大人の説得力

2011年07月21日 18時38分14秒 | B地点 おかか

 

 

ゆうちゃんは、ネコジャラシで遊ぶのが大好きである。
「わーい! ネコジャラシだー!」

たったったっ
ばびゅーん
はっし
「わーい! 楽しいなー!」

ごろん ごろん
「わーい、わーい」

ごろごろごろ
「こらあっ! やめんかーっ!」
びくっ
「ゆうちゃん! ここに来てから、もうすぐ一年になるんだろ?」
「いつまでも子供じゃないんだから! そんな遊びはやめなさい!」
「お、大人は遊ばないの……?」
「もちろんだ。大人は遊んだりしないのだ」
「私くらいの大人になれば、たとえ目の前にネコジャラシがあっても……」
「こんなことや!」
「こんなことや!」
「こんなことは!」
「しないのだ。わかったか」
「ぜんぜん説得力ないよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


窃盗未遂事件

2011年07月21日 18時19分26秒 | B地点 寄り目ちゃん

 

 

名探偵ホおむズ 事件簿029

 
ヨーロッパ全土を股に掛ける大怪盗、アルセーヌ・ルパン
ロンドン暗黒街の帝王、モリアーティ教授
もしも、この二人が手を組めば、強大無比の悪の組織ができる!

―― と、モリアーティは考えた。
 
「おっ、ルパンじゃないか! 丁度いい。ちょっと話があるんだ」

「ん? 何だ?」
「どうだ、おい。私と手を組まないか?」

「お断りだ!」
「こ、断るだと?」

「私は常に独立自尊! 誰とも気脈を通じるつもりはない!」
「そう言わずに! な?」

「わっ!?」
「な、おい! 一緒に仕事をしようよ~」

「や、やめんか。ベタベタするな」
「なあ~、いいだろ~? 悪の組織を作ろうぜ~」

「ちょっ、おいやめろ! 近付くな!」
「なっ、なっ? いいだろ~? 頼むよ~」

「わ~っ!!」
「はぁはぁ……。た、助けてくれ、ホおむズ!」
「むっ、どうした?」
「実は、かくかく、しかじか」
「何っ! モリアーティめ、許せん!」
「おいっ、モリアーティ! 貴様を逮捕する!」

「た、逮捕だと? 何の容疑で?」
「容疑は、窃盗未遂だ!」

「せ、窃盗!?」
「ルパンの唇を、奪おうとしただろう……!」
「誤解だあ~っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


台風一過のおちんちん

2011年07月21日 17時09分15秒 | B地点 おかか

 

 

台風の接近・停滞のため、前々日そして前日と荒天が続いたが、この日はようやく、雨が上がった。
抜けるような青空 ―― とまではいかないが、台風一過の涼風が吹く、爽やかな天気となった。
この間、健康が気遣われたおかか先生だが、体調を崩すこともなかった。
今日は、ネコジャラシで遊ぶほどに、ゴキゲンである。
そして、のんびり毛繕い。
おや? こ、これは……?
おちんちんである。

めったに見ることのできない、貴重な記録である。