原発での産業医活動講演会
心の健康について考える催しが香川県三木町で開かれ、東京電力福島原子力発電所の所員の心のケアにあたっている産業医が活動を報告しました。
この催しは、産業カウンセラーの養成や派遣を行っている社団法人が、働く人の心のケアの方法を学んでもらおうと開きました。
催しでは東京電力福島第二原発の非常勤産業医として所員の心のケアにあたっている愛媛大学大学院の谷川武教授が講演しました。
谷川教授は所員は被災者で、原発を動かした当事者でもある複雑な立場に置かれ、当初はシャワーを浴びることができないなど生活環境の面でもさまざまなストレスを抱えていたと指摘しました。
なかでも、大勢で寝るなか、「いびき」が睡眠を妨げてストレスとなっていたためひどい人のいびきを治した結果、生活環境が改善されたことを紹介しました。
会場には産業カウンセラーや企業の労務担当者などおよそ90人が訪れ、熱心に聞いていました。
産業医の女性は、「従事している人たちが被災者だということを忘れてはいけないと思いました。睡眠など生活環境の支援が大事だと再確認しました」と話していました。
谷川教授は、「東北のことを忘れず、いまも復興にあたる人たちに応援メッセージを送り続けることが大切です」と話していました。
01月27日 19時11分
心の健康について考える催しが香川県三木町で開かれ、東京電力福島原子力発電所の所員の心のケアにあたっている産業医が活動を報告しました。
この催しは、産業カウンセラーの養成や派遣を行っている社団法人が、働く人の心のケアの方法を学んでもらおうと開きました。
催しでは東京電力福島第二原発の非常勤産業医として所員の心のケアにあたっている愛媛大学大学院の谷川武教授が講演しました。
谷川教授は所員は被災者で、原発を動かした当事者でもある複雑な立場に置かれ、当初はシャワーを浴びることができないなど生活環境の面でもさまざまなストレスを抱えていたと指摘しました。
なかでも、大勢で寝るなか、「いびき」が睡眠を妨げてストレスとなっていたためひどい人のいびきを治した結果、生活環境が改善されたことを紹介しました。
会場には産業カウンセラーや企業の労務担当者などおよそ90人が訪れ、熱心に聞いていました。
産業医の女性は、「従事している人たちが被災者だということを忘れてはいけないと思いました。睡眠など生活環境の支援が大事だと再確認しました」と話していました。
谷川教授は、「東北のことを忘れず、いまも復興にあたる人たちに応援メッセージを送り続けることが大切です」と話していました。
01月27日 19時11分