東北の異常な暑さは依然として続いているが風に変化が出てきたように思える。平安時代の三十六歌仙の一人である藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(古今和歌集169)と詠った。以後藤原定家をはじめ、多くの宮廷歌人がこれから派生した歌を詠った。この歌は確かにそれほどのインパクトを人々に与えるだけのものを持っていると感じられる歌である。今、釜石に吹く風の音に秋を聞くことが出来る。今週末にはお盆で釜石へ帰省して来る人たちのことも考えて、毎年恒例の、花火大会がある。釜石の花火大会は釜石港で行われ、花火が海に映えてまた違った趣を感じることが出来る。今年で釜石で迎える夏は三度目だが、過去の二度の花火大会は暑過ぎずちょうどいい気温の中で観覧することが出来た。北海道にいた時、女満別湖(網走湖)畔で行われた8月のお盆の花火大会は長袖であったにもかかわらず、寒さで震えた記憶がある。内陸の横手で行われる花火大会は全国的な規模のもので、すばらしい花火が見られるそうだが、何分にも交通の混雑で当日は近づくこともママならないと言う。東北にいる間に一度は見ておきたいと思っているが。
朝顔 中国が原産で平安時代に日本に伝わったそうだ 花言葉は「愛情、平静」
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