音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

元気になってくれてありがとう

2009-08-24 22:20:00 | 箱:Private
この夏も、「おつかいさん」は来てくれました。

今年もお盆前に来てくれて、夕暮れ前の虹を一緒に見た時は
とくに異常もなく元気でした。走り回ってゴロゴロしていたし。

数日後に駐車場の車の下で再度見かけた日、異変に気づきました。
私を見つけてにゃにゃーん、と鳴いているけれど、うずくまったまま
動きません。しばし様子を見ているとようやく動き出したものの
右前足を地面に着けず、3本足でヨタヨタと車の下から出てきて
私の後をついてきましたが、すぐ座り込んでしまいました。
背中にもケガをしています。右足は、見た目には腫れや外傷などは
ありませんでした。
我が家にとって大切なおつかいさんが一大事。どうしよう…
保護して獣医さんに連れて行こうか悩みましたが、ここは彼女の
自然治癒力を信じることにしました。うちは賃貸アパートですし
外用薬や内服薬をフォローできる環境もありません。
ただ、せめてエールだけでも…と思い、焦げをむいたチクワ少量を
千切って手のひらに乗せて見せると、ゆっくりではありましたが
食べてくれました。そして、足を引きずりながらまたどこかへ。
そんな様子だったことを帰宅した夫に報告。彼も心配そうでした。
ひょっとして、何かを代わりに「背負って」くれたのかな。
気をつけなさい、と身をもって伝えに来てくれたのかも…
うん、気をつけるよ、お願いだから元気になって。
そんなふうに祈る日が数日続きました。

今晩、お隣さんの車の下で待つおつかいさんを発見。
すっかり元気になっていました。歩きも普通です。
じゃれじゃれゴロゴロも支障なくしているところを見ると、
「治ったよ」と報告に来てくれたのかも、なんてね。
珍しく早く帰ってきた夫も、おつかいさんの元気な姿を見て
心底ホッとしていました。
元気でいてくれるのがいちばん。治ってくれてありがとう。

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