担当しているクラスで、中学校の授業の進度を生徒たちに聞きます。
おうみ進学プラザは、学習塾のタイプとしては、進学塾型。
一般的に、補習塾型の塾では、学校準拠の教材を使います。授業の中身も学校に合わせて。
生徒の宿題を塾でやりましょう、というケースもあるようです。
進学塾は、入試のために学力、実戦力を鍛え上げる。教科書のレベルをはるかに越えていくことが多い。授業の進度も早くて&速くて、
「そんなところは、とっくに終わっています」
という高速型。
なかには、「中3の内容は夏までに教えてしまって、早々と入試の準備へレッツ・ゴー!」ということだってあるとか。
うむむ。
そこまで高速で進むと、生徒たちは困るのじゃないか。
かといって、学校の授業を追いかけていると、これも困ってしまうことがあります。
ものすごく遅れていたり、逆に
「こんな難しいところを、そんなに速く進んで、大丈夫ですか」
というケースもあるのです。
うちの塾は、ローカル塾で、進学塾。進度の調整には気をつかいます。
で、先日は担当クラスの生徒たちに聞いて、ビックリ。
「なかなか進まないけど、大丈夫かいなあ」
と気をもんでいたのが、
「そこは今週から習って、それで、もう終わりました」
わわっ。なんとまあ。
もちろん生徒たちは、はい、理解不充分でありますから、塾の授業は、ゆっくりと着実に進みますよ。
前の問題を、もう一度ここに書いておきます。
一年草と多年草。稲という植物は、どちらでしょうか。
ヒントになる写真をのせておきます。この写真、現在の滋賀県の田んぼです。
多年草は、育って花を咲かせ、冬になっても枯ないで、次の年にも花を咲かせて、実をつける。
一年草は、種子から芽を出し、花が咲き、種子ができると枯れてしまう。
稲は、毎年、種子(たねモミ)をまいて苗を育て、田植えをします。刈り入れが終わった後の田んぼは、黒々とした土ばかりの風景に。
しかし、But!
田んぼに残った切り株から、緑色の葉が伸びてきます。茶色の切り株から、鮮やかな緑の葉がスイーッと出てくる。
そして、秋の陽射しを受けて意外なほどスイスイと伸びて…おおっ、穂のようなものが出てきたぞ。
もともとは、稲は熱帯では多年草です。切り株の下にある土中の根から、また育ちます。日本では、気温が下がって、霜が降りる。雪も降る。だから結果的に田んぼでは一年草です。穂のようなものが再びできても、穂の中には米粒は無い。
今年は、刈り入れの後に晴天が続いた。気温も高めだった。で、稲穂が例年よりも元気よく出てきました。
私、穂をかじって中を…わっ!米粒ができていました。
まあ、ちゃんとした米じゃないですよ、さすがに。
でも「稲は本来は多年草なのだなあ」と、あらためて稲パワーを確認しました。
勉強の秋キャンペーンはクライマックスへ。
「無差別級・漢字王決定戦」を運営した田渕先生によれば
「低学年の生徒たちも頑張ってくれました。小学生で、驚くほどの…」
と、嬉しい感想。
さすがに難問もあったから…なにしろ漢字検定の3級、準2級まで出題しています…そう簡単には。甘くないぞ!
フィナーレは、国語科の「チャレンジ・ザ・俳句」です。
加賀と能登の新しいブランド「ひゃくまん穀」を目指して、頑張れー♪
あ。頑張るとダメか。
リラックスして、さあ、俳句を作ってみましょう。
私の句を。
古池や。カエル泳ぎは 平泳ぎ。
*解説。カエルにはクロールは無理でしょう。背泳ぎをしていたら、かなり疲れていますね、たぶん。
もう一つ。
ゆく秋を 近江の人と 味わっています。