本県男女の体力低下 原発事故の影響続く
文部科学省は14日、4~7月に全国の小学5年生と中学2年生を対象に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を公表した。本県は実技8種目(80点満点)の合計点の平均が小学5年生、中学2年生の男女全てで2012(平成24)年度の調査に続き全国平均を下回り、体力の低下傾向が鮮明となった。
県教委は「東日本大震災後、十分に運動できる機会や場が減少したことが、体力の低下につながっている」と分析しており、文科省が13日に公表した本県の子どもの肥満傾向の高止まりと東京電力福島第1原発事故に起因した運動不足の関わりも裏付ける形となった。
合計点の平均は小学5年生、中学2年生の男女全てで12年度調査の平均も下回っていて、体力低下が一層進んでいることも浮き彫りにした。項目別の全国平均との比較では、調査対象全てで平均が上回ったのは握力のみ。上体起こし、長座体前屈、50メートル走、ボール投げの各種目は全て平均を下回り、柔軟性や走力、投力などで特に体力の低下が目立っている。
(2013年12月15日 福島民友ニュース)
文部科学省は14日、4~7月に全国の小学5年生と中学2年生を対象に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を公表した。本県は実技8種目(80点満点)の合計点の平均が小学5年生、中学2年生の男女全てで2012(平成24)年度の調査に続き全国平均を下回り、体力の低下傾向が鮮明となった。
県教委は「東日本大震災後、十分に運動できる機会や場が減少したことが、体力の低下につながっている」と分析しており、文科省が13日に公表した本県の子どもの肥満傾向の高止まりと東京電力福島第1原発事故に起因した運動不足の関わりも裏付ける形となった。
合計点の平均は小学5年生、中学2年生の男女全てで12年度調査の平均も下回っていて、体力低下が一層進んでいることも浮き彫りにした。項目別の全国平均との比較では、調査対象全てで平均が上回ったのは握力のみ。上体起こし、長座体前屈、50メートル走、ボール投げの各種目は全て平均を下回り、柔軟性や走力、投力などで特に体力の低下が目立っている。
(2013年12月15日 福島民友ニュース)