徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

気になる話題。

2008-04-19 06:06:12 | その他
ある雑誌を読んでいた。
その中に野田知佑さんという方の連載記事がある。
釧路川の旅行記のようなもの。
この方が、カヌーで釧路川を下っている時の文。

1艇のカナディアンカヌーを追い越した。後ろを漕いでいるガイドがお客に、「木の枝があったら、頭を下げてください」といっているのが聞こえた。
 何かが目の前に迫っても決してよけようとせず、それにぶつかってケガをする人が多いそうだ。
 この国ではいつもあらゆることに「危ない危ない」といい、危険なことをさせない。だから、実際に何か危ないことがあっても、人はそれを回避することが出来ない。道を歩いていて電柱にぶつかる類の馬鹿馬鹿しい遭難を数多く見てきた。目の前に橋脚があってもそれをよけようとせず、カヌーはぶつかって真横になり、水圧でつぶれて橋脚に巻きつき、乗っていた人がカヌーから足が抜けず溺死したのを目撃したことがある。・・・・・

以前ブログに書いた気がするが、
最近の親は子どもに危ないことをさせなさ過ぎる。
ケガはしない方がいいに決まっているが、
小さなケガの体験が大きなケガを防ぐならば、
小さなケガはするべきではないのか?
私のこのポリシーと相通ずるところがあるし、
チビが通った川和保育園もあおぞらキンダーガーデンも、
このポリシーは持っていた気がする。
子どもをがケガをしたとき、親がそれをどう受け止めめるのか?
保育園や学校や加害者の責任だけを追及する風潮が、
私は今の世の中に蔓延しすぎていると感じている。

以前、青木鈴花ちゃんのこともブログに書いたけれど、
(2007年12月29日)
責任の所在を問題視することがいけないといっているのではなく、
その前に大切なことがあるのではないか?と言いたいだけ。
だから、川和保育園では遊具から落ちて骨折することくらいは、
覚悟していなければいけない園であるが、
それを問題視するような親はいないはずである。(多分)
だって、川和の遊具なんてそこにたどり着くために
階段なんか作らず、石垣をよじ登らせたり、
木を登らなければたどり着けないような
木の上に遊び場を作ったりしているのだから。
(空飛ぶ船 ブログは2007年1月27日)

川和保育園のHPは
http://www.kawawa-hoikuen.ed.jp/

話を元に戻すと、
この作者も危惧している通り、
過保護になりすぎている世の中。
この辺が心配と思う今日この頃。
我が家の放任主義(実際は親の怠慢による放置であるが・・・)
の言い訳にしているに過ぎないかもしれないが。
でもやっぱり個々の強さ。
これは体力でも学力でもなく、
自立心であったり、生命力であったり、
一人旅が出来る。
友達に引きずられない独自の生き方が出来る生命力?
実際我が子に備わってはいないけれど、
そういうものを身につけさせたいとは思っている。
それが今問われている時代だと思っている。
コメント (2)
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