伊豫・石鎚山から帰ってから、具合が良くない。 河童の奥駈け修行は卒業の時期に来てしまつた? 迷惑をかける前に次回の奥駈け行程は不参加。 その代わり、行者祭りに初参加。 祭りの開始時間まで、山上へ登って版画材料のスケッチをして来よう。
春の戸開け式に登った時にも何枚か、スケッチをしてきた。 その時に境内の隅に有る大小の鉄下駄を近景にして本堂を遠景とした構図を描いたが、何か、物足りない。 巨大な錫杖が無い為か?
今回は写生時間を十分に確保して、早朝の早い時間から登る。 洞川の大橋に6時到着すると、すでに一台の車が駐車中。 車の先達は古希を迎えてのお参りということで、帯同する事になった。
会話を楽しみながら、登ること4時間。 登りの苦しさも紛れ、山頂の本堂へ。 同行先達は亡き父親が目を患ってから心で写経された般若心経を持参して伴に登られたとの事。
河童は下界の猛暑に比べると遥かに涼しい山上の境内広場で3時間、スケッチ画を描く。 水は2リッター持参したが、頭の皿も乾燥する事無く、15時に大橋に到着。
夕方からは行者祭りに参加。 日ごろ、旅館街で宿泊する事が無いので、お祭りの人出の多さに驚き、打ち上げ花火も楽しむ。 翌日の旅館街の気温は17度。 猛暑の期間は涼しい此処で過ごしたいと思いつつ、車を走らす。