防波壁の効果検証=浜岡原発、模型で-中部電より転載

中部電力浜岡原発の模型を使って行われた津波の浸水実験=21日午後、名古屋市千種区の名古屋大学
中部電力は21日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策として建設中の防波壁を越える波が到達したと想定した模擬実験を、報道各社に公開した。原子炉建屋などの模型に高さ18メートルの防波壁を2~3メートル超える津波がぶつかったと仮定した実験では、壁を越えて水が敷地内に浸入し、建屋周辺が水浸しになった。
実験は名古屋大学(名古屋市千種区)で実施。長さ28メートル、幅11メートルの水槽に深さ40センチまで水を入れ、150分の1の建屋やタンクの模型に人工の波をぶつけた。
防波壁を4メートルかさ上げし、22メートルにしたと想定して同じ波をぶつけると、壁は波を止め、敷地への流入はほとんどなかった。
実験結果について、中部電は「たとえ敷地内が浸水しても、重要な機器まで浸水しない対策をしており、安全に冷温停止できる」としている。(2013/01/21-20:42)jiji.com

中部電力浜岡原発の模型を使って行われた津波の浸水実験=21日午後、名古屋市千種区の名古屋大学
中部電力は21日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策として建設中の防波壁を越える波が到達したと想定した模擬実験を、報道各社に公開した。原子炉建屋などの模型に高さ18メートルの防波壁を2~3メートル超える津波がぶつかったと仮定した実験では、壁を越えて水が敷地内に浸入し、建屋周辺が水浸しになった。
実験は名古屋大学(名古屋市千種区)で実施。長さ28メートル、幅11メートルの水槽に深さ40センチまで水を入れ、150分の1の建屋やタンクの模型に人工の波をぶつけた。
防波壁を4メートルかさ上げし、22メートルにしたと想定して同じ波をぶつけると、壁は波を止め、敷地への流入はほとんどなかった。
実験結果について、中部電は「たとえ敷地内が浸水しても、重要な機器まで浸水しない対策をしており、安全に冷温停止できる」としている。(2013/01/21-20:42)jiji.com