奥揖斐山荘

奥揖斐の山、揖斐の伝統文化や料理など紹介

山小屋の値段ほか No193 0329

2021-03-30 07:34:18 | その他

山小屋の値段(雑談)

2021年 3月29日(月)

 山仲間からのラインで今年もアルプス山小屋の宿泊費、テント場の値段が上がるとかの情報。昨年もコロナ禍対策で宿泊者を減らすことで登山者から割増し料金を取る小屋があった。登山道、トイレ整備などでお金もかかるでしょうが、殿様(百名山の小屋等)商売の小屋へは値段上げても客が行く

 北アルプスのその年の小屋の値段は、リーダー的小屋が決めるのだという。寡占経済という用語を聞いたことがある。価格上昇と品質低下、値段だけ上げ、缶詰より不味い料理を出す小屋(閉館日の南アの某小屋etc)もある

 山の楽しみは人それぞれだが、なんで高いお金を払って小屋で食事をしてまで山に登るのだろう。私は、奥揖斐にテントと食料をもって、門入の不動山、美濃俣丸、大河内山などのんびりと登ったらどうだろう、昨年の烏帽子山のように敗退しても楽しい、簡単な山ではないのだから

 北アルプスの雄大さに比べたら、奥揖斐なんてという人は、一層のこと北海道まで飛んでいけばいい、小屋も食料のない、人気(ひとけ)の少ない日高の山。2019年9月のブログ「ペテガリ岳」にも書いたが、私はそんな登山が「本来の山登り」と思いますが、皆さま、如何でしょう

ペテガリ山頂から日高の山山(2019年9月)

ヤオロマップ手前から1839峰

大笠山手前から笈ヶ岳方面(2019年5月)

笈ヶ岳へのヤブ

 

☆ どうでしょう

・奥揖斐(門入など)でしたら、どこでもテント張れます(5月中旬以降がお薦め)。ただし、魚類保護区です魚釣りは控えましょう

・日高の山=札内ヒュッテ(2019年は使用不可)、神威山荘、ペテガリ山荘は無料(協力費千円は払いました)

・大笠山の山頂小屋、神鳩、三の峰小屋も無料・・・少人数でしたら、避難小屋泊登山も良いと思いますが如何でしょう

☆ 3/30追加

 2017年7月に南アの横窪沢小屋~聖平小屋~百間洞山の小屋~椹島ロッジに泊った。横窪沢小屋は営業開始日の前々日だったので無料(協力費1000円は払った)で泊れた。準備の為か管理人もいて、電灯も綺麗なトイレも使わせてもらい、小屋内で自炊した

 翌日、茶臼小屋を通過、小屋内を見るとにザックがいくつか置いてあった。ザックの所有者はきっとアタックザックにて光岳往復したのだろう。夜は聖平小屋、営業前でここも素泊まり(別小屋)無料、本館は夕食を注文した者が泊った。前年の残った缶ビールが半額で買えた(笑い)、炊事は屋外(横窪・茶臼小屋は2020年はコロナで営業なし・問い合わせは現在「井川観光協会」、百間洞山の小屋~椹島ロッジは「東海フォレスト」)

 

☆ おまけ(能郷白山の花)

 No189春~夏の花、No190(続)春~夏の花特集がなかなか好評? で、本巣市観光協会から頂いた冊子で能郷白山に咲く花をご紹介します

★ 春から初夏の花

ノウゴウイチゴ=花は5月、実は6末~7初、見つけたら幸運

イワウチワ4月上旬、カタクリ4~6月、ショウジョウバカマ4~5月、オオバキスミレ5月、ユキザサ5~6月、実は10月、イワカガミ6月、イワナシ5月、キジムシロ5月、エンレイソウ5月、チゴユリ5月、サンカヨウ5~6月、ムラサキヤシオ5月

ザゼンソウを5月に山頂付近で見たことがあります

 写真は鉢伏山(2016.3.16)

★ 初夏の花

オオバミゾホウズキ6月、サラサドウダン6月、マイズルソウ6月、オオカメノキ5月、実は7月、ナナカマド6月、赤い実は9月、ヤグルマソウ6~7月、カラマツソウ6~7月、イブキトラノオ7月、ナナコユリ6~7月、コガイケイソウ6~7月、ノアザミ6~7月 夏から秋の花は省略

・能郷白山の小冊子、本巣道の駅に置いてありました

 

他に、本巣市観光協会「本巣の山」から他の山の花などを紹介

文殊山(権現山345m~裕向山374m)=4月にはイワカガミも見られる

大茂山453m=近くにハリヨ湯の古公園がある

倉見山927m=うすずみ温泉駐車地を利用して登ります、春の新緑、秋の紅葉がが美しい

岩岳999m=胸突き八丁の急登を過ぎると4月中下旬にイワウチワの群落が見られる

大白木山1234m=4月にシャクナゲ、越波側にはシャクナゲが

 

★ → 泊まりの山に行けない方達、今年は能郷白山やその周辺の花に挑戦しませんか?

 

 

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磯倉 No192 0320

2021-03-20 18:03:40 | 雑談

磯倉(1541m)1/2.5万地図 [能郷白山(岐阜6-3)]

2021年 3月20日(土)

 磯倉は、能郷白山の南西に位置し、地理院地図に山名・三角点はなく、標高のみが記載されている。何故この山に登るのか?、磯倉は、蕎麦粒山、冠山、若丸山ほどはデカくないが、マッターホルン並み?のピラミダルな山で、奥揖斐で私の好きな山のひとつ、マイナーなガイド本には載っており、(続)岐阜百山にも入っている

 細見美濃国絵図には、能郷白山の名はなく、ただ「3山」と書かれている。奥美濃の山に詳しい本巣市の山友SS氏に聞くと、前山、能郷白山、磯倉の三つを3山と呼んだのではないかという。下の写真&絵図を視ると納得できる

樽見市街手前から視た、左から磯倉・能郷・前山(2020年3月撮影)

 

細見美濃国絵図(天保4(1834)年の一部)三つの山の真ん中に「三山」と書かれている

 

 昨日(3/19)、今日(3/20)と私の山仲間2組が磯倉に挑戦した。左足首骨折で山に行けない私は、写真を頂き、持っている材料でブログを書いてみた

 

奧の駐車地から視た前山方面、天気風もなく最高(3/19)

前山から能郷白山と左磯倉(3/19)

           

山頂の山名版(3/20)

 

☆ 反省など

・磯倉は越美の国境の山、冬、天候はすこぶる悪い。”てんきとくらす”などで、しっかり天候を確認して登ってほしい。ちなみに、天気予報は岐阜ではなく、嶺南地方ですぞ(徳山村史p43「冬においては徳山村の天気は福井県嶺南地方の・・予報・・で判断」)

・普通、磯倉は、残雪期に一泊で行く山だが、天候、体力といいリーダーがいれば日帰り登山も可能。私の山友に無雪期往復9時間/2人で日帰りした猛者がいる。私も無雪期登山に挑戦したが、下の写真のところ(能郷白山と磯倉の鞍部※)で敗退。写真のとおり、ヤブがハンパではない

・昨日(3/19の組)、単独登山者と会ったという、その者は※の鞍部にテントを張り、杉倉(1281.6m)を往復するという(ブログ”城台山日記”「能郷白山から見る眺め」21.3.19参照)。磯倉に2回登って天狗になっていた私だが、上には上がいる。私はソロで登る元気・勇気はない

・徳山ダムができて、磯倉へは沢登りができなくなり、今はこのコースが主流と思う。百山百渓2では1987(昭和62)年11月4人が磯谷7:05から沢で登り山頂14:00着(登り7h)、白谷林道15:20着。その終わりに「紅葉は真っ盛り、ピラミダルな遠望の蕎麦粒山が印象的であった、」と書かれている

参考:3/19組は能郷白山で敗退、3/20組は往復8時間半(休憩込み)で磯倉を往復した

無雪期の磯倉山頂手前のヤブ(昨年10月No149磯倉敗退より)

 

昨年のブログ、0302磯倉使用の地図

 

昨年 3月 2日の磯倉、昨年の方が雪が少ない?

 

コメント (3)
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若丸山 No191 0314

2021-03-14 21:53:25 | 山登り

若丸山 1285.7m  1/2.5万地図[冠山(岐阜10-1)]

2021年 3月14日(日)4人

行程 6:00揖斐=7:00ヒン谷駐車地→ 11:00山頂11:10→ 11:40 863m東(昼食)12:10→ 14:50駐車地=15:40揖斐

 若丸山は山が深く、ちょうど能郷白山と冠山の中間に位置している。南面は(岐阜県)ヒン谷、北面は(福井県)熊河川から真名川になって大野市に流れる。登路:切り開きはなく、冠平を経由してヤブ漕ぎか、熊河谷を溯るか、またはヒン谷(塚)か滝又谷(櫨原)を登る、と「新日本山岳誌」にある(解説は福井の人)

 冬山スペシャル第5弾、ワカマル。風が強いとの本日の予報、我ら登山部(3+1)で決行、雪の状況は如何

本日の行程、岐阜県側ヒン谷から左岸尾根を登る

 

もうすぐ山頂、先行者が我らを追い抜き、山頂に立つ

 

山頂三角点と山銘板、今日は雪はあるほうと思う

 

その先行者(アイゼン履いている)

 

山頂からの風景その1 ツボ足は疲れがすくない(とリーダー)

 

山頂からの風景その2

真ん中やや左の湛水は扇谷、左花房山下に徳山ダム湖が見える、右上の尖がりは蕎麦粒山か!

 

下山時の風景、肉眼だと右上にダムサイトと管理事務所が見えたハズ。ダム湖を遮っているのは漆谷右岸の728mの山

 

☆ 今日の反省など

・1000mくらいまであまり雪はなかった模様、先行者はアイゼンを履いているが、我ら仲間4人はその踏み跡をいただき、往復つぼ足

・山頂は風が強く、時間も早かったので、下山途中で先行単独者2人の1人と昼食、それにしても、4人で登り4時間は早い

・揖斐駐車地に戻ると、今日、鴨~鳥木谷を日帰りしたというI氏とあった。2人で登ったというが、もう1人は先日能郷R156通行止から大白木山にI氏と登った人だろう、私の予想合っているかな!!

・次週は、磯倉(日帰り)挑戦。[私は次週も欠席、写真とコメントもらい次回もブログアップします]

 

☆ 余談

 若丸山、私は、揖斐の山を始めた2001年ころ、ダムができる前に櫨原側から2人で登ったが、出発時間が遅かったこと、ヤブに慣れていなかったこと等、力不足で敗退した。二度目の挑戦は2009年3月、前年梨ヶ平に登った時、櫨原と塚の境の尾を見て、これで登れると話あい、翌年6人でこのコースに挑戦・登頂した。この6人の中に、今日、鴨~鳥木谷に登ったI氏がいた

 

★ 3/7に能郷白山への林道を下見すると、いつもの駐車場から先1.8km(最奥駐車地200mほど手前)右手に広い(約400㎡)駐車場が整地されていた。車高の高い車でしたら行けます 

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続 春~夏の花など No190 0314

2021-03-14 18:13:33 | その他

続 春~夏の花など

2021年 3月14日(日)

No189 春~夏の花など、が好評(?)につき、(続)を作成しました、飽きずに見てください

1 4月21日(2018年)舟伏山(奧揖斐)

 

2 4月21日(2018年)舟伏山(奧揖斐)

 

3 4 月29日(2017)飯盛山(奧揖斐)

 

4 5月11日(2020年)奥揖斐 ← ガクさん撮影

 

5 5 月12日(2020年)蕎麦粒山のK君(No174 涙の石津御岳参照)、K君元気していますか?

 

6 5月25日(2013年)門入・黒谷(奧揖斐)Iさんちの手前(ヒッカクレ付近)

 

7 5 月26日(2012年)ホハレ峠~黒谷~門入(奧揖斐)で撮影

 

8 7 月 5日(2020年)取立山(加越国境)

 

9 7 月 5日(2020年)取立山(加越国境)

 

 

10 7月22日(2007年)左門岳登山口付近(奥揖斐)

 

11 8 月 1日(2020年)三の峰(両白山地(北部))登山者の足が写っているのが良い

 

12 8 月25日(2007年)木曽駒ヶ岳(木曽山脈) 花が丸く見えたので写した

 

☆ 花の名前、いくつ言えました?

1フデリンドウ、2ヒトリシズカ、3カタクリ、4クマガイソウ、5シャクナゲ、6フジ、7ヤマブキ、8ササユリ、9レンゲツツジ、10ネジバナ、11オドギリソウ、12アキノキリンソウ

※ 7,12は、3/15夕、城台山日記Nさんに教えていただきました(感謝)

 

☆ 余談 ノウゴウイチゴ

 山渓ハンディ図鑑8「高原に咲く花」p89に、「ノウゴウイチゴ」という白い花が載っていた(写真は実)。花期は6~7月。「ノウゴウ」は岐阜県能郷白山に由来した名。「飯沼慾斎の草木図説」で名づけられた、とある。今度、一緒に(実 and 花)を探しにいきませんか

 

 

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春~夏の花など No189 0312

2021-03-12 08:52:30 | その他

春~夏の花など

2021年 3月12日(金)

 雪が解けるとあちこちで花が咲いてくる。今年は雪が多かったので奥揖斐(冠山峠や門入)に入れるのは5月に入ってからかな!!、花との出逢いが、今から楽しみ、そこで

 

1 2008年 4月30日 花房山(奧揖斐) 小津権現山、蕎麦粒山(旧コース)もたくさん咲いている

 

2 2009年 5月 3日 門入・黒谷(奧揖斐) 小飛倉谷へ行く途中に撮影 

 

3 2012年 5月 5日 門入・黒谷 山菜採り時に撮影

 

4 2013年 5月12日 門入・黒谷 旧門入集落跡への帰り

 

5 2006年 6月24日 瑞牆山(秩父山地) 金峰山登って小屋泊、翌日瑞牆山に登りました

 

6 2016年 6月26日 冠山峠付近(奧揖斐)ニッコーキスゲの写真を撮った帰りに撮影

 

7 2012年 6月30日 夜叉ヶ池(奧揖斐) 例年山開きは6月の第1土曜日だが、今年は大雪だったので遅れるかも!!

 

8 2013年 7月11日 ニペソツ山 2013m(北見山地)この年は伏見岳~幌尻岳、トムにも登って10日ほど北海道で遊んだ

 

9 2014年 7月15日 北戸蔦別岳(日高山脈)チロロ林道から幌尻岳への途中、泊りは昨年と同じ七つ沼カール

 

10 2011年 7月16日 荒川岳付近(赤石山脈西連峰) 椹島ロッジ~千枚岳~赤石岳~椹島ロッジを途中一泊で縦走、10年前は元気よかった!!

 

11 2012年 7月16日 化雲岳付近(北見山地) 旭岳~十勝岳縦走:白雲岳、ヒサゴ沼避難小屋、南沼、双子池キャンプ地、美瑛避難小屋と5泊した

 

☆ 花の名前、いくつ言えました?

1イワウチワ、2ニリンソウ、3ハシリドコロ、4サンカヨウ、5イワカガミ、6アザミ、7ニッコーキスゲ、8キバナシャクナゲと右エゾツツジ、9チシマフウロ、10シナノキンバイ、11チングルマ?!!(3.4.6はEF100mmマクロレンズで撮影)

★ 8,9,10は、城台山日記のNさんが、図鑑で調べてくれました(感謝)

  フクジュソウの写真がなかったのが、残念

 

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