加工目標の数値は幅15mm、厚み4mm。 長さが約2m70の材料を均一なサイズまで削り込むには電動カンナが有れば作業は簡単。
手持ちの道具の内、刃渡り135mmの小刀で竹を削るが節が硬くて作業がはかどらない。 小刀は右利き用なので手前に削る事が刃の向きが逆で難しい。
次はカケ台を使って50mm幅の平カンナで削るが、やはり節が硬い。 また、4mmの均一な厚みになかなか削り込むまでの手間が大変。 カンナの削る厚みは薄く、手間が掛かりすぎる。
長考。
テイブルソーで危険を最小限にして、4mm厚までカットすることが出来る工夫を試作。
テイブルソーのガード板を1mの長さにして、直線を確保する。 そのガード板に竹材を軽く押し付けて鋸刃に当たるように反対から100mmのガード板を取り付けバネの力で押し突ける。
手先を鋸歯の近くに持って行かなくても良い様に安全を確保する。
ガード板と鋸刃の間隔を調整しながら竹材の外側と内側を交互に削り込んでいく。 最初は加工手順に戸惑ったが、次第に上手く削る事が出来だした。 硬い節の部分も綺麗に均一に削れる。最終的に3.5mm~4.0mmの厚みに加工したヒゴが9本出来上がった。 次の作業は黄櫨の側木加工を計画。
先日、版画の和紙購入で訪れた画材店で「三千本膠」を見つけた。 手持ちの「粉末膠」と合わせて、接着剤の準備が揃った。