仙台市での進学プラザ創立40周年の祝賀会に。
その前に一日早く仙台へ行きました。
目的地は多賀城市と、もう一つ。
まず多賀城では、そのままの名前の史跡・多賀城へ。
そこは前に書きました。まだまだ発掘や復元が続くようです。東北の雄大な歴史、華やかな文化などが明らかになっていきます。また何年か後に訪ねたいと思いました。
さて、その次は
鹽竈。
この地名、読めますか。漢字検定1級どころじゃないですよね。
この地は、40年前に仙台進学プラザが創設された場所です。
まず神社に参拝。陸奥の国の一宮だそうです。立派な神社でした。
石段が202段もあって、バシーンと一直線。雨。それも強い雨です。ううぅ。
なんの、これしきの雨…傘をさしていても、ずぶ濡れとなる。
神様、頑張った私を、よろしくお願いします。なお、地元の野球部は、この石段を何回も往復するそうですよ。そりゃあ強くなります。
後で進学プラザのK先生に聞くと、地震の時に神社まで生徒たちと避難しました、とのこと。神社の高さと立派な鎮守の森が人々を守ってくれたのですね。
次に港へ。
全国的にも有名な大きな漁港です。
三陸沖の漁場から、新鮮な魚が水揚げされています。
生徒諸君は
北から寒流の親潮(千島海流)、南からは暖流の黒潮(日本海流)が流れてきて、このあたりでぶつかる。潮目ですね。豊かな漁場になっている。
三陸海岸はリアス海岸で、波や風がさえぎられる。また、海岸ギリギリまで水深が深い。だから良い漁港が多い。
水産物の市場へ行きました。
巨大なマグロ、各種の魚が並んでいて、「買った魚介類は、すぐに食べられますよ」というコーナーも用意されています。
さて!
しかし、朝から…ちょっとなぁ。
岩ガキを食べました。
巨大です。本当に、これは岩か!というサイズです。
養殖のカキとはまったくの別物で、天然のカキ。強そうです。
昔、国語の教科書に「ジュールおじさん」という短編がのっていた。フランスの小説で、アメリカにわたって成功しているというジュールおじさん。それが、港でみすぼらしい姿でカキを売っている。はて、これは…。
今、調べたらモーパッサンの小説でした。
カキが「海のミルク」と言われるのは理解できない。カキフライも、酢カキも、ミルクとは…?ミルクのようなものじゃないがなあ。
ところが、大きな、そして新鮮な岩ガキ。うむ。海のミルク…かもしれない。
ホヤもマグロも、カツオもありますが、朝ですから、岩ガキだけ。
次回は、もっと食べます。
あ。仕事の話を書くスペースがなくなりました。
電車で仙台市へ移動して、早目にホテルへ着いて、着替えました。ずぶ濡れだったから。
そして、祝賀会の会場へ。
報告があり、御挨拶があり…。
40年の年輪は、ものすごいものです。
その後は音楽。ピアノとトランペットの合奏、尺八とフルートの合奏など、きれいな演奏でした。「ヤシの実」「春の海」など、私にわかる曲目も織り込んでありました。
震災、コロナなど幾星霜、その中で40年。
おめでとうございます。
*地名の読みは、塩釜=しおがま。
みなさんにもおすすめします。石段と、漁港の水産物市場♪
勇気を出して、三陸の珍味・ホヤにチャレンジしてください。