み応えもありますが、

ミステリーとしての話の展開には、

スリリングさや謎解き等のワクワク感が感じられず、

どうなんだろう?と思って読み進みましたが、

最後の最後に作者にしてやられてしまいました。

だから中山さんは好きな作家なんだと改めてそう思いました。

なるべくネタバレしないように書くと、

非常にあいまいで判り難い表現になります。

でも、この本は今年読んだ最高の作品かも知れません。

最後にいつもの読んだ小説のことを書いています。

勝手に評価は10点をつけたいくらいですが、

途中までの必然的な内容がどうしても引っ掛かって8点にしてあります。

まあ、それこそどうでも良い評価なので、

皆様なりの評価をして下されば結構です。

こういう作品との出会いがあるから読書は辞められません。

 

護られなかった者たちへ - Wikipedia

 

映画『護られなかった者たちへ』公式サイト 4月22日(金)Blu-ray&DVDリリース!

そして、<10年目の殺人>は起きた――。連続“餓死”殺人事件。異様な事件の裏に隠された、切なすぎる真実とはー 4月22日(金)Blu-ray&DVDリリース!

映画『護られなかった者たちへ』公式サイト 4月22日(金)Blu-ray&DVDリリース!

 

さて、今年の目標である年間読書150冊。

239冊目です(今年314日目)

「護られなかった者たち」中山七里

勝手に評価10点満点中8点

仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。


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