奥揖斐山荘

奥揖斐の山、揖斐の伝統文化や料理など紹介

残雪の美濃俣丸 No292

2022-03-30 21:21:30 | 山登り

美濃俣丸  1254m 1/2.5万地図[広野(岐阜10-4)]

2022年 3月30日(水)4人

 美濃俣丸、山友Nさんからの誘いで4人で登った。美濃俣丸は「ぎふ百山」に入っているが、どちらかと言えば「マイナーな山」と思う

 新日本山岳誌(日本山岳会編書・2005年発行)によると、登路:登山道はなく、揖斐川町藤橋門入からシン谷(※)に入り、金ヶ丸谷の支流大ヤブレ谷をつめて山頂に至るルートが一般にとられている(門入から約9時間)

 福井県側からは残雪期に、廃村となった二ッ家から鈴谷に入り、本峰から北西に垂下する尾根の枝尾根に取りつき、912m峰を経由して山頂に至るルートで登ることが多い(鈴谷川出合から約4時間)とある

 今日のメンバー平均70歳、とても門入からは登れない。残雪を利用して広野ダムから登りました

 

6:19(出発後すぐ)

 

7:10 二ッ家導水施設

 

7:55 この尾根に取りつく

 

8:43 ブナ林を歩く1

 

 

9:22 ブナ林を歩く2 

 

9:37 正面に美濃俣丸現れる

 

10:50 もうすぐ山頂

 

~山頂(11:08~11:55)で昼食~

 

11:49 右「三周ヶ岳」、中央「点名:高丸(俗称:黒壁)」

 

11:53 遠く「能郷白山」と右「磯倉」

 

12:06  下山

 

☆ 今日の反省など

・上の11:53写真の奥の山が最初わからなかった。蕎麦粒山から見ても普通「磯倉」は左手に見えるもの、見る位置でこうも変わるものか!

・それにしても予想に反し天気最高、ビールもないのに山頂に50分もいたのは山人生初めて!!

・雪は大分柔らかい、余程の健脚でないかぎり、今季、美濃俣丸から笹ヶ峰の日帰りは、ちとキツイかも!!

※ 門入にシン谷という名の谷があるのを初めて聞いた。矢代竜也著「奥美濃のヤブ山」の美濃俣丸(🅟119)にもシン谷という表現(1泊2日19時30分で岐阜県側から美濃俣丸に登頂)があるが、私は「西谷」の間違いではないかと思う。今度門入出身の長老に確かめてみます

 

行程(往:約4時間50分、復:2時間50分)

 4:00JAいび川本店=坂内経由=木ノ本IC=8:15 駐車地~11:08 山頂(昼食)11:55~14:50 駐車地=逆コース 往復242km 

 

 

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妙法ヶ岳と大谷山の桜 No291

2022-03-29 18:09:51 | 山登り

妙法ヶ岳 666.9m 1/2.5万地図[谷汲(岐阜7-4)]と大谷山[池野(岐阜8-3)]の桜

2022年 3月29日(火)3人

 本日は、明日は福井の山に早出するので低山・半日お遊び山行。妙法ヶ岳に登って、大野の花立峠西の東屋で鍋焼うどんパーティ、下山途中の桜を車の中から花見、なんんと贅沢な半日でしたでしょう

 行程 7:45 JAいび川本店=8:10 谷汲山門横無料駐車場~9:55山頂10:00~11:25 駐車地=大谷山 花立峠駐車地=花見= JAいび

 

点名「岐礼」、俗名「妙法ヶ岳」

 帰り、2人連れ2組とすれ違った

 

11:12 谷汲山全景、谷汲の桜満開はあと1週間?

 

11:18 谷汲山参道の登山者

 

11:20 参道に竹の灯篭

 

11:21 参道に参拝者、後ろ姿で年齢が想像できるのはなぜでしょう!!

 

11:22  山門の鬼が、コロナに負けるな!、みんなでガンバローと言っている!! 

 

~食事後移動~

 

12:32 今日の一枚 スマホで撮った写真をトリミングしました

 

☆ 今日の反省など

・谷汲の桜はまだまだ、大野大谷山の桜は週末満開か?

・大体、山で料理をするときは何か忘れ物があるものだが、本日忘れ物なし。うどんも鶏肉、揚げ、ネギ、キノコ・・入りで最高の味でした!!

・次は19日 汾陽寺山[岩佐(岐阜3-4)]で再度うどんパーティすることに。一緒にどうです!!(笑)

・地図は省略

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三又花咲く高畑山ほか No290

2022-03-27 22:15:39 | 山登り

花咲く高畑山ほか 471m 1/5万地図[彦根東部(名古屋ー9)]

2022年 3月27日(日)6人

 今日の参加者、皆、山を予定していたが雨で中止、しかし一昨夜の予報で今日は晴予報、で6人集まり、三又花咲く多賀町高畑山に行くことになりました

 

9:11 ミツマタ

 

9:13 ミツマタを山側から撮影

 

9:14 ミツマタ花咲く登山道を歩く

 

9:45 山頂・・臨時駐車場から45分で山頂に到着~そして下山 

 

~ 勝楽寺城跡へ移動 ~

 

10:43 勝楽寺見取り図

 

11:17 勝楽寺城跡説明書き

 

城跡に行く道、私はいつも背中が曲がって歩いています

 

上ろう落とし(上記説明書き参照)から琵琶湖と比良山系

 

行程 8:00 笹尾山駐車地集合=8:50 高畑山臨時駐車場 9:00~山頂 9:45~10:15 駐車地(移動)10:30 勝楽寺駐車場 ~11:00上ろう落とし(昼食)11:30~11:50帰途=13:30 笹尾山駐車場 

 

☆ 今日の反省など

・三又は五分咲きか!!、5日ほど早かった?

・こんなのんびり山行もたまにはいい

・旧藤橋村に三ツ又(1100.3m)の名の三等三角点がある(俗名はミノマタ)。旧藤橋村(現揖斐川町)は紙漉きの里(藤橋歴史民俗資料館にその歴史を紹介)であり三ツ又の名は紙漉きの材料三ツ又からきていると思っていましたが、旧徳山村戸入(現揖斐川町)に”三ツ又”(1/2.5万地図[美濃広瀬(岐阜11-1参照)]という谷があるので谷の名から来たのが正解か!、私は、三角点の測量をした陸地測量部の人は、戸入の旅館(※)に泊まったと私は思っていますので!

 

9:10 ミツマタと美人カメラマン

 

※ 想像でモノを書くのはタブーと思いますので測量部の人が戸入に泊まったかはまた調べます。徳山村史p725に明治33年~41年戸入藤丸屋旅館に泊まった人の名簿(職業欄)がありましたので紹介します

 生鯖商、繭商、蚕種業、古物商、太物商、小間物、薬屋、薬種業、商用、遊芸、イカケ、材木屋、提灯屋、竹細工、ヌシヤ、下駄、金物、青物商、時計師、月琴業、臼屋、桑苗、牛馬、木挽、木地業、タバコ、行者、畳屋、土工、蓄音機、鋸商

 遊芸が11件26人泊まっていました。イカケ、ヌシヤって?

 上記で現代では見られなくなったとありますが、私が子供のころ(昭和30 年代)鋳掛屋が家に来たことを覚えています。ヌシヤは塗師屋と書き、漆器を製作・販売する人。またその家と・・(ネット調べ)、月琴は中国の楽器ですが、(〃)   

 昭和に入ると同じ藤丸屋名簿に募集人という職業があり、これは女工さんを斡旋する職業かと思われます(想像はダメです)

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柏原から 霊仙山 No289

2022-03-24 18:09:29 | 山登り

柏原から霊仙山 避難小屋まで 1/5万地図[彦根東部(名古屋-9)]

2022年 3月24日(木)4人

行程 6:20 道の駅池田♨=7:12 JR柏原(1人合流)=7:30 登山口7:40~11:25 山頂11:50~14:30 駐車地= JR柏原= 道の駅池田♨

 

 本日は、山友Nさんの山友Oさんのリクエスト?で柏原からの霊仙山に登った。今の季節、例年なら西南尾根にフクジュソウが咲き誇っているのだろうが、ことしの豪雪ではまだ花は早い∔見に行く気力もない!

 霊仙は標高1094m、21日に登った湧谷山が1080m。湧谷はカンジキを履いたが、霊仙はカンジキに加えアイゼンも持って行く。さて雪がどのくらいあるかが楽しみ

 

8:09 谷沿いを歩く

 

8:31 二本杉着

 

9:19 四合目着

 

9:22 四合目、木の合間から伊吹山

 

10:09 避難小屋みゆ

 

10:15 また伊吹山

 

10:19 夏道を避け尾根道を歩く

 

11:24 避難小屋から霊仙山方面

 

~小屋の中で楽しい昼食~

 

13:34 遠く養老山地の主峰 笙ヶ岳(909m)

 

14:26 駐車地着

 

☆ 今日の反省など

・Kさんが行きのみ 4合目から今流行りのチェーンスパイク履いたが、雪はそこそこ固くその他3人はカンジキ、アイゼンは使わなかった

・Oさんが、 雪でわからない夏道を使わず、尾根を直登したことなど、””夏山歩きと雪山歩きの違いが分かったような気がした””と言っていた

・今日は一日(強風で)てんくらC、11時までに山頂につかなかったら、小屋までで引き返そうと皆で決めていたので、風のない小屋内で食事し、早めに下山しました・・安全登山

 

本日のコース

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安全登山を考える No288

2022-03-22 17:51:25 | その他

安全登山を考える

2022年 3月22日(火)

 今朝、山友N氏のブログを拝見した。内容にグループ登山で先頭と後尾との間が空いて起きた苦い思い出(遭難事故)のことが書いてあった。その内容を読んで、同じような事故を繰り返してはいけないと、改めて考えた

 事故の内容:先頭と後尾が離れ、間に残された女性1人が道を外し行方不明に、その女性が夫に携帯電話で救援、夫がヘリコブターを呼ぶ、警察からの連絡で消防団も出動する、結果女性はヘリで救出されたが、その山岳会は警察署でしっかりお灸をすえられたとのこと

 

隊列を組んで間隔(1.5~2.0m)あけ歩く ブログNo287より

 

★1 私が入っていたさいたま市の山岳会、雪が残る春の谷川岳、巌剛新道を10人で登ったが、登山者のレベルで3組に分け、3人(CL、SL、SL)リーダーが付き別行動で歩いた。3組は毎正時無線で互いの安全を確認し、最後は出発地点に戻る。これだと行方不明者も出ないだろうが、山行自体は面白くない(この時私はその会の新人で、事前に私の実力を見るため会員2人が私と民営の室内壁で4時間ほど岩登りの訓練をさせた。私は転勤族でこの会は岐阜、大阪につぎ3つ目の山岳会でした

★2 次に転勤して入った名古屋の山岳会、先頭はサブリーダー(SL)が担当、チーフリーダー(CL)は最後尾にいて、離れないように指導するのは当然、参加者の体調なども確認する。この会は地図読み、岩登り、雪山などいろんな講習会を開き、安全登山を徹底した

★3 愛読書のコラムに書いてあったことなど紹介

・赤布:下山のとき、赤布をつけておいたとしても次の目印を見つけられなくなってしまうことがあります。磁石があっても微妙な方向が分かりにくい場合もあります。こうしたとき(中略)、1人が今ある赤布のところに止まり、他の人が次の赤布を見つけるまで待つ、その繰り返しで進む

・今はヤマップなどがあり、ヤブ山でない限り赤布を付ける人は少ないと思いますが、赤布は手袋を外す手間が要らないので、帰りここは危ない(別の尾根へ行きそうなところなど)と思うところは必ずつけます。昨日の湧谷山、私は3本付けたが、同行のOさんも1本付けていた

・とっていいのは写真だけ:これから山菜が出る季節。所有者のいない山林などありません。河川敷に生えているワラビ、土筆はともかく、山に入って山菜(特に松茸、山芋)を取るのはやめましょう(泥棒です)。所有者と喧嘩になります、これも安全登山の範囲!!

・折たたみ傘:林道や東海自然歩道では傘をさすとありますが、私は絶対にすすめません。雨の日、傘をさして歩いて丸太3本の橋で滑って落ちて亡くなった人を知っているからです。ザックに水筒や小さな袋類を付けている人を見かけますが、それも薦めません。何かに引っかかって転んで怪我しますよ!!

 

歩くコースは前日までに自分で作ってみるのもいい

 

☆ 安全登山の結論など

・山に行く前日までに、地形図で、ヤマップで、明日行く山の地形・コースをしっかり頭に入れておこう

・下山時は、途中・途中に現在位置を確認し、別方向に降りていないかを何度も確認しよう(特にヤブ山)

・大勢(10人以上)で登るときは無線機を活用。以前雌阿寒岳ですれ違った20人くらいのツーリズムは前、中、後ろ3者が無線機で「これから2人が降りてきます」なども通信していた

・怖い・体調やばいなど思ったら、すぐにリーダーと相談しよう。中途半端な気持ちで登ったら事故のもと、皆に迷惑をかけます

・経験、知識、体力、装備・・・明日行く山と今の自分の実力を、今一度考えよう

 

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