大分で、温泉めぐりをしていた看護師さんが変死体で発見されたというニュースにショックを受けた。ここらへん一帯は、ワイルドな野湯が点在する温泉マニアにとってはメジャーな場所。行きたいと思っている人も多いことだろう。軽自動車での20代女性のひとり湯めぐり、マニア的にはけっして珍しいことではないが、やはり一般の人の目で見るとキケンを感じる行動だと思う。
私も20代の頃は、ほとんどひとりで温泉をめぐっていた。各地で知り合う魅力的な地元の人々に教えられることも多く、いい思い出だけが残る旅ばかりだった。虫と大自然が怖い性格ゆえ、野湯には近づかなかったものの、人通りのほとんどない山道をひとりで歩いたりということはしょっちゅうだった。
また、宿から離れた場所にいくつも露天がある秘湯の宿も大好きで、夜、星が瞬き始める頃にひとりで露天に浸かり「星見露天~♪」と喜んでいたものだ。…が、今思えば、一度もコワい目に遭遇しなかった私は、ラッキーなだけだったのかもしれない。
「温泉好きな人には悪い人はいない」と、心のどこかで信じていた。温泉ではいい出会いしかないと、思い込んでいた。私がひとりで温泉をめぐっていた頃から、随分と時間が経った今、状況は変わっているに違いない。街を歩いていても、アブナイ人の割合が増えたような気がする。自分の力を過信してはいけない。常に「大丈夫か?」と冷静に考えることが必要な時代になってしまった。温泉を愛する女性の皆さま、無茶や無謀な行動をしないで、くれぐれも気をつけて…。
私も20代の頃は、ほとんどひとりで温泉をめぐっていた。各地で知り合う魅力的な地元の人々に教えられることも多く、いい思い出だけが残る旅ばかりだった。虫と大自然が怖い性格ゆえ、野湯には近づかなかったものの、人通りのほとんどない山道をひとりで歩いたりということはしょっちゅうだった。
また、宿から離れた場所にいくつも露天がある秘湯の宿も大好きで、夜、星が瞬き始める頃にひとりで露天に浸かり「星見露天~♪」と喜んでいたものだ。…が、今思えば、一度もコワい目に遭遇しなかった私は、ラッキーなだけだったのかもしれない。
「温泉好きな人には悪い人はいない」と、心のどこかで信じていた。温泉ではいい出会いしかないと、思い込んでいた。私がひとりで温泉をめぐっていた頃から、随分と時間が経った今、状況は変わっているに違いない。街を歩いていても、アブナイ人の割合が増えたような気がする。自分の力を過信してはいけない。常に「大丈夫か?」と冷静に考えることが必要な時代になってしまった。温泉を愛する女性の皆さま、無茶や無謀な行動をしないで、くれぐれも気をつけて…。