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アウシュヴィッツと象山地下壕

2015-11-15 10:21:00 | 旅のあれこれ
ここ数年、なぜか第二次世界大戦時代のことが気になって仕方が無い。特に、硫黄島と特攻の本をよく読んでいる。2年ぶりに行った夫婦旅行では、硫黄島の総司令官であった栗林中将の故郷である松代を選んでいた。

       
この旅でどうしても行きたかった場所のひとつが、象山地下壕。終戦の日まで、極秘に堀り進められた大本営移転予定地だ。いよいよ本土決戦となった時には、ここに天皇をむかえるために、わずか9ヶ月という短い期間で掘られた広大な地下壕。入場は無料で、ヘルメットを借りて公開されている一部に入ることができる。

       
終戦間近という物資の枯渇している時期に、よくこれだけのものを作れたと思う。当時の採掘跡など生々しく、戦時中にタイムスリップしたような錯覚に襲われた。あまり知られてはいないのは、当時の資料がほとんど処分されてしまったため。今は保存団体が管理して、見学者を受け入れている。

       
公開されているのはほんの一部だが、実際に歩いてみるとかなりの距離があった。しかも地下と言う息苦しさ。突貫工事だったため、多くの犠牲者が出たらしい。背をかがめていたわけでもないのに、地下壕を出てから背中の痛みがしばらく続いた。亡くなった方の痛みだったのだろうか。

硫黄島でも、地下壕を使ってのゲリラ戦が展開され米軍を苦しめた。しかも硫黄島では、地熱のため地下壕の中は蒸し風呂状態で、水も食料もほとんど無かったという…。戦闘では無く、硫黄分を含んだ水で体調を崩して亡くなった兵がたくさん出た。

       
今、ポーランドを旅している主人が、アウシュヴィッツを訪ねていた。ここも、生々しい歴史を感じさせる場所で、数時間いただけで疲労感がすさまじかったらしい。

普段は主人の海外行きにはほとんど興味が無いのだが、今回のポーランド行きの様子を見ているととても興味深いことが多い。戦争の犠牲者が何かを訴えているからだろうか。

象山地下壕について→
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/kankou/22100.html

主人がアウシュヴィッツを訪れた時のブログ→
https://aguamizunogotoku.wordpress.com/2015/11/12/%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%83%e3%83%84/

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