熊谷で開催されている、大佛師・松本明慶氏の佛像彫刻展に行って来ました。
久しぶりの熊谷。星川には、鯉のぼりがたなびいています。
前回寄った「たこ食堂」。2階に洗濯物が干してあるのが見えましたが、今でもやっているのかな~? ご主人がご高齢だったので、ちと心配。
こんな構えのお宅も。機会があったら、お話をうかがってみたいかも。
会場は八木橋百貨店のカトレアホール。松本明慶氏が、まだ佛師として世に知られていないうちから、ずっとバックアップしている八木橋。日本を代表する佛師となった松本明慶氏も、その恩義を忘れずにこの場所で定期的に佛像展を開催しています。
会場にはいつも必ず、松本明慶さまご本人の姿があります。京都の工房から多くのお弟子さんも来ています。先生曰く「人と話をするのも佛師としての勉強」だとか。ひとり静かに見ていたにゃんこにも、明慶さまみずからお声をかけて、作品の説明をして下さいました。ん~、いつもながら感激です!
平日の午前中というのに、会場は多くのファンの方でいっぱいでした。また、法衣をまとった寺院関係の方の姿もあちこちに。各地から、お花もたくさん届いています。
にゃんこが土曜日にお経を詠みに行っている、上尾不動・遍照院にも松本明慶氏の佛像がたくさん祀られています。会場には、桜の衣をまとった大きな千手観音さまが…。その優美な姿に見惚れていると、明慶氏の奥さまが、
「この観音さまは、桜にゆかりのある熊谷の石上寺さんにご依頼を受けたものなので、衣や台座にも桜が散りばめられているんですよ。ここから眺めるのが一番やさしいお姿なので、こちらへどうぞ…」
と、わざわざ呼んで案内して下さいました。なるほど、確かに観音さまと見つめあっているような心持ちになります。
会場内は撮影できませんでしたので、画像は入口のみです。佛像は、実際に対峙するといろいろな思いがわいてきます。この展示会は今日で終わってしまいましたが、機会がありましたらぜひ実際に体感してみて下さい。京都には、松本明慶佛像彫刻美術館もありますので、お出かけになった際はぜひ!
PS)桜をまとった千手観音さまは、この八木橋からほど近い、熊谷の石上寺の本堂に安置されているものでした。本堂でのお姿を拝見できる機会もあるかもしれません。
大佛師・松本明慶→http://www.jump.co.jp/bs-i/chojin/archive/041.html