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 [ツイッター詩126] (7月詩)

2022年07月26日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩126] (7月詩)


少し下っていく
視線を向けているのだろうが
風景から退(の)いた心が
ぼんやりと
何を見るともなく
見ている
何か

たぶん誰にもありそうな
時間のすき間
もっと下って行くと
すき間の時間
が流れている
のを肌に感じている
ような

何百万年も続いて
今があるように
今には何百万年が収まっている
どこか
心もまた たぶん
何百万年が層をなしていて
知らぬ間に層を上り下りしているみたい
感じる

わからない
秘密みたいでも
ぼくらはみんな
知らぬ間に
秘密の内を
上り下りしているよ
いるよ

下った先には
深青の時間の水が
さざ波立っている


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