昨日の読売新聞埼玉版に鍛冶屋さんの記事が載っていた。それを読んだにゃんこ父が、
「昔、うちにいた人の関係かもしれない」
と言い始めた。
「またぁ~、すぐ自分の都合のいいように考えるんだからぁ…」
と目を通してみると、確かに上尾という文字がある。でもさぁ、この鍛冶屋さん創業は明治時代だよ。100年の歴史がある老舗さんと繋がりあるのかなぁ?と半信半疑で聞いていたのだが、妙に気になってこの鍛冶屋さんのHPを見てみたところ、なるほど農機具の鍛冶屋さんだ。
にゃんこ父の生まれた家は農機具専門の鍛冶屋で、大正時代には職人さんを数十人抱えるという盛況ぶりだったそうな。昭和初期には、にゃんこの曽祖父の為次郎じーさんがカリスマぶりをブイブイと発揮して、飛ぶ鳥を落とす勢いだったという話は「耳にタコ」(0^;;; 時代の流れと共に商売は縮小され、にゃんこの生まれる前に鍛冶屋は閉めてしまったのだが、今でも80代の方からは、
「あんた大鍛冶屋(おっかじや)の血筋なんだって。為次郎さんの曾孫か。そーいや顔がそっくりだ!昔の話をよく聞いておかなきゃダメだよ!」
とか言われることがある。へぇ~、そーなんだ。そんな時代を全然知らない鍛冶屋の曾孫娘は、いたってお気楽チャンなんですけどね(^^ヾ
にゃんこ父がしつこく言い張るので、失礼ながらこの鍛冶屋さんにメールをさせていただいとところ、すぐお返事が返ってきた。なんと今のご主人の曾お爺さまが上尾の出身で、にゃんこ鍛冶屋で修行をした後に独立して菖蒲町にお店を構えられたという…ひぇ~(××)ビックリ!ほんとに関係あったんだ!にゃんこ家はとっくに鍛冶屋をやめてしまったのに、明治からずっと鍛冶屋ひと筋に歩んでいらっしゃることの何と素晴らしいことよ!HPには、個性的で魅力あふれる商品が並んでいる。匠の技だよね。スゴイなぁ…。
この「匠」のご主人や、それを支え続けている奥さまやお嬢さまにお会いしてみたくなったのは言うまでもない。楽しく見やすいHPは奥さまの手によるものだとか。お店をお手伝いしている娘さんのブログも拝見したが、自然体でとっても素敵。しかも奥さまは着物好きらしい☆ そういえば、草刈ウーマンに変身した時に使っている鎌がヘナチョコで困ってるんだよね。近いうちに、草刈の鎌買いに行こっと(*^^*)にゃんこ父は、以前、偶然にここの鍛冶屋さんで筍掘りの鍬を買ったことがあるそうな。
「そこらで売ってるのとは全然違う!あの鍬じゃなきゃ、筍は掘れない!」
確かに量産品とは雲泥の差。人間の技ってスゴイと実感。惚れ惚れする姿の包丁には、名入れもして下さる。ああ、早くお店にお邪魔したいにゃ=^^=
読売新聞掲載記事→
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野口鍛冶店HP→
http://www.noguchi-kajiten.co.jp/index.htm
鍛冶屋っ娘ブログ→
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