ご無沙汰しております!
えー。7月以来ですか?長らくブログを放置致しまして、申し訳ございませんでした
再開したと思ったら…、いきなりの個展告知
皆様も驚かれたでしょうが、何が一番驚いたって、個展のお知らせをアップした途端、
どーんと観覧者数が跳ね上がったことです
大勢の方が、ブログを読んで下さっていたんですね ありがとうございました
暑すぎた夏、突然の冬。天候不順が続いております。
皆様におかれましては、お変わりございませんでしたでしょうか?
私はといえば、元気でした。色々な事が起こりましたが、それでも、元気でした。
東京に何年かぶりという、4月にミゾレが降り注いだ4月16日。
ずしっと肩に食い込む機材を抱え、寒さに震えながらソウルから帰国したこの日、この夜。
急激な寒暖差が、父の体にダメージを与えていたとは、考えも及ばなかった。
父が『 脳梗塞 』で倒れてから、半年余り。
次から次へと押し寄せる実務作業をこなしている内に、時間が過ぎ去ってしまったようで。
この間の事を、きちんと整理してお話し出来るのか、まったく自信はありません。
それでも、心の奥深くに鮮明に刻みつけられたシーンが、確かにあって。
そのことをお伝えして、無沙汰の非礼をお詫び申し上げたいと思います。
あの日、搬送先の救急病院で、父の治療もせずに放置しておきながら、
恫喝とごまかしを繰り返した若い医師達に。患者を幼児のように扱う看護師の態度に。
決して一歩も引いてはいけないと拳を握りしめた瞬間。(←殴るためではありませんよ!念のため。)
日本の医療問題を浮き彫りにしたような、最悪の病院から、父の奪還に尽力して下さった
ホームドクターが、転院先の病院を深夜に訪れて「ちょっと別件で近所に用があったから」
と言って帰って行かれた後ろ姿。(←こんな時間に、用なんてあるわけないでしょうにっ!)
一時的な錯乱状態に陥った父が、病院のベットから転落。頬を切ってしまう様子を見ながら
身体拘束同意書にサインをしなければならなかった、重苦しい時間。
それまで、つじつまの合わない会話を繰り返していたのに、私の顔を見るなり我に戻り、
「仕事はどうした?こんな所にいないで、仕事にいきなさい。」と言葉をかけてきた父。
(↑その時抱えていた仕事を乗り切れたのは、この言葉があったからなのだと、今なら分かります。)
これらの出来事が、私に、新規の撮影依頼を受けないことを、決心させました。
撮影の代わりはいても、父の症状が落ち着いて治療が軌道に乗るまで、サポートができる
人間は私以外にいない。どんな事態になろうとも、最善の介護環境を作り上げてみよう!
この後、嘘のような展開が待っているとは、思いもよらずに…。腹をくくりました!
転院2日目。点滴を付けながら、最初のリハビリが開始されました。
自分の仕事への誇りに溢れた理学療法士さん達が語りかける言葉を、理解しようと努める
父の態度から、何か良い方向に向かうのではないか、という予感はあったのですが。
立ち上がるのも無理と思われた状態から、まさか、杖1本で歩いて退院してくるとは!!!
子供の時から運動など一切せず、興味も示さなかった父が、体育会も真っ青のリハビリに
耐え抜いてしまうとは。さすがに、ここまでの奇跡は、予想もできませんでした。
半分麻痺した口で、「どれだけ早く、環境に適応出来るかが、リハビリの鍵なんだ!」と
得意げに語る父の表情を、きっと、いつまでも忘れないでしょう。
私は、今。仕事に復帰しています。
父の頑張り、どんな状況でも明るさを失わなかった母、遠くから駆けつけてくれた姉。
最初の医療ミスから、医療への信頼を取り戻してくれた転院先の先生方。そしてなにより
時に厳しく、粘り強く、機能回復にあらゆる手を尽くしてく下さった理学療法士の方々。
様々な手続きの全てに関わって下さったソーシャルワーカーさん。常に利用者の利益を
気にかけて、介護計画を立てて下さるケアーマネージャーさん。
一番辛いときにあって、温かい言葉で励ましてくれた友人、クライアントさん。
多くの人の援助の手が、私を撮影の現場に戻してくれたのだと、痛感しています。
本当に、本当にありがとうございました。
父の回復に背中を押してもらう形で、今年の最後を、個展で締め括ることとなりました。
私を支えて下さった全ての方へ、感謝を込めて、仕事で撮影した写真を展示致します。
年末の慌ただしい時期に、恐縮でございますが。御時間がございましたらお運び下さい。
会場で、ご指導ご鞭撻を頂きますようお願い申し上げます。
....................................................................................................................................................................
【彩食硯日】 食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の仕事
2010年12月9日(木)~19日(日) 期間中無休 11:00~19:00
《12月18日(土)17:00~ クロージングパーティを行います。》
会場: 自由が丘 STAGE 悠
東京都目黒区自由が丘1-23-16 (tel:03-3724-5877) 「自由が丘駅」から徒歩5分
....................................................................................................................................................................
今日の写真は、個展のDMに使用する写真を。2010年のスタートに東京ガス様
ショールムを飾った写真の内の1枚です。料理・スタイリング・撮影を行いました。
えー。7月以来ですか?長らくブログを放置致しまして、申し訳ございませんでした
再開したと思ったら…、いきなりの個展告知
皆様も驚かれたでしょうが、何が一番驚いたって、個展のお知らせをアップした途端、
どーんと観覧者数が跳ね上がったことです
大勢の方が、ブログを読んで下さっていたんですね ありがとうございました
暑すぎた夏、突然の冬。天候不順が続いております。
皆様におかれましては、お変わりございませんでしたでしょうか?
私はといえば、元気でした。色々な事が起こりましたが、それでも、元気でした。
東京に何年かぶりという、4月にミゾレが降り注いだ4月16日。
ずしっと肩に食い込む機材を抱え、寒さに震えながらソウルから帰国したこの日、この夜。
急激な寒暖差が、父の体にダメージを与えていたとは、考えも及ばなかった。
父が『 脳梗塞 』で倒れてから、半年余り。
次から次へと押し寄せる実務作業をこなしている内に、時間が過ぎ去ってしまったようで。
この間の事を、きちんと整理してお話し出来るのか、まったく自信はありません。
それでも、心の奥深くに鮮明に刻みつけられたシーンが、確かにあって。
そのことをお伝えして、無沙汰の非礼をお詫び申し上げたいと思います。
あの日、搬送先の救急病院で、父の治療もせずに放置しておきながら、
恫喝とごまかしを繰り返した若い医師達に。患者を幼児のように扱う看護師の態度に。
決して一歩も引いてはいけないと拳を握りしめた瞬間。(←殴るためではありませんよ!念のため。)
日本の医療問題を浮き彫りにしたような、最悪の病院から、父の奪還に尽力して下さった
ホームドクターが、転院先の病院を深夜に訪れて「ちょっと別件で近所に用があったから」
と言って帰って行かれた後ろ姿。(←こんな時間に、用なんてあるわけないでしょうにっ!)
一時的な錯乱状態に陥った父が、病院のベットから転落。頬を切ってしまう様子を見ながら
身体拘束同意書にサインをしなければならなかった、重苦しい時間。
それまで、つじつまの合わない会話を繰り返していたのに、私の顔を見るなり我に戻り、
「仕事はどうした?こんな所にいないで、仕事にいきなさい。」と言葉をかけてきた父。
(↑その時抱えていた仕事を乗り切れたのは、この言葉があったからなのだと、今なら分かります。)
これらの出来事が、私に、新規の撮影依頼を受けないことを、決心させました。
撮影の代わりはいても、父の症状が落ち着いて治療が軌道に乗るまで、サポートができる
人間は私以外にいない。どんな事態になろうとも、最善の介護環境を作り上げてみよう!
この後、嘘のような展開が待っているとは、思いもよらずに…。腹をくくりました!
転院2日目。点滴を付けながら、最初のリハビリが開始されました。
自分の仕事への誇りに溢れた理学療法士さん達が語りかける言葉を、理解しようと努める
父の態度から、何か良い方向に向かうのではないか、という予感はあったのですが。
立ち上がるのも無理と思われた状態から、まさか、杖1本で歩いて退院してくるとは!!!
子供の時から運動など一切せず、興味も示さなかった父が、体育会も真っ青のリハビリに
耐え抜いてしまうとは。さすがに、ここまでの奇跡は、予想もできませんでした。
半分麻痺した口で、「どれだけ早く、環境に適応出来るかが、リハビリの鍵なんだ!」と
得意げに語る父の表情を、きっと、いつまでも忘れないでしょう。
私は、今。仕事に復帰しています。
父の頑張り、どんな状況でも明るさを失わなかった母、遠くから駆けつけてくれた姉。
最初の医療ミスから、医療への信頼を取り戻してくれた転院先の先生方。そしてなにより
時に厳しく、粘り強く、機能回復にあらゆる手を尽くしてく下さった理学療法士の方々。
様々な手続きの全てに関わって下さったソーシャルワーカーさん。常に利用者の利益を
気にかけて、介護計画を立てて下さるケアーマネージャーさん。
一番辛いときにあって、温かい言葉で励ましてくれた友人、クライアントさん。
多くの人の援助の手が、私を撮影の現場に戻してくれたのだと、痛感しています。
本当に、本当にありがとうございました。
父の回復に背中を押してもらう形で、今年の最後を、個展で締め括ることとなりました。
私を支えて下さった全ての方へ、感謝を込めて、仕事で撮影した写真を展示致します。
年末の慌ただしい時期に、恐縮でございますが。御時間がございましたらお運び下さい。
会場で、ご指導ご鞭撻を頂きますようお願い申し上げます。
....................................................................................................................................................................
【彩食硯日】 食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の仕事
2010年12月9日(木)~19日(日) 期間中無休 11:00~19:00
《12月18日(土)17:00~ クロージングパーティを行います。》
会場: 自由が丘 STAGE 悠
東京都目黒区自由が丘1-23-16 (tel:03-3724-5877) 「自由が丘駅」から徒歩5分
....................................................................................................................................................................
今日の写真は、個展のDMに使用する写真を。2010年のスタートに東京ガス様
ショールムを飾った写真の内の1枚です。料理・スタイリング・撮影を行いました。
ツィッターでは、いつもお世話になっております。
ブログまでコメントを頂きありがとうございました!
家族が倒れると、動転してしまいますよね。
予告があるのも何ですが、だいたい、いつも突然なもので。
多くの方に助けて頂き、文字通り救って頂きました。
どうやってご恩に報いたらよいか分かりませんが、いつか人の助けになるよう、精進したいと思っております。
こんばんは、知新です。
本当に御無沙汰してしまって、すみません。
おなつかしいです!お元気ですか?
実は昨年の5月にパソコンがクラッシュしてしまい、
友人、知人、クライアントさん、全てのアドレスが飛んでしまって、未だに修復ができていないのです。
すみません、わざわざコメントを寄せて下さってありがとうございました。
もしよろしかったら、お手透きの際に、私宛にメールを下さい。
よろしくお願い申し上げます。
いつも携帯でツィートしているので、個展と写真講座の詳細を確認したいと思い、PCからアクセスしたら・・・なんと、そんなことがあったのですね!
いつも明るく、内容の濃いツィートをして下さる背景で、こんな事が起こっていたとは・・・
私も、父が倒れた経験があるので、何とも胸がいっぱいになり、コメントさせて頂きました。
お父様、元気になられて良かった^^
個展、楽しみにしています。
苦難を乗り越えられた充実感が爽やかです。
振り返ってみると
ダメダメデザイナーな俺は、温さんの完璧な写真に助けられてきました。
限界を感じでデザインからは引退しましたが、温さんとの仕事は今でも代表作としてクライアントの語りぐさです。
才能と根性、天は二物を与えましたね。
個展に伺います。準備でお忙しいでしょうが、体をいたわって下さい。
コメントありがとうございます!
この、若者言葉(!?)は…。
やばくない?(詫)
いつも和ませてくれてありがとう!
個展、御時間があったら是非。
お目にかかれると、まじで嬉しいです!
もともとしっかりしたひとで、立派さ半端ないとひそかに尊敬していましたけど
この乗り越え感、やばいよ!
写真展、行くよ!温ちゃんの熱い語りを浴びたいな
>あやママさん
ツイッター、くだらないことばかりつぶやいててすみませ~ん!
お読み下さってありがとうございます!
大判女子養成講座は、大判カメラを見たことがない方もOKですよ~!ウエルカムです!
大判で、カメラの構造を分解して理解しましょう!
一眼レフの撮影にも、助けになると思います!
どうぞよろしくお願いします!
いつもブログを読んで下さってありがとうございます!
要所要所で、コメントを頂き嬉しいです!
ありがとうございました。
ご心配をお掛けしました。
ありがとうございました。
うーん。未来を引っ張るんですかぁ?(笑)
>takaさん
不思議と復帰出来ないという不安はなかったのです。脳天気が幸いしたかな?
本当に、父に助けてもらいました。
幾つになっても、親の世話になってるのは私。(笑)
>まりもさん
照れます!(笑)
でも、ほめられて伸びる子です!
ありがとうございました。
何をおっしゃいますやらー。
どれだけクライアントさんに助けて頂いたかわかりませんよ!
いつも、気持ちよく仕事ができるようにお心遣い頂きありがとうございます。
良い個展にしたいです!
リーさんがいてくれるから、頑張れたんですよ~。
介護保険のアドバイスも助かりました!
本当にありがとうございました。
皆様に楽しんで頂けるよう、頑張りますね!
コメントありがとうございます!
もしかして東京へお越し下さるのですか!
すごく嬉しいです!のですが。
くれぐれもご無理のないようになさって下さいね。
12/13講座決定します!(即決)
参加したい講座をお知らせ下さいね。
ツイッター楽しく読んでました。
登録が難しくて仲間に入れませんけど、先生のツイッターは面白いです。
先生の個展、伺います。
それに写真講座、受講出来ると嬉しいです。
一眼レフの講座が興味があります。
大判カメラの講座は、全く分からないのですが出席しても大丈夫でしょうか?
一度、大判カメラというものを見てみたいです。
よろしくお願いします。
貴女のありがとうには、感謝の気持ちが溢れていて伝わります。
元気に復帰して下さってありがとう!
ガンバレ、ずっと応援しているよ。
写真も人としても一流だ。
温ちゃんが写真の未来を引っ張るんだぞ!
個展の盛会をお祈りしてます。
お父上が、温ちゃんを仕事の現場へ戻してくれたんだな。
ちょっと感激して言葉が出てこない。
お父様も知新さんも、すごい素敵。
よく頑張られましたね。知新さんは人として一流です。
ますますのご活躍を。応援しています。
ブログ拝見しました。
こんなにお父様が大変な中、あれだけ手の込んだ撮影をして下さったなんて!
温さんのお仕事は、こんなにまでやってくださるなんて、私どもでは想像も付かないほどの完成度なので、お仕事をご一緒したときは、涙ぐみそうになるほど感動してしまいます。
心がこもっている仕事といいますが、温さんは魂が込められているような気がします。
温さんに出会えたことに感謝します。どうかお体を大事になさって、個展の成功をお祈り申し上げます。
よくぞ幾多の困難を耐え抜きましたね。
お父様のご回復ぶりには驚くばかりでした。
いつも遠くから見つめていますよ。
個展のご成功をお祈りしております。
ほっと致しました。
12月13日(月)希望。