[ツイッター詩117] (10月詩)
夜の深みに黒が濃くなる
ありのままにも願望にも(リアリズムにもロマン主義にも)
遙か遠く
あるいは ただ深く沈んで
傷ついた言葉は喩となり
ひとり ひとり
〈みらい〉に向かう
大空が相変わらず
曇ったままや大荒れでも
重たくのしかかってきても
確実に
下りて行く〈みらい〉の感じがする
夜の闇の中
はがれた花弁の〈みらい〉が
〈み〉〈ら〉〈い〉となり
ひらひらと
〈ら〉〈い〉〈み〉 〈らいみ〉になったり
〈み〉〈い〉〈ら〉 〈みいら〉になったりしながら
ひらひら ひらひら
フォーメーションをくり返す
言葉の喩が下って行く
(ほんとうは
フォーメーションとかではなく
言葉の喩が着地する
場が問題なんだ
登場人物と語り手と作者と・・・・・・
と静かに思う)
いつものように
朝のまぶしい階段を上っていく
夜露がうっすらと言葉に残っている
《み ら い》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます