流燈

2008年08月19日 18時19分00秒 | B地点 おむ

 

「今日、燈籠流しというのがあるそうですね?」
「うむ。見ておくといい」
「よーし、ここから」
「ここなら安全だし、雨にも濡れないよ」
僕は日が暮れるのを待った。
そして、燈籠流しが始まった。
愉快なお祭りのようなものを想像していたけれど、そうではなかった。
胸がぎゅっと痛くなって……うまく言えないけど……頭の芯が透き通ってく……そんな気持になったよ。