釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

猛暑と寒波

2010-08-13 12:50:48 | 自然
今日は13日の金曜日でお盆に入った。今朝の道路はがら空きだ。残念ながら職場は休みではない。日本では猛暑が続き、釜石のような東北でもこれまでにない夏の猛暑に見舞われている。こう暑いとすぐに例の地球温暖化の話が持ち出されやすいが、地球温暖化については即断できないところが大いにある。しかし、何か気象上の異常がないか調べてみた。エルニーニョ現象と言うのは以前聞いたことがあった。赤道付近の太平洋の海水温度が平年より上昇する現象を指すようだ。これに対して、ラニーニャ現象というものがあって、エルニーニョ現象とは逆に平年より同海域の水温が下がる現象を指し、まさに、現在、このラニーニャ現象が赤道付近太平洋で起きているそうで、日本の裏側に当たる地域では猛寒波に襲われ、死者が出ている。パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンなどでは雪や強風で航空ダイヤが乱れ、アルゼンチンでは低体温や、暖房の不完全燃焼により、死者が続出し、南部では氷点下15度にまで達していると言う。牛などの動物も被害が出ているようだ。日本の気象庁はこのラニーニャ現象と現在の日本の猛暑との関係は不明と発表している。日本だけ見ているとまさに地球温暖化と考えたいところだが、地球規模で見ると一方に大寒波があり、必ずしも全体として温暖化しているとは言い切れないようだ。現在のところエルニーニョ現象やラニーニャ現象が何故起こるのかよく分かっていないそうだ。それにしても釜石の猛暑はいつまで続くのだろう。


百日紅(さるすべり) 樹皮がなく、幹の表面が滑らかで猿も滑るという意味から付いた名。長く咲く