大倉草紙

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【滋賀】 葛飾北斎展~こんなに楽しい!HOKUSAIワールド~ (滋賀県立近代美術館)

2008年09月17日 18時33分27秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
9月14日(日)
当日の行程:(JR・瀬田駅~帝産バス・文化ゾーン前) → 【葛飾北斎展~こんなに楽しい!HOKUSAIワールド~(滋賀県立近代美術館)】 → (帝産バス・文化ゾーン前~瀬田駅前)…(JR瀬田駅~京都駅)…(京都市営バス・京都駅前~嵐山公園)…(徒歩) → 【観月の夕べ(大覚寺)】 【大沢池附名古曾滝跡(大覚寺)】


          
   

滋賀県立近代美術館で開かれている『葛飾北斎展~こんなに楽しい!HOKUSAIワールド~』を観に行く。
交通の便が良くないからだろうか、日曜日であるにもかかわらず、空いていた。
ゆっくりと観ることができるのは、嬉しい。

展示作品は、版画よりも肉筆画が多い。
『冨嶽三十六景』、『鳥羽絵集会』、『百物語』、『北斎漫画』、『富嶽百景』からは、それぞれ数作品ずつ展示されている。
開催地を意識してか、『新板近江八景』の「瀬田の夕照」もあった。
北斎の書簡も見ることができる。
「かくのごとく」と文字で記さずに、将棋の「角」の絵を描いていたり、「眼の小キ鼻之大き成白髪のモジャモジャ(1)と致候親父か(2)ト腮の四角ナ女か右両人の内が参り申候」の(1)に北斎の横顔(2)に娘・栄の顔を描いていたりと、ユーモアに満ちた一通である。
文字は空白を計算して配置されていて、絵を鑑賞しているような感覚にとらわれた。
北斎の門人達の肉筆画も展示されている。
まさに、北斎のダイジェスト展といった感じだ。