あしたは アタシの 風が吹く

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火鉢猫

2010年03月18日 21時00分42秒 | アートな世界
先月のお話なんですがね。。。
新聞の夕刊におもしろい記事が出ていました。


詩人で作家の『室生犀星(1889~1962)』が飼っていた猫の写真をあしらった
ポストカードについての記事です。

『室生犀星』の日常を写した130点を展示する企画展
「犀星写真館(~3/7まで)」にあわせて、
金沢市にある「室生犀星記念館」が4種類のポストカードを作成したところ、
予想外の人気になっているという内容でした。

冬場じゃなかったら、バイクでちょろっと出かけるところなんだけど、
さすがに、2月の北陸はムリ。。。
なので、お取り寄せをしました。


『室生犀星』が“わしの猫”と宣言した“カメチョロ”のショット2枚。

ちなみに、“カメチョロ”とは、信州の方言で「トカゲ」のこと。
庭を駆け回る猫の姿が「トカゲ」に似ているところから、
『室生犀星』が名付けたんだそう。



左側が『室生犀星』の妻・とみ子が愛した猫“ミュン子”。
“ミュン子”は15年以上も生きたそう。
春の出合いのシーズンに必ずオス猫が寄ってくるので、
「なぜババネコがもてるんだ」と、『室生犀星』が不思議がったという
エピソードもあるらしい。

右側が火鉢にあたる猫“ジイノ”。
通称「火鉢猫」。
火鉢のそばにいた“ジイノ”の背中を『室生犀星』がなにげなく押したら、
火鉢に前脚をかけて、火鉢にあたっているような姿になったのが、
「火鉢猫」の由来だとか。


それぞれの写真に『室生犀星』が作った詩や俳句が添えられていて、
なんとも言えない、微笑ましくもあたたかな気持ちになれるポストカードです。


一度、「室生犀星記念館」にも足を運んでみようと思います。


「室生犀星記念館」
http://www.kanazawa-museum.jp/saisei/index.htm
コメント
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