着物で七福神めぐり２

お昼を食べようと向かった先は、時の鐘のまん前の「近長魚店」。実は前回「焼き鯖定食」か「鯵南蛮漬け定食」にしようか迷った挙句に南蛮漬けを頼んだので、今日は焼き鯖定食を食べたいと思ったのだ、…が、カウンターに座ったら、両サイドの人が食べている海鮮丼がものすごく美味しそう。すかさず予定変更して海鮮丼をオーダー。ほどなく出てきた丼の上には新鮮なお刺身がのり、酢の加減も絶妙で激烈まいう～（＾＾　添えられているサツマイモの甘煮も川越らしくていいではないか。ああ、美味しかった！これで1000円也。

食べている間、表からお神楽の音が聴こえてきて気になっていたのだが、それは時の鐘下の「薬師観音」からだった。人だかりを覗いてみると、大黒さんとおかめさんが舞っている。その後は獅子舞も登場し、子供の頭をパクリ！いい場面に遭遇したなぁ～。



幸せな気持ちのまま、札の辻近くに最近できたという町屋を利用したアンティーク着物屋さん「はいからや」まで歩いて行く。元うなぎ屋さんだったというそのお店では、感じのいい女性オーナーがひとりアイロンがけをしていた。太い梁が素晴らしい店内には、
「えっ？こんな値段でいいんですか？？？」
というほどリーズナブルな着物や羽織、帯などがズラリと並んでいた。何たって、綺麗な正絹の羽織が2000円なんて付いている。奥の硝子の向こうには蔵が見えて、素晴らしく素敵な雰囲気のお店だ。

「私だったらいくらで買えれば嬉しいかな～？って考えちゃうと、どうしても１万円っていう値札は付けられなくなっちゃうんですよね。いろんな人に、気軽に着てもらいたいじゃないですか」
いい人だなぁ（TT）　800円也のスッキリと可愛い半幅帯をいただいて、またちょくちょくお邪魔することを約束した。ゆくゆくは着物で川越散策ができるように、レンタルとかも考えているという。そうだよね、そういったきっかけがあって、着物が好きになる人が増えたらいいにゃ（＾＾　今回の七福神めぐりで、また見てみたいところがいっぱいできた。今年はたびたび、この歴史ある街に通ってしまいそうだ。（おしまい）

近長魚店→
http://www.koedo.org/special/lunch/bn/42/lunch42.html
はいからや→
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/koedomonogatari/
view?.date=20060110