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「14才の母」を批判する視聴者からちょっと考えてみた

2006年11月24日 | てれつぼ[ドラマネタ]
数ヶ月前にもいっちょかみしたんだけど
こういう組織がございます。

BPO/放送倫理・番組向上機構

いわゆる子供に見せたくない番組とか、
そういう事を審議する組織。
PTAみたいなもんかね。

で、今回も面白い議題が提示されていたので、
オイラなりの意見を述べていこうっと。


「放送と青少年に関する委員会」での第6回委員会から。

以下記事引用
10月から始まった“中学生の女子が妊娠し、母親になる”という新ドラマについて視聴者から、「多感な年齢の子どもたちへの影響が心配だ」 「中学生が子どもを生んで育てるというと、ドラマとしては美しいが現実は違う」といった先月と同様の批判的な意見が多く寄せられ、委員からは、次のような意見が出された。

▽ “中学生の妊娠は非現実的だ” といった意見があるが、そうは思わない。頻繁に起こっているわけではないが、あり得ない話ではないと思う。万引きシーンがあったが、ドラマとして必然性があったのではないか。

▽ドラマのテーマは“命の尊さ”となっているが、14歳の中学生が中絶しないで生むことを生命の尊重としているとすれば、すこし短絡的ではないか。

▽視聴者からは批判的な意見が多いが、中学生モニターの意見をみると冷静に受け止めているようなので、今後、どういう展開になるのか注視していきたい。

引用ここまで


へぇ~批判的な意見が多いのか。
そらまぁこういう機関に送られてくる意見はそうなるだろうな。
ドラマのテーマは命の尊さ。
でも意見にある
「中絶しないことで命の尊さをこのドラマが訴えている」
と考えるのもちょっと短絡的じゃないっすかね。
産もうとうもまいと、宿ってしまったことそのものへの
本人達の接し方を考えたり、それを受けて視聴者がどう感じ、
自分の子供にどうやって説明できるのかが問題だろうと。

中絶しなかったことで自分や生まれてくる子や
家族や友達やその他自分に関わる周りの全てにどれほど影響を及ぼすのか、
だからといって中絶すればそれで何事もなくすむのか。
ドラマから見えてくる"裏のメッセージ"を現実のものに置き換えて見なければ
どんなドラマでも薄っぺらいものになると思うんですよね。
(もともと薄っぺらいドラマは論外)
でも視聴者からは批判が多いが中学生モニターは冷静に受け止めているって事で、
これには安心した。

これってさ、別に14才じゃなくても成人でもいえることじゃないか?
芸能人がドラマで共演してそれがきっかけでポンポン子供つくっては
出来ちゃった結婚して挙句1年やそこらで離婚する。
で、離婚してもちゃんとお互い会って、
子供が成長して成人になるまで二人で協力して育てるっていうなら別だけど、
そこに見えてくるのは当人同士の価値観の違いとかそんなもんやん。
そのあとは離婚調停さえ済めばある程度のお金振り込んでおけばそれでよし。
こっちの方が命をあからさまに尊重していないじゃないかと思うのさ。
だから芸能人の惚れたはれたはオイラ薄っぺらくみえてしまう。
もちろんワイドショーの報道のやりかたにも問題あると思うけどね。

あいのりを見て知ったけどオイラも愛してやまない国、スウェーデンでは
結婚せずに子供を育てるカップルが多いんだってさ。
結婚しなくても補助金など、
福祉に対する国のとりくみが充実してるかららしい。
でもそれ以上に結婚というものに束縛されないことで、
子供を第一に考えられる土壌が出来上がっているんだと思う。
もちろん日本ではこういう制度は無理だろうけど、
年間5組に1組が離婚しているっていう現状を考えると
なんだかねぇ~って思う。
結局自分本位になっちゃうんだろうね。

子供を作るってのは根本的には子孫繁栄であって、
快楽のはけ口による結果を求める生体実験でもなんでもないんだよな。
(おっと表現が・・・・)
だからこそ簡単に避妊もせずにHしてしまうこと自体
14才だろうと26歳だろうと歌舞伎役者だろうと関係ないんだ。
で、実際出来てしまったとして、
その後に自分じゃなく、いかに子供の事を第一に考えられるのか
それができるか出来ないかが問題なんだよね。

この「14才の母」はまだ終わってないから論評したくないんだけど、
ようは智志の振る舞いがキーポイントと思います。
多分父親になってくれると思う。
結局さ、最初も最後も男次第なんだよ。
まぁ避妊もしなかったっていうそもそもの過ちはもってのほかなので
それを言い出すとループするからおいておくとして
好きな子との間に出来た子ならその子の顔、見たいよな。
その子の成長見届けたいよな。
それが親だろって。

つまり認知しようとしよまいと、
いたしてしまった結果が生まれた時点で結婚してなくても親になるんだと。
親としての責任があるんだよ。
で、まだまだ責任ももてない若造のクセにっていうのはタブー。
前述したように大人だって「大人のクセに」って奴はごまんといる。

いや、もちろんそうです。
せめて高校くらい出て居ないと家族を養っていくのは大変なこの日本の現状。
中学生が親としての責任を全て受けきれるか。
無理やね
でもま、それならそれで周りの親が自分の子供のしてしまった事に対して
どこまで責任持って向き合っていけるのか。
ドラマの中で智志と智志のオカンがどう向き合っていくか、
彼らの行動こそがこのドラマの肝であると私は思っております。

さて・・・そういいつつまだ今週の話見てないんだよね・・。

 \おい!/
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノノ

最後に委員会の意見の中で

以下記事引用
▽「番組欄を見ただけで家族では見られないと思い、見るのを止めた」という女子の意見もあったが、やはり親としては子どもと一緒に見るのも話し合うのも恥ずかしい。
引用ここまで


そうじゃないだろっ(阿部ちゃんの目薬CM風に)

このドラマを一緒に見るからこそ
子供とちゃんと話し合えるきっかけになるんだ。
恥ずかしがってどうすんのよ・・・。
まずは見て耐えられないなら耐えられないなりの意見を子供に言えばええねん。

2時間サスペンスで殺人の仕方をじっくり見る方が
よっぽど不健康じゃ。


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