誰でしょう?

2008年05月20日 18時45分00秒 | キジトラ兄弟保護中

 

 

誰でしょう?
そう、ミアちゃんです。
飲み方もすっかり板に付いてきましたね。 

  これは誰でしょう?
ナアちゃんです。 
うーん、可愛いお手々ですね。
 

ごくごく飲んでいるのは、誰でしょう?
そう、ミクちゃんです。
では、まだまだ飲みたそうに身を乗り出しているのは、誰でしょう?
ナアちゃんですね。 

  トイレはともかく、離乳食まで用意した、
ちょっと気の早い人は、いったい誰でしょう? 

 

 

 

 


やばいぜ!

2008年05月20日 17時21分30秒 | キジトラ兄弟保護中

 

  おうミアちゃん、昨日はよくもやってくれたな!

うっ? 貴様はナアちゃん! 
  ふははは 乳首は貰ったぜ

ちきしょーっ 
  へっへっへ ざまあみやがれ 
  奪い返す!

てめー 生意気だぞ 
  うおー このクソ野郎がっ

がおー ぶっ殺してやるっ 
  やめろ! やばいぜ! 
  写真撮られてるぜ!
兄弟仲良しのフリしてポーズ決めろ! 
  ビシッ 

 

 

 

 

 


缶でくれ!

2008年05月20日 09時10分07秒 | キジトラ兄弟保護中

 

緊急保護したのは先週の火曜(13日)の夕刻だったから、
今日で一週間になる。

ボランティアさんが届けて下さった猫ミルクがちょうど一缶、空になった。


 

作り置きはできないので、無論、授乳の度毎に余りは捨てる。
従って、全てを仔猫達が飲んだわけではないが、
少なく見積もってもこの缶のざっと四分の一は
仔猫たちの可愛いお腹に入っただろう。

   * * * * *

皆、元気だ。
ミアちゃんはオットリ型だと思ったが、
性格が変わった(笑)のか、とても活発になった。
相変わらず、あまり鳴かないし、鳴き声も小さいが、
兄弟達や私にやたらとしがみつき、やたらと噛みまくる。
歯が生えつつあるので、おくちがムズムズするのかな。
どんどん缶でくれ、いや、噛んでくれ!
噛む度にお前は何かを学ぶ筈だ。

  * * * * *

ミクちゃんとミアちゃんは滅茶苦茶に爪を立てるので、
私の手指はともかく、仔猫たちの目が傷つかないかと心配になり、
爪を切ることにした。
(ナアちゃんは比較的オトナなのであまり爪を立てない。
だから爪切りは、あとまわし。)

とがった爪の使い方も実践と実戦で学んで欲しいとは思うが、
今後は人間と共に暮らしてもらうわけだから、
爪切りも、爪切りに馴れることも、やはり学んで貰わねば。

猫の爪を切るのは何年ぶりだろう。
ふふふ、これも中々楽しいのよね……。

ここで梶井基次郎の「愛撫」を連想する。

この頃、私はまた別なことを空想しはじめている。
 それは、猫の爪をみんな切ってしまうのである。
猫はどうなるだろう? おそらく彼は死んでしまうのではなかろうか?
 いつものように、彼は木登りをしようとする。――できない。
人の裾を目がけて跳びかかる。――異う。
爪を研ごうとする。――なんにもない。
おそらく彼はこんなことを何度もやってみるにちがいない。
そのたびにだんだん今の自分が昔の自分と異うことに気がついてゆく。
彼はだんだん自信を失ってゆく。

引用は青空文庫、梶井基次郎「愛撫」より。
引用に際しルビは省略し適宜改行した。

この作品を読んでから、猫の爪を切ることに
微かな抵抗を感じるようになったという人も
多いのではなかろうか。
もっとも、梶井のこの空想は、猫の爪を全部切除してしまう、
というものだろうし、実際には誰もそんなことはしないけれど。
言うまでもないが、私も、先端の尖っている所を
ほんのちょっと切っただけである。念の為。