瞳と傷と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めての勲章

 

 

	傷は、治ってきた
	僕たち野良猫にとっては、日常のことさ （※参照、「たいしたことはなかった」）
	それはそうと、今日は、ゆうちゃんがケガをした 誰かとケンカをしたらしい
	痛そうだ ゆうちゃんにとっては、初めての経験かもしれない……
	「さあ、ゆうちゃん。これをあげるよ。頭に載せるんだ」
	「わっ、四つ葉のクローバー！？」
	「ありがとう！　これでいい？」
	「そうそう、それでいい。さあ、願いをかけて」
	「強い男になれますように……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘビ退治

 

 

	にょろん
	「ああっ！？」
	にょろにょろん
	「へ、ヘビだ！」
	すい～っ
	「ああ、びっくりしたなあ」
	「あんなヘビは初めて見るよ。毒ヘビだったらどうしよう……」
	「私に任せろっ」
	「えっ、やっつけてくれるの！？」
	「私がそんなことするもんか」
	「だが、もっといい方法がある。完璧な方法だ」
	「完璧な方法！？」
	「これだ！　四つ葉のクローバーを使うのだ！」
	「頭に載せて、願いをかけるのだよ！」
	「どうか、怖いヘビが来ませんように……」
	「それって完璧かなあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっさりとして、それでいて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忍法「ただ殴るだけ」

 

 

オムイ外伝　第六部（驚天動地篇）　第６話

	「死んで貰うぞ！」
	「追忍かッ！」
	「ふッふッふ。今日が貴様の命日だ……」
	「さあて。そいつはどうかな」
	「今日は、もの凄い忍法を用意してあるのだよ……」 「何ッ、もの凄い忍法だと！？」
	「お、面白い！　かかって来い！」
	「ゆくぞ！」
	「でやあああーーーッ！」
	ぼかっ
	「ぐはーーーーッ」
	「くそッ、ただ殴るだけじゃないか……」
	がくっ